こども達の心をもっとあたたかく守りたくて愛したくてリトルエレファントをはじめました
ともこおねえさんの「ぞうさん日記」

http://ameblo.jp/little-elephant-tomoko/
現在はアメーバブログで更新中です
こどもの心、商品、ぞうさん文庫、おいしい食べ物etc,カテゴリー別になっています
*フェイスBookやアメーバブログでご紹介している商品も通信販売できます*



今年も深紅の蔓バラが咲き始めています!
 
そして…

夏の日 窓には朝顔の日除け
蒼い朝顔は夕方にはピンク色に変わります。

夜の時間は作る仕事を兼ねて静かに流れていきます

ご来店心よりお待ちしています!

お便りは、こちらへどうぞ↓
little-elephant@little-elephant-shop.com

2013年4月2日(火)雨 今日はリトルエレファントの誕生日
こんにちは!今日は田舎風のお店Little Elephantの18歳のお誕生日です!!! 雨降りですが今日も自転車に乗って、お掃除、お花のお世話から新しい一日がはじまりました。リトルエレファントで過ごすことのできたかけがえのない月日は、出会ったすべての人の優しさに支えられて…感謝です:))さて!!!本日リトルエレファントHPよりご注文のお客様へは、何かその方へ心を込めて…スペシャルな品をお作りして…添えさせて頂きたく思いました。何が届くかどうぞお楽しみになさってください。


2013年3月24日(日)「0歳まえからのコンサート」大石亜矢子ピアノ弾き語り
私は歌が大好きです。心にあたたかくそっと届く歌が大好きです。今日はシンガーソングライター大石亜矢子さんのコンサートへ行ってきました。ともこおねえさんが弱力ながらメイクやドレスをたたんだり控え室の鍵をしめたり…身の回りの補助をさせて頂いたのです、とても幸せな時間を頂きました…感謝。場所は葛飾シンフォニーヒルズ・アイリスホール。全盲の亜矢子さんには9か月と2歳になったばかりのお子さんがおられます。旦那様は「全盲の僕が弁護士になった理由」を昨年出版された大胡田誠さんです。リトルエレファントの近所に2年前にお引越しされ出会いました。自立して人の助けを借りず4人でお健やかに生活されています…「ありがたい」と言いながら。今日は亜矢子さんの約1.5時間ピアノの弾き語り&MC…盲...導犬への対し方のクイズなどで盛り上がりました:)ピアノの下の床に伏せているのはお仕事中の盲導犬セロシアです。客席の前は小さな子供たちが床に座る桟敷席。童謡、オリジナルの楽曲、カッチーニのアベ・マリア、ジブリアニメメドレーetc. 小さな子どもたちは一緒に大きな声で歌ったり身体をゆすったり…最後までノリノリ!一緒にいる私は幸せ気分いっぱい!「大きな古時計♪」では涙が…最後アカペラで歌いはじめられた「花は咲く♪」は私の心にしんと光る雫が落ちていくように感じました←亜矢子さんが歌うと歌詞の真実性が輝くのだと、そのような、生きて真剣に感じる言葉が少ないのが現代だから、でも私は人の関係に「愛ある美しい言葉と発する本人の一致」はとても大切だと思っています、小さな子供たちには多くの本物体験をして違いを知ってほしいと思っています。さて今日のともこお姉さんの役割は弱力ながら亜矢子さんのメークやフィッティング身の回りの補助をさせて頂き…その上、大好きな歌も聴けて至福でした学びでした。お声をかけて快く引き受けて下さった技のKCさん、髪に留めた美しい生花のアレンジメントを作ってくださったNYさん素敵でした:))) 企画されたのは葛飾区の女性たちです。羨ましくなりました。東京23区、他県でも亜矢子さんの今回のセットリストでコンサートが開催されると素晴らしいのに…と、心から願っています。亜矢子さんの包容力あるあたたかい歌声、やんちゃな歌声、透明感ある歌声…しっかりした不思議な魅力。体験しないとわかりません。みんなに知らせたいなと心から思いました。
…演奏中、床に伏せているのは、盲導犬のセロシアです。

2013年3月17日(日)晴れ 日曜日の午後は幸せがいっぱい
日曜日の午後、かわいい赤ちゃんがベビーカーにのってパパとママと一緒にお店に来て下さいました。ママがいろいろ選んだお洋服、パパと相談して、ご購入して下さいました。リトルエレファントのソファーでくるりと寝返りが上手でびっくりしました。7か月です。お洋服はもう80cmで大丈夫です。あんまり可愛いのでお写真を撮らせて頂きました。優しい色合いのお洋服がとてもよく似合っています〜赤ちゃんに着ていただく可愛い姿を心いっぱい想像しながら展示会で注文いたしますので、 私が気にいったお洋服をママが気に入ってくださって、実際に赤ちゃんが着て、その可愛い姿を見ることのできる私は幸せ者だと思いました…感謝。また、今日は、お腹の中にいるときからのご近所のちっちゃなお友達がパパとママと一緒に幼稚園の卒園の後、晴れ姿を見せに立ち寄って下さいました。制服の胸に赤い薔薇の花をつけて…、幼稚園の制服の紺色の帽子も…今日で卒業。大きくなったな〜と、胸がじ〜んと致しました。卒園・卒業された皆さま、おめでとうございます。

2013年1月31日(木)晴 本のイラスト描きました。本日発売日!!!

「ママと子どものLove&Healing 愛がまっすぐに届く子育て瞑想」
隈部律子著 159頁 セルバ出版

著者の隈部律子さんは熊本の古民家で身体や心人間関係の改善のサポートをされています。
第1章 ママの心をととのえる瞑想
第2章 ママの心に愛を取り戻そう
第3章 ママの力をよみがえらせよう
第4章 ママの気持ちを取り戻そう
第5章 子どもの芽がぐんぐん伸びる愛の言葉

写真右は、著者がご自分で手作りされたブックカバー付きです。私が描いたお花の絵がうっすらとプリントされています。リトルエレファントでご購入の方に、著者から愛を込めての贈り物なのです。1冊1300yen(1365)。お広め頂けましたらとても嬉しいです。

私が大好きなのは97ページ「子どもの心の世界」です。皆さんにも読んで欲しいです。実際に声に出して読んで、耳からその温かい言葉を聞くと、とっても心地良くて素敵な気持ちになってきます。どのページも、そんな風に、開いては、声に出して読んで、耳から聞いて、言葉を心で感じる…これは、本当に大切な心のごはんです。栄養です。私が尊敬する子供の本の大家、松居直氏の言葉で、私が20歳のころに読んだものでずっと私の心に大切にある言葉で少し違っているかもしれませんが、「文字は目から脳に入り知識になります。あたたかな人の言葉は声として耳から心に入ります。心を育てるのは言葉です。心を育てるのは知識ではなく言葉です。」私がずっと絵本の読み聞かせをしているのは、この松居先生の言葉が何よりも大切だからです。現代では絵本が好きだった子供もいつの間にか受験競争やテストのために知識をたくさん入れて点数を高くとることが目標になってしまう。そんな世の中で私は「人の言葉は子供の心を育てる温かな陽の光であれ」と思っています。

さて、ママの心が満ち足りるていると子供は凄く幸せでパパも幸せ…それがつまりあたたかな家庭です。安心な家庭です。生まれてきた赤ちゃんの、命のはじまりの柔らかな心と身体には、あったかい毛布のようなママの愛がどれほど栄養になるでしょう。しかし時に日常は目まぐるしくて、体調が悪い日もあるし、生活費のやりくり、子供がママを独占して休ませてくれないし、子供の怪我に動揺したり、心配事が増えたり何か失敗をしてしまったり…ママは生身の人間です、深呼吸して肩こりや腰の痛みも解消したいし、様々な手続きも休みのないママの日常で上手にこなしていかないとならないのです。ママの心に圧迫感があって、身体が緊張していたら、子供はそれを無意識に察知して不安を感じママをもっと自分にひきつけようとするでしょう。大泣きするかもしれません。病気になることもあるでしょう。ママを信頼して体当たりだってしてくる。そんな子供をいつも大きく腕を広げて受け止めることができたらいいけど。…ママも疲れるときがあります。ママたちへ何か心を温かくする本当に良いものはないかな、何かもっと私にできることはないかな?と考えていました。昨年は恩師への手紙にもそんな事を書きました。そんなとき「絵は、ともこさんに絵を描いてほしいなぁと…漠然と思っておりました」と、著者から連絡がありました。どんな文章をお書きになったのかと、添付された原稿に目を通すと、私が大好きな心にイメージする言葉の数々でした。自分の軸を地球の軸に戻してくれる言葉の数々でした。日本では教育やおけいこには熱心ですが、私ができることがあれば、そうでなく、もっと心の栄養に光を当てた、もっとナチュラルで、自然と人間とが調和した美しい地球…人々の暮らしが穏やかな平和な世界がしみじみと感じられるものがいい。命を尊く思い、自分の心を見つめて他者を思いやっていきいきと生ききる…今自分に与えられた一回限りの自分の命を生きているのだから。
私の理想を別の形で進行しておられた著者の隈部律子さん、感謝です。
●著者の隈部律子さんはアロマセラピスト、ヒプノセラピスト、現在、熊本の古民家「ミッシェルガーデン」で身体や心人間関係の改善のサポートを潜在意識のプログラムでされています。http://michelgarden.com/   いつか行ってみたいですね!

2013年1月28日(月)晴れ 角野栄子さんの講演
昨日は童話作家の角野栄子さんの講演があり、成城まで行ってまいりました。私は小さい頃から童話の創作が大好きで、角野先生の創作講座の受講生だったのです。10年くらい?月2回の講座は至福の時、素敵な夜の時間でした。角野先生のお話しを聞き優しいお人柄に直接触れることのできた年月、私の創作童話を見て頂いたことは今考えてみても、どれほど貴重な時であったことかと思います。角野栄子さんは1959年25歳の時、2か月の船旅でブラジルへ渡ります。近くに住むブラジルの少年に言葉を教えてもらいながら2年間の移民生活の後、帰国し子育ての時を持ち、童話作家になられたのは確か40歳を過ぎてから。まだ作家になる以前、童話を書いては何度書き直してもそれが大好きだった、と言われました。娘さんが12歳の時描いた絵に、魔女の女の子が乗った箒にラジオがぶらさがっていて、♪音符の絵が描いてあった…それが「魔女の宅急便」のはじまりだったと。以後40年間書き続け、今年は「ナーダという名の少女」という童話が角川書店から出版されるそうです。角野先生の作品には、生きる事、別れること、死、一生懸命自力で生活すること、想像すること、人間の強い面も弱い面も生き生きと明るく登場するのがとても気持ち良く心が添います。創作はしてみると、たやすいことではありません。アイデアや発想の転換が湧水のように溢れだす角野先生の脳は、どれほど活発に活動しておられるのでしょう、私は背筋を正さねばならない想いにかられて帰ってきました。さて、ある人は、大好きなご主人に守られて赤ちゃんを育てることが、自分の一番の夢で、子どもの成長が何よりの幸せ…夢が叶って満ち溢れた生活をされているでしょう。又、ある人は、したかったことを諦めなければならなくて心残りながら無理なものはしょうがないと子育て真っ只中。ある人は、仕事、子育て、多忙過ぎる感じだけど充実した日々。どれも自分が選んだ生活です。今が至福と思わなきゃつまらないです。幸せ感を充分に味わって過ごして下さいね。角野栄子さんは、お子さんが病気で寝ているときはそばに座って見守りながら、画板の上に紙を置いて童話の創作を続けておられたのです。作家になると決まっていないずっと前の時です。他の人と状況と比較するのではなく、自分の生活条件の中で上手にやりくりして笑顔で日々を送ることが…できたらいいですね。ママとパパの笑顔はお子さんの心の一番の栄養だと思います。

さて、私は毎日ノートに、今日しなければならないこと、したいことを箇条書き日記風メモをしています。たとえば、
□小さい花瓶を洗う
□○○さんから頂いたお手紙に返事を書く
実行したら□(四角)にチェックを入れます。日常のどんな些細なことでも、思いつくままに書きます。そして、やり終えて、やった!と確認のために入れるチェックは、気持ちいいものです。そして、その日あったことなども書き添えておきます。時間に押し流され漂流してしまうような感覚がなくなって、自分の頭で考え自分の足で歩く実感は大切です。生活のディテイルがはっきりしますよ。おすすめします。
…講演の会場は成城にありました。目黒から電車で30分ほどのところでした。低層の戸建住宅が並ぶ穏やかな地域でした。講演後、駅の二階のカフェで友らと語り合ったのですが、窓から日没が見え、富士山の山影がくっきりと見えました。ほんの少し場所が違うだけで、空が開け歩く視野に山々が見える場所があることを知りました。はっとさせられました。


2013年1月18日(金) 尊い贈り物
子供のころ私には、日曜ごとに素敵なお話しを語って下さる、おじいさん先生がいました。その先生に聞いたお話です。ある国のお話で、尊い贈り物をしたときにだけ教会の塔の鐘が自然に鳴り響く…という噂が広まり、遠くから人々がその教会にやってきては、長い行列をつくり、金銀宝石を台に置くのでした。お金持ちが財産を台の上に、どさりと置いても、塔のてっぺんにある鐘はなりません。美しい女性が誰も見たことのない宝石を、きらきらと台の上に置いても、鐘はなりません。ある日のこと、遠くから歩いて、やっとたどり着いたような、よごれてみすぼらしい身なりをした幼い兄弟が、そっと台の上に「あるものを」置きました。みんなが、なんだあんなもの!と、せせら笑いました。するとどうでしょう、高い塔のてっぺんから静かに荘厳な鐘の音が静かに響きはじめたのでした…。聞いた話ですが、子供の時に一度だけ聞いて、そのおじいさん先生が語る声も、優しい表情も、まるで今そこにいるように思い出せるのに、そのお話しのディテイル詳細はすっかり私の記憶から抜け落ちています。今ここに書いたお話は私がイメージするところの再話です。語り継がれる有名なお話でしょうからNETで検索すればお話しはすっかりわかると思うのですが、私はどうしてもNETで検索する気分になれないのです。兄弟が台の上に置いたものは何だったのだろうか?兄弟が鐘へと導かれた理由は何だったのだろうか?忘却の彼方にあるほうが、なんとなく私にはいいのです。兄弟が置いたものと同じ物を、別の人が置いたとしても、鐘は鳴ることはないからです。そして私はこのお話しを想い出すたび、見えない贈り物と、このお話しを想像して楽しむことができるからです。

さて、お客様から大切な贈り物をお作りするご注文を承りました。受け取る方のお好きな小鳥をモチーフにして元気な赤を基調にして…お店で二人でいろいろお話しました。それから日がたって、そのお客様のご依頼の作品を作る順番がやってきて、心の奥から汲み出すように作り始めました。
…お名前はどこに刺繍しようかな?と瞑想していると、どうしても、お名前は大きな木の根っこなのでした。そして、ポーチとなりました。ご注文主様と私の心が、受け取られる方の心へとあたたかく届きますように…。



2013年1月14日(月)祝日 東京は初雪です。大雪です。
積もった雪をザックザック踏んでリトルエレファントにやってきました。いつもは自転車なので歩きは久しぶりでした。雪は凄い勢いで降っていて、明日になれば自然の息吹が人工の都市をすっぽりと覆いつくしてしまうかもしれません。今朝は暮れから読んでいた14歳で猟奇的な殺人を犯した少年Aの神戸連続児童殺傷事件に纏わる一連の本の最後に選んだ本を読み終えました。7冊です。読み終えて、ふと窓に掛かったブラインドの紐を引くと窓の向こうに真っ白な雪が降っていました。私にとって、その時、グレーの空から降り続く真っ白な雪は象徴的でした。しばらく見つめていました。さて今朝読んだ本の前に読んだ「少年A 矯正2500日全記録」の文章で個人的に驚く記述がありました。少年Aが医療少年院に収容され、家族のはじまりから温かくやり直すというプログラムで、治療に子どもと同じ大きさと重さの人形を抱かせ、生命の重さを実感させ、成長の過程と時間の長さを考えさせる…という記述があったです。その文章が突然私の目に飛び込んできて、すっかり驚いてしまいました。この人形は?それまで身長と体重を合わせた人形は世の中にはなかったので、もしかしたら私が作ったベビードールなのかしら?胸がどきどきしてしまいました。そうでないにしても、その記述が私の考えと同じでしたので、とても不思議な気持ちになりました。それだけでなくその本の終わりのほうには名前も読み飛ばしてしまっていた、医療院の廊下で、すれ違いざまに少年A自らが声をかけたというエルナンデス神父が、数日前にご近所にお住まいの方と新年の挨拶をしていた際、話の流れが私の読書になり、私が毎年クリスマスにお見かけしお話しを聞いていた小さな子供たちに大切なお話と贈り物をされているサンタクロースが、そのエルナンデスさんだったということ知りました。そのエルナンデスさんが少年Aと対話されていた人だったということを1997〜2013年の時を経てやっと知ったのです。なんと長い考えに充分な時間が私に与えられたことでしょう…。私は、お作りしているベビードールができあがり、胸に抱くとき、言葉にはできない深い重みを感じます。命の尊さを意識して感じることは、人が生きていく上で最も必要なことと思わずにはいられません。今日は真っ白な雪が次から次に降り続き人の世界を白く埋め尽くしています。14歳で初めてベビードールを作り、1995年にリトルエレファントを始め、1996年からベビードールを販売した私にとって2013年の今日の初雪は、そういうことだったのですよ、と見守られているような温かなエンディングのシーンのような日となりました。雪が降り続いてできる雪道の遥か彼方、春の野辺への始まりの道へ…と続くのでしょう。
…お店の窓です。日記を書いているうちに、静かだったお店の前の道で近所の子供たちが雪遊びをはじめました。可愛い声が小鳥のさえずりのように聞こえてきます。

2013年1月7日(月) 年賀状
お年賀状をお送りくださった方へ、ありがとうございました<(_ _)>

2013年1月1日(火)晴 明けましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。東京は穏やかに晴れて静かな元旦です。車も人もすっかり減って、とっても静かです。午後にお店にきて、隅々まで掃除機をかけました。それからヴァイオリンの練習をしました。ヴァイオリンの練習をしていると、人間は、どういうものかをよく考えます。初めて弾く楽譜を見たとき…これを弾くのは無理と思います。先生に一回弾いて頂いて…あぁ〜絶対無理、難しくて私には弾けない…と思います。それでもリトルエレファントで毎晩気を取り直して、はじまりの一小節を幾度も繰り返しながら、少しづつ指を慣らしていき、二小節目、三小節目と弾ける小節を増やしていきます。いつしか、私は遅いので一か月以上もかかりますが、絶対無理と思った楽曲が弾けるようになります。少しづつ弾けるようになっていくその過程はとても楽しくて音色も美しいヴァイオリン…私は大好きです。そのことを想うと、小さな子供が生まれてから様々身につけていく成長の過程は天才?と思いますが…、人間にははじめから与えられたソフトがあるということですね。ものすごく感度のいい、計り知れないその人間のソフトをパパとママは大切に見守り健全に育ててくださいね。新しい年に、皆様のお幸せをお祈りしています。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
…元旦の夕暮れです。リトルエレファントの近く…私が毎日眺める窓からの景色です。いつもお店におりますので夕暮れの景色が見られるのは年に一回ですね。
。新しい年に、皆様のお幸せをお祈りしています。本年もどうぞ宜しくお願いし上げます。
2012年12月31日(月)曇り  いよいよ大晦日
こんばんは!年越蕎麦は食べましたか?お節料理、お餅、お雑煮の準備は整いましたか?お年玉は?ママやパパ、おじいちゃま、おばあちゃま、お子さまたちに楽しいお正月がやってきますように!…いよいよ2012年がおわりますね。なんだか感無量です。経済事情の良くない今年は、風に飛ばされそうな小さなリトルエレファントは持ちこたえられるかな?の現実を胸に秘めて、日本にたくさんあるお店の中からわざわざリトルエレファントを選んで私に注文してくださるお客様のご期待に応えられるように、一生懸命時間をかけて感謝の気持ちをいっぱいにして作品を作り続けておりました。お店を毎日あけることができたのは、遠くからご注文して下さるお客様、お店にいらしてお買い物をして下さるお客様のお蔭です。グリーティングカードに励ましの詩を書いて下さる優しいお客様、私の息抜きにお茶とお菓子をもって訪ねてきて話を聞いてくれる優しい友達、心配してくれるお友達、優しく声をかけてくれるご近所の皆さん、展示会でお昼のお弁当をだして下さるお取引先の方々…みな様のお陰です。お客様の電話の優しい声やメールでの思いやり深い優しい文章、ドアを開けて入っていらっしゃるときの笑顔や元気な声、子供たちのはじけそうな命の輝き、お子さんたちとの対話、それらがみな私を支えてくれました。私の喜びでした。感謝です。また、今年は借りていたお店の戸建建物の家主さんが急に替わって、契約書の難しい内容や家主さんとの手続きに戸惑って、夜も眠れなくなってしまった不安な私を小学校時代の先生が紹介してくれた小学校の時の同級生で司法書士の仕事をしている友達…玉井くん、忙しいのに丁寧に何度も教えて下さり、ありがとうございました。赤ちゃんと子供たちの田舎風のお店アトリエ、リトルエレファントで、これからもずうっと、大切な言葉を風に聞く野の草のようでありたいと願っています。皆様ありがとうございました。リトルエレファントは私一人でしておりますので、お客様は時に私の大切なお友達と感じております。また赤ちゃんを直接お育てになっていらっしゃる大切な人たちと思い敬意を持っております。これからももっと命や心の感じられる素朴で身近な作品を作っていきたいと思っています。作品のアイデアやご助言などがございましたらぜひいつでもお寄せくださいl。嬉しいです。作品作りに生かしたいと思っております。本年はどうもありがとうございました。皆様のお幸せをお祈りしています<(_ _)>
…お店の斜め前にある京都のお料理屋「こじま」さんから少し前に頂戴したお節料理の煮物。職人がこだわる本物は私が選ぶ食材とは違います…と〜っても美味しそうです。今晩食べたい気分です^^!

2012年12月29日(土)晴れ  お年玉
業務連絡〜l0l…メールの送受信がエラーになるお客様へ、もしTwitterをされていらっしゃるようでしたらご連絡ください。DMで返信ができると思いました。お電話料金が節約できると思いましたのでお知らせ申し上げます。Twitterのともこおねえさんは、お仕事から離れたスタンスでプライベートのつぶやきをしております^^;そのためリトルエレファントのHPで紹介させて頂いておりませんでした。ご理解ご了承のほど宜しくお願い申し上げます<(_ _)>

さて、本日、お客様といろいろお話ししていて、もうすぐお正月といえば「お年玉」の話になりました。私はお年玉については「お金」というものを、あげる、もらう、ためというより、子供がきちんとご両親や、おじいちゃま、おばあちゃま、お客様の前に正座して、両手をついて「あけましておめでとうございます今年も宜しくお願いします」という新年のご挨拶がふざけずに真摯にできる儀式のごほうび?可愛くいてくれてありがとう…未来の社会を良くしながら誠実に生きて下さいね。の思いを託したポチ袋だと思っています。今日いらしたお客様は、アイデアが閃いて、赤ちゃんにはお金よりも、大きなポチ袋を手作りして、その中に喜ぶものを入れてあげよう!と思い、やっているかしら?とリトルエレファントに赤ちゃんが喜ぶものを探しに来て下さったのでした。自らもとてもそのことを楽しんでいらっしゃるのが伝わってきました。雑音や騒音のような愛でなく、赤ちゃんに対して心と思いを尽くしておられることが伝わってきました。私は本当に嬉しく思いました。それが人間の赤ちゃんに対しての畏敬の態度だと思いました。人間の赤ちゃんは、オオカミに育てられればオオカミになってしまう存在です。温かい心の眼差しで赤ちゃんを見つめ温かい両手で包めば、温かく思いやりのある人間になるのです。物が溢れる現代に、また、経済の情勢の低迷する日本で、まだ労働というものを知らず、大人から頂いたお年玉の金額を「量」で自慢する子よりも、お正月のピンとした空気と新しい年の始まりの日に、大人から手渡される「ぽち袋」のほうが中身よりも好きで、もらうときに「わくわくする気持ち」のほうがお金よりポチ袋より好きな子供のほうが…私は、どうしても好きです。
…できたての麻の母子手帳ケースパパママLoveとスタイです。明日お客様へお渡しします。


2012年12月28日(金)雨 リトルエレファントは31日まで営業します。
東京は午後から雨降りになりました。本日はお作りしたベビードールと麻の母子手帳ケースを発送致しました。配達のお兄さんが今年ラストの集荷です。と言われて、元気に年末の挨拶をして下さいました。私がPCの扱いに困ったときに助けに来て下さる近所の会社のお兄さんがやってきて、今日は仕事納めですと挨拶して下さいました。お仕事をされている赤ちゃんのパパたちもきっと同じようにお家に帰るのを楽しみにして過ごされていらっしゃることでしょう。お正月休みがすぐそこで、わくわくした気持ちが伝わってきました。
…できたての、かわいいベビードールです。
…パパとママのお名前も手刺繍した麻の母子手帳ケースパパ&ママLoveです。
p.s.麻の母子手帳ケースを注文して下さったS様へ、発送のお知らせをメール致しましたが、もしまたメールが届かない場合もあるかと思いました。明日が配達日です。どうぞお楽しみになさって下さい。


2012年12月26日(水)晴れ  サンタさん来ましたか?
「ぼくね、サンタさんからプレゼントもらったよ!」生命力に満ち溢れた元気いっぱいな声…今日リトルエレファントでその声を聞くことができたのがサンタさんから私へのプレゼントです。皆様のご家庭ではどんな心温かいクリスマスのドラマが繰り広げられたことでしょうか?昨夜は、友達がお店まで持ってきて下さったジンジャーケーキ…に添えてあった蝋燭に火を灯してクリスマスを感謝して… 蝋燭に火を灯したのは、友達が箱についていた細い白い棒を私が「ろうそくじゃない?」と聞いたら、「ろうそくじゃないんじゃない」というので、好奇心で深夜に一人確かめたくもあり、です。好奇心+探究心=大切です。 夜遅くTVでタイタニックのドキュメントを身体が凍りつきそうに見ながら美味しく頂きました<(_ _)> ジンジャーケーキは生姜とクローブの味がして、ものすごく美味しかったです。ケーキの蝋燭に火をともしたのは、何十年ぶりかも知れないな〜と思っていました。子供のころ以来です。小さなお子さんのいらっしゃるご家庭では、蝋燭を立ててケーキを食べたり、歌を歌ったり、ご馳走を作ってみんなで食べて、サンタさんがやってきて…ご両親は子供によってたくさんの幸せをもらえる存在なのですね、世界一幸せな人たちと、しみじみ思いました。



2012年12月24日(月)晴れ  メリークリスマス!
…き〜よし〜こ〜のよ〜る〜 じんぐるじんぐる ぺれっとちゃんが大きなどんぐりジンジャーケーキといっしょに雪山からソリですべっておりてきました。今夜みなさまのところに幸せが配られますよ!


2012年12月21日(金) 曇  クリスマスラッピング
寒い日が続きますが、お元気ですか?今日は冬至なので、ゆず湯を準備していらっしゃる方、いらっしゃるのではないでしょうか?お家は心が安らぐあたたかい場所。台所からおいしい匂いがする場所。がいいですね。
…クリスマスラッピングのリボンを今日は毛糸にしてみました。寒さが際立って感じたからです。毛糸ってとても可愛いし暖かそうだからです。それに、なんだか毛糸に優しい心があるように感じたからです。私の選んだクリスマスのラッピングペーパーは残りがわずかになりました。幸運な方はあと数名です^ ^ !

2012年12月15日(土)雨 雨の音 小鳥の声
今お作りしているオーダーメイドの作品です。パーツごとの部品を布を裁って縫って作って、今は刺繍糸の色を少し眺めているところです。微妙な色の違いで雰囲気が変わりますので、少し時間をかけています。手刺繍ができたら、組み立てていきます。小さなファスナーポケットもつくるので少し難しいですが…小雨の冬の東京で私の耳に聞こえてくるのは小鳥が鳴き交わす声ばかりです。静かな土曜日に落ち着いて作品作りをしています。皆様は何をされていますか?

2012年12月9日(日)晴れ お店のドア
日曜の午後の陽光です。今PCで日記を書いている机から見えるリトルエレファントのお店の午後の扉です。暖色ですが、とても寒いです。寒さが線を越えたのでしょう、今日近くの銀杏並木が鮮やかな黄色に染まっていました。お店に来ると、また赤い落ち葉がドアの前にありました。拾ってまた入り口のドアのガラスにセロテープで貼りました。地域によっては大雪のところもあるようなのでどうぞ、滑って転ばないように気をつけて下さいね。今日のお店は静かな一日でした、厚着をして暖房をつけていないので空気も静かです。小学校一年の時の同級生がふらりと立ち寄りました。私が読んでいる本をテーマに少し話をしました。その前に読んでいた本の「子どものシグナル」の最後の章に少し触れていたので、詳しく考えてみようと思い、「少年A」について静かに読み進む私の年の暮れなのです。事件の内容が残虐なのでどうしても気が沈んでいってしまいます。「残虐」は私の一番のアキレスで映画のシーンは直視できず、目も耳も両手で塞がないではいられませんのに。さて、やってきた同級生が言うには、女の人にはないかもしれないけれど、男性は内に凶暴の力を秘めている…25人に一人は凶暴性を出す人で、人類はその強さで氷河期を生き延びた…←私はそのあたりまできた推論には少し不信感。同級生は男性です。ふとやってきていろいろ軽くお話しができるリトルエレファントは私の思考の場でもあります。今回は加害者の両親の本を読みましたが、少年Aの周りの友達や学校の先生がなんとなく気づいている少年の異常さを、ご両親は気づかないのですね。少年が嘘をつくし、家では違う側面を見せていたのでしょうか?学校の友達への暴力事件をきっかけに少年Aと母は学校からの紹介で児童相談所へ通いますが事態は最悪になりました。事実の詳細を目で追うと私は泥水を飲んだみたいに気分が悪くなってしまって…。お子さんを持つ方でしたら、この事件をわが身にスライドさせて自分もこの状況になり得るかもしれないと震撼させた恐ろしい事件だったのではないでしょうか?相手に対しての恨みではなく、死に対しての興味&実験…11〜14歳に残虐性の虜になってしまった少年A、神戸で起きた事件。巻き込まれた方々の痛みに言葉がみつけられません。心の平穏を祈ります。私は小さな子供たちが生まれた瞬間からご両親や周りの人々に温かく愛されて育つことが、暴力が消える道だと思っています。人間は生まれてすぐ大人の態度や表情、声を体験しながら学んでいきます。してはいけないことも学んでいきます。試される大人は、その時の一瞬一瞬に子供と真正面で向き合わないとならないでしょう。どうか手をあげずに愛で対処してほしいと思います。そして子供は抱っこされて優しい人の温もりを感じて育つことが大事だし、一緒に楽しくお風呂に入るのも大事だし、一緒に寝る前に心が優しくなるお話を読んでもらうのも、温かい声を耳から聞くのは魂が優しく抱きしめられているような経験。そんな経験がより多くあることが何よりも大事だと思っています。


2012年12月6日(木) )晴れ ラジオ くまさぶろう 
今朝は風が強くて窓の外で葉っぱが舞っているのが良く見えました。青空に紅葉が映える一日。お店に来たら、入り口が落ち葉のふきだまりになっていました。その中に、まっ赤な落ち葉が二枚ありました。落ち葉をセロテープでお店の入り口のガラス窓に貼りました。自然の造形の深み美しさ優しさ控え目さ、みんなにも見せてあげたいなと思いました。きっと、今日の子供たちは、私よりももっと先に落ち葉拾って大切な宝物になさったことでしょう。夜、自転車で図書館へ行って、絵本や本を借りてリトルエレファントに帰ってきたところです。明日のぞうさん文庫の絵本読み聞かせの時間に読みたい絵本も借りてきました。そういえば、今日、ふとつけたラジオから くまさぶろうは…の声が流れて…おや?耳を傾けました。絵本「くまさぶろう」が朗読されていました。耳から聞く絵を見ない「くまさぶろう」の体験は初めてで私はとても感心してしまっていました。言葉から想像して聞くことが実に面白かったのです。私は全身が耳になってしまうくらい耳を澄ましていました。例えば、ぞうをすっと盗んで小さくして、夜になったら、ぞうが元の大きさに戻って、くまさぶろうが、家を失い、浮浪どろぼうになるくだり。最初は物を盗んでいたふつうのどろぼうが、だんだん不思議な盗みをしていく、いつのまにかファンタジーの世界です。まさかそんな?なんて思いません。気付くとファンタジーの世界に入ったあたりから流れはじめたちょっと不思議な静かな音、たぶんこの小さな音の効果は、文章に絵を添えるのと似ていて?いいえ全く違って、別のアートだと思いました。どんな人が選んだのでしょう?その効果音の選択は素晴らしいと思いました。不思議だなあ、でも楽しくてうきうきしてきてしょうがないみたいな感覚になってくるのです。その音がそうさせるのです。物語の内容に相乗効果になる音のBGMは感覚を刺激する楽しい体験でした。絵本朗読に何かをコラボさせることも多くなっていますが、双方が別個に主張しすぎて難しいと思っていましたので今日の「よみきかせ」は、朗読の男性の読み方も「くまさぶろう」は男性に限るな〜と私に想わせ(私もときどき読んでいますので)、本当に素晴らしく満点でした。…どうしてあのときあのラジオなんかまったく聞かない時間帯に私はオーディオの電源をいれたのでしょう?そして普段は童謡のCDが流れるのに、どうしてFMラジオでしかもふだん聞かない周波数のチャンネルだったのでしょう?偶然って生活を楽しくさせますね。私には守護天使がいるのかな?いたらいいな。
…写真は今日ご来店くださった赤ちゃんです。もうすぐ4ヶ月です。可愛い瞳でじっと見つめて下さいます。ソファーにおすわりして左手を耳の後ろにして可愛いポーズをしてくれて、その仕草が本当にとても可愛くて私が笑うと、赤ちゃんもにこにこと笑ってくれました。もうすぐ4ヶ月。私は赤ちゃんって本当に可愛くて美しくて生命がはちきれそうで、どこからやってきたのか…いつも感動しないではいられません。その源を思い巡らすと深淵です。地球が美しいのは地球に命が誕生したからですね。パパとママに大切に育てられる赤ちゃんたち、お健やかな成長をお祈りしています!!!

2012年11月30日(金)曇り   ともだち
急に寒くなって紅葉と冬が重なっていますが、リトルエレファントの大きな窓の向こうには宿根の朝顔が天使のように次々に咲いています。1カ月も日記を書かずにいてすみませんでした。リトルエレファントでお店をして作品を作って過ごしています。小さな子供たちの声や笑顔、お店に訪れる人たちのあたたかい雰囲気は私をいつも幸せにして下さいます。心には、中国の貧困地域で身寄りのない男の子が5人ゴミ箱の中で暖をとろうとして、亡くなったというニュース。寒波が襲った頃のニュースでした。アンデルセンが書いた「マッチ売りの少女」が私の頭に浮かびました。しかし、子供たちはもっとやんちゃに元気に前向きに火を燃やしたのでしょう、まさかそこで死ぬとは思わなかったでしょう。小さな子供は一人では生きていけないのです。現代に同じ命を授かった者として、この事件が心の中に悲しくあります。海上で全員船底で亡くなってみつかった亡命の難破船のニュースも胸を痛めないではいられませんでした。
…写真は今日のぞうさん文庫で読んだ絵本です。ひらがなを読めるようになったお子さんが表紙の下に印刷されてあった「こ-ど-も-の-と-も-」を読み上げて、絵本の2冊に同じく書いてあると教えてくれました。「こども」は○○ちゃんや自分のことだと教えてくれました。でも、「とも」は何のことか皆わからな様子でした。考えてみてとリクエストしたのですが、一生懸命考えてもわからないようでした。私は「とも」を、子どもたちが知っているもっとわかりやすい言葉「ともだち」に変えることもしませんでした。意味を言葉で伝えることはしませんでした。寝る前にお母さんに教えてもらって下さいと伝えました。「友も友達も」意味は辞書に書いてあるけれど、私は簡単に言葉で言えるものではないと、今この日記を書きながらも思います。いっしょにいると嬉しい人?心の中にいつもあたたかくいる存在?死んでしまった中国の5人の男の子は、生きることに一生懸命だった、助け合い励ましあった友達だったことでしょう。世界に一人ぼっちの子供がどうかいませんように…

2012年10月30日(火)曇り ダライラマ氏のつぶやき
19時間前のダライラマ氏のツイッターに私がベビードールを作っている理由と同じことが書いてありました。嬉しい気持ちで、何度も読み返してしまいました。
Peace in the world relies on individuals finding inner peace

2012年10月8日(月)祝日 秋晴れ曇り お客様からのお手紙
さわやかな秋の日、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?私はお店をしながら広島のお客様からご注文頂いた母子手帳ケースを作っているところです。少し前にお取引先の営業の方が近くまできたのでと立ち寄って下さいました。それで、作る手をしばしとめました。営業の方は仕事ではなく休日のお散歩の途中に遊びに来てくださって、会話の中に「作り手も売り手も買い手も、皆が良かったと思って笑顔になれるのがいいですよね」と言れて、私も本当にそれが一番の願いなのだと思い、会話をよそに、作り手売り手買い手の3人から、ふと私の頭に浮かんだのが、見ざる聞かざる言わざる…3匹の猿でした。…近代文明では、人々は肉体的幸福を追求することを目的にして生きている。できるだけいろいろの着物を着、できるだけ立派な家に住み、一日に何度もできるだけおいしいものを食べ、できるだけ疲れないで遠くまで行くための汽車や車や飛行機を考えだし、できるだけ多くの人を用意に殺す戦争の武器を考える、そうしたものを人は近代的だと考えて、それがとてもよいことだと思っている、こんな文明はひとつの病気に過ぎない…イギリスから独立することだけではインドの独立とは言えない、と、「ヒンドゥー・スワラージ(1907年)」で示したのはガンジーです。(参考:ガンジー伝記より)そのガンジーのほんの少しの所有物の中にあったのが日本の「見ザル聞かザル言わザル」でした。私は物を売っていながら、ガンジーと同じ気持ちを持っています。それなので、いつも心が少しさいなまれています。その私の心のせめぎあいに、そっと答えて下さるように、先月優しい温かいメールが届きましたので、ご紹介させて頂きます。
●頂いたお手紙
ベビードール&母子手帳ケースを送っていただいてから、お礼のメールをしなきゃと思いつつ、、、はや9月です。(@_@;)我が家に、ベビードール&母子手帳ケースが届いてから、子育てが格段に楽しくなりました。≪こまお≫≪こりお≫と名付け、毎月の誕生日には、お風呂上がりの全裸姿で≪こまお≫≪こりお≫もいっしょに記念撮影しています!さらに、長女のままごとには、必ずといっていいほど同席しており、ドール2人分を両脇に抱え(約6.4k)、お世話しております。こころなしか、、5歳にして力こぶが出現してきつつあります(*^_^*) 母子手帳ケースは、特に私がいやされております☆熱が出た、、風邪ひいた、、「大丈夫。すぐ治る。かわいそうに、、(>_<)」と頭では思いながら、内心ひやひや心配で仕方ありません。そして、受診の時→母子手帳ケースのドールの愛らしい顔と、パパママ刺繍を見ると、、そんな心配はどこかに吹き飛び、大丈夫大丈夫と笑顔で我が子に向き合えるのです。幼児の時期でさえ、ドールたちはとても大きな存在です。この子たちが、大きくなった時には、今以上に心の支えとなってくれることでしょう。私たち親の、子どもへの愛情は、この先も決して変わりません。その愛情が、目に見える形として、いつもこどもたちの側に居てくれる。このドールたちのおかげで、きっと子どもたちは何があっても、まっすぐ大きく育ってくれることと願っています。ベビードールたちが、我が家に来た時の、娘のあの感動の表情は忘れることはできません。わたしたち家族に、すてきな宝物を届けてくださり、本当にありがとうございました。この感謝の気持ちは、子どもが大きくなると同時に大きくなり、一生続くでしょう。これからも、たくさんの方に、夢を届けていただけたらなと願っています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

夏が過ぎて涼しくなったら、花の蕾がたくさんつき始めました。もうすぐぞうさんの上にお花が咲き始めます。静かな路地のお店で今日も、チクチク縫い物をしながら、皆様のお幸せをお祈りしています。

2012年10月7日(日)雨 
今日は、数回外出の用事があり、お店に戻ってきては、お仕事しています。リトルエレファントのお店と作業場アトリエ?に来ると、なんだかほんわかと幸せになれるのです…気持ちが落ち着きます。先月私に散文詩を素敵なカードに書いてきてくださったお客様がいて、私を元気づけてくださいました。そのカードにはリトルエレファントを「ともこおねえさんのひだまり」と書いて下さいました。「そのひだまりは、私のエネルギーの源」と書いて下さいました。…私もその陽だまりにいて、お客様と過ごすのが一番の幸せです。私もみんなも、そんな風にリトルエレファントを感じて日向ぼっこをしていってくださったら何よりです。遠くにお住まいの方も、目をつぶったら、ここにいるように同じように感じて下さるといいなと願っています。13:05


2012年9月26日(水)秋 夜の9時です…ベビードールをお作りしています。
…身長・体重を合わせて、たくさんの幸せを願って、ベビードールをお作りしているさいちゅうです。明日この可愛いベビードールが着るお洋服を作ります…楽しみです。私は、いつもとても静かな状態で手仕事をしています。命の誕生は尊いことだから、静かに向き合うのが一番あっていると思っているからです。今日は、夜になってもまだ上の階ので工事をしていています。ドリルで鉄の柱を着るような物凄い音がしています。夜に工事はご近所にも迷惑だな〜と思うので、「ちょっとすみません、物凄くうるさくて大変な状態になっているのですが…」と大工さんにお願いに行っても、もう少し…と言われて、その言葉を信じて仕事場でお仕事をしていますのに。現代は本当に周囲への配慮を切り捨てる世の中になっているのですね?仕事のスケジュールで時間の制限があるのでしょう。人よりもスケジュールのほうが重視されてしまう社会であることを確認してしまいます。私は思いやりのある優しい世の中で人々が笑顔で生きていくのが理想です。その世界を生まれてくる赤ちゃんたちに手渡したいです。
…昨日、お客様からとても素敵なメールを頂きました。ベビードールと麻の母子手帳ケースが届いてからお家でどんな存在になっているかを教えてくださいました。とても大切な言葉が書いてありました。嬉しかったです。メールをくださったお客様どうもありがとうございます。ご許可を頂いたので、もう少ししたら、皆様にもご紹介させて頂きたく思っています。どうぞ、お楽しみに:)))

2012年9月24日(月)秋晴れ 秋の朝顔
9月からお店の上の階の工事が始まっています。時々物凄い音がして道路工事現場の真ん中にいるような感じになって電話の声も聞こえず、お客様にご迷惑をおかけし申し訳ございません。私もずっと工事の音が続くと頭が痛くなってしまい、時々外の道にでて休んでいます。工事は確か1か月くらいと聞いたのでもう少しの間、騒音のご迷惑をおかけ致しますがお許し下さいませ。
…今日お店にきたら宿根朝顔が咲いていました。昨日から東京は落ち葉の湿った匂いがする秋ですのに。この朝顔は春に植えて今年初めて咲きました。花が小さくて可愛いです。あなたは朝顔ですが桔梗みたいですねと語りかけていました。物言わぬ花を見ていると、攻撃性を進化させたのが人間です←という言葉を思い出しました。今ガンジーの伝記を再読しているのですが、非暴力不服従で、こん棒で叩かれるままに列になって行進し、まちがった法律を正そうと抵抗したとき、多くの人が怪我をしましたが亡くなった方もいたのです。抵抗しない人を死ぬまで棒で叩く人間がいたという事実が私はとても恐ろしいのです。人間はもっと優しい生き物だと思いたいのです。人間、動物、植物…地球で共に生きる生命であることをいつも忘れてはいけないと思うのです。

2012年9月17日(月)祝日  小さなお客様
…今日の午後、小学校二年生の女の子が私を幸せにしてくださいました。学校の3分スピーチで私のことをお話ししましたと、遠くからお母様とやってきて、私に、一枚の紙の裏表に一生懸命書かれた原稿を見せてくださって、「私には時どき出かける大好きな場所があります。リトルエレファントというお店です。目黒えきの近くにある小さなお店です。…赤ちゃんがつかう手作りものが売っています。そのお店のお姉さんが一人で作っています。」私の前で声に出して読んでくださいました。小さな子供の真剣な目線が感じられ、胸がどきどきしてきました:)))「お姉さんは絵本を読んでくれます…小さなベルをチリンチリンとならしてこれから読みますといってゆっくりとしずかに長い本を読んでくれます。私一人のためにわざわざ読んでくれるのです…」本当に嬉しくて涙がでそうになりました。小さな子供の心はきっと空のように高く広くて森の泉のように澄んでいるのす。喜びや悲しみ寂しさも知る心です。時に鋭い心の目線で大人の世界の成り立ちをじっと見ているのです。年齢ではまだ子供ですが、「裸の王様」の子供と同じ。彼女の大切な言葉に耳と心を澄まさずにはいられませんでした。今日は、大きな愛を頂きました。感謝です。ふと、最近しばらく書いていなかった童話創作のことが心にくっきりと浮かびました。子供たちの心をもっと大切にするために、書きなさいというメッセージのように。…さて、心の澄んだ人に出会うと、人々がお金のために戦う世の中ではなく、続く仲間がみんな地球の自然と共生して不安なく幸せに自分を耕しながら暮らせるような世界になることを、私は願わずにはいられません。

2012年9月12日(水) 残暑 もうすぐ夜の11時です
…生まれたてのベビードールです。今日ご注文主様にお渡ししました。可愛いです。ずっと前、私は4歳の小さな女の子に「ともこおねえさんが作っている赤ちゃんのお人形が、本当の赤ちゃんになったらいいなっていつも思って作っているの」っていったら、「お祈りすればかなうよ!!!」って言われました。その言葉が、なんだかとても心にあたたかかったことを思い出しました。この写真をみていても、私には、生きて心があるように思えるベビードールです。
…ご来店のお客様からのオーダーで「自分で着られる服」です。2歳を過ぎると自分一人でやりたいことが、自分でできると自信に繋がり、もっと意欲がでて楽しくてしょうがない素敵な時を過ごします。その得意そうな満足な可愛い小さな子供の顔を思い浮かべることができるでしょうか?写真のポロシャツは、ボタンはちょっと難しいけれど、大きさと形を整えてあげると、できたときの満足度のふり幅がとても大きいのです。更に指先を器用に使うことと脳の関係が人間の発達にとても重要なのです。ところが、そんなお洋服がなかなかないので、手仕事=愛があるのがわかる形で、その時期をお迎えになったお子様に合わせて私がチクチクと縫って準備しています。ママの代理です…ではなくて、 ともこおねえさんでした。でもママはご自分で作りましたって言っていいですよ^^! さて、赤ちゃんから成長してこの大事な時期を迎える小さな子供たちが自分でできないものを準備されたら、やっぱり気の毒だと思いませんか?自立心?自尊心?のある子供だったら憤慨すると思います。もっともだと思います。
…月曜日の夜、恵比寿で受講しているのは、ドキュメンタリー映画 ガイアシンフォニー映画監督 龍村仁 連続講座第3クールです。近いのでサイクリングで夜道を自転車で走って行けるけるのが気持ちいいです。ご興味のある方はぜひご参加ください。さて、写真のジャック・マイヨールは素潜りで水深105mの記録保持者です。まず普通の人間ではできません。どうして彼は可能だったのか?ジャックの体が水中でどのように変化するのか?不思議ではありませんか?人間が環境に順応するように体を変化させることができるということは…人が忘れている何か大切なことが考えられます。もっともっとシンプルに心の奥に耳を澄まし命を生きるということをしてもいいのでは?と、改めて思わされます。人間はどういうものなのか?知らな過ぎて忙しく生活しているのが現代の人間だと思います。龍村監督はとても自然体でお話され、一人一人に丁寧に挨拶してくださいます。その丁寧さは私はとても心地よいと思いました。そういえば!日記の最初に「お祈りすればかなうよ!!!」と私に言ったのは、龍村監督の娘さんでした。
…さきほど、図書館が夜の8時で閉まるので、ぞうさん文庫の読み聞かせ用に、絵本、それから、読みたくなって予約していた「ガンジーの伝記」、「いっしょに考える家族支援(現場で役立つ乳幼児心理臨床)」を借りて来ました。一番近い図書館でも自転車で15分かかります。急な長い坂道があるので上り坂がかなり大変。図書館はもっと近いといいな〜残暑厳しき折、心の底からせつに思う夏の終わりです。

2012年9月9日(日)晴日 本日 目黒のさんま祭り開催中
目黒駅東口側の目黒通りで目黒さんま祭りがはじまっています。朝の10時を過ぎたら、とたんに行列がどんどん長くなって、あっという間に4〜500mに達したと思いますが、サンマも沢山の網の上で一度に100匹くらい焼かれているような勢いです。焼き立ての熱々サンマは無料で大根おろしとカボスがつきます。落ち着いて食べられるようにテーブルも用意されています。至れりつくせり。…さて、サンマ祭りに便乗して目黒駅周辺のごはんやさんでもサンマを焼いています。一匹300円。サンマに限らずお餅つきもしていますし、様々な美味しい食べ物も販売されています。ステージから歌声も聞こえますし、子供たちが遊べる乗り物も用意されています。写真を撮りにふらりと歩くと、ご近所さんがおそろいのTシャツを着てお手伝いをされていたりして、笑顔に出会えて私も幸せな気持ちになりました。係りにつかれている方々、信用組合の職員の方や町内の方々も大勢いらっしゃいます。お疲れ様です。見上げれば空が青くて、秋の実りに対しての自然への感謝の気持ちを伝えるお祭りのように私は思ってこの日を過ごしています。私は静かに手仕事中です。
…ただ今、伊勢神宮ゆかりの赤ちゃんが飲んでも安心な天然水 アクアセレクトナチュラルウォーターの試飲をさせて頂いています。大きなボトルが1本なくなるまでですが、よろしかったらお味見にいらしてください。この天然水は一般のご家庭にも設置が可能です。お湯と水の蛇口がついたサーバーレンタル一か月500円お水一本12リットル1200円。サーバー無料サービスプランもあります。こどもたちや、お母さんたちが、熱中症にならないようにと思いました。残暑の間のサービスです^^!お気軽にご利用くださいませ。


2012年9月3日(月)目黒さんま祭り…遊びにいらっしゃいませんか?
…次の日曜日、9月9日10:00〜目黒さんま祭りです。5時くらいまでは賑わっています。目黒駅東口からリトルエレファントまでの道、目黒通り沿いで約1万匹のサンマが焼かれて皆様にふるまわれます。サンマは被災地の宮古市から届きます。焼き立てのサンマには大根おろしとカボスも添えられますので、とっても美味です。お店は少し早めにできたら10時くらいからOPENしようと思っております。サンマを無料で頂くには、長い列に並ばなければなりませんが…目黒駅東口側の路地には、おしゃれなカフェや飲食店が軒を連ね、リトルエレファントのすぐそばには、ごはんカフェ、さぬきうどん屋さんもできました。昨年はサンマを工夫したお料理や田舎のお味噌汁お餅なども300円くらいで売られていました。よかったら、ぜひ遊びにいらしてください。楽しいですよ。
…お店には、早くも赤ちゃんのアニマル防寒ジャンプスーツが入荷しました。赤ちゃんも着るのが大好きです。本当に可愛いです。オーダーして作ってもらいました…価格は驚きの3900yen(税抜)!!!売り切れたらおしまいですので、お探しの方はお早目にどうぞ。
…おちゃめな防寒着も入荷!!!
9/1の日曜日は久しぶりにざーっと雨が音をたてて降りましたので、夕方お店の外のテントを洗剤をつけたスポンジでごしごし洗いました。椅子に乗って背伸びしながら…上から降ってくるぽたぽたで私は泥まみれになってしまいました。でも、とても気持ち良かったです。夏の間の埃をすっかり落としてさっぱりしました。リトルエレファントのロゴが剥げたので、筆で塗りなおしました。
…秋のお客様をお迎えする準備ができました。 蔓朝顔に蕾もみつけました。ご来店お待ちしています。
・9/5(水)展示会 9/8(土)所用のためでかけます。お店の営業は戻ってきてからとなります。どうぞよろしくお願い申し上げます。


2012年8月29日(水) 図書館でのできごと

赤ちゃんや子供たちは、ずうっとそばにいたくなるほど魅力的で可愛いのです。…「こんにちは」そっと囁くとニコッと笑ってくれました。お店にいらした生後4ヶ月の赤ちゃん。
私はとても小さな赤ちゃんでも敬意をもっていますので、大真面目で話しかけたりしています。先日ぞうさん文庫で子供たちに読む本を借りに図書館で絵本を選んでいたときのこと、「まだわからないでしょう」と、どこからか女の人の声が聞こえてきました。ふと、背伸びしてみると、1歳くらいの男の子が絵本をママに持っていって、軽く追いかえらされたところでした。ママは同世代のママ友達と子供たちが座る椅子に腰かけていておしゃべりの最中でした。本棚の向こうからママたちの会話が聞こえてきました。「この子、読み始めるとすぐに飽きちゃうのに絵本を持ってくるの」…私は内心、残念。そして、どこからか男の人の声も聞こえてきました。本棚の通路を通って探すと、「いぬ、きいろ、これは?ねこ、」パパが1歳くらいのお子さんに言葉をリピートさせていました。パパは小さな子供が可愛い声で言葉を繰り返すので嬉しくてたまらなそうでした。だけど私はまたちょっと残念。私は図書館司書の資格を持っています。文京区の小石川図書館の児童室でお仕事をさせて頂いていたことがあります。その頃の図書館とは違う私の知らない風景が近所の品川区の図書館で繰り広げられているのが、もどかしいと思いました。私は品川区の職員ではないし、そこにいたママやパパたちと面識がなかったので「絵本を持ってきたら、いい本を選んできましたね!」と感心して子供を膝にのせ、絵本を読み始めること、飽きてしまったら、無理強いはしないように…とは言いませんでした。絵本は教科書ではありませんよ。とも言いませんでした。本棚の通路ですれ違う小さな子供たちに笑顔で目を合わせながらそっとその場を後にしました。…ママに追い返されたお子さんは絵本を繰り返し運ぶのが楽しい時期なのでしょう。ママは久しぶりにお友達とお話しできるのが楽しいのでしょう。パパは子供に単語を教えるのが楽しいのでしょう。だけど、今を生きて全てを学んでいる子供たちに対して何かが摘み取られるようで私はとても申し訳ない気持ちになりました。
…一歳になったばかりの女の子、さよならの挨拶に「またねっ!」と言ったら、「ハイ!」と可愛い声で返事をしてくれました。よちよち歩きです。お店で買って下さったワンピースに着替えて、パパとママと3人でゆっくりよちよち歩きながら帰っていかれました。…ママがまだ不慣れな抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこして帰って行くとき、よちよち歩きのお子さんを見守りながら、歩調を合わせるパパとママの遠くへ行く姿を見送るとき、どこの街角の風景よりも優しい風景がここにあるなと、幸せな気持ちにさせて頂きます。「ありがとうございます」とつぶやいています。

2012年8月23日(木)お買い物ポイント還元サービスはじめました。
…最近お作りしたお名前アップリケのショルダーバックです。さて、新しい「お買い物ポイントサービス」開始のお知らせです。

お買い物ポイント還元サービス…通常のお買い物の2%がポイントになります。ポイントは次回のお買い物の際、1ポイントにつき1円として還元できます。保有ポイントは商品発送時にメールにてお知らせいたします。ポイントをお持ちの方は、ご注文の際「ポイントを使います」とご記入ください。ポイントの有効期限は4ヶ月です。毎月25・26日はダブルポイントDAYです。

お客様がより楽しくお買い物できることは?と考えて、リトルエレファントのポイントフレンド企画を考えました。全部、私、高石ともこの手作業で致します…手作業でチャレンジします^^! …リトルエレファントでは長い時間のかかる作品作りの手仕事もその時間を過ごせることが今私の一番幸せな時を過ごしているという実感の上にあります。作品に喜びの気持ちがふわりとベールをかけると思うからです。そういうのが最も大切なことだと信じているからです。ポイントサービスを機会にもっとお客様と身近に接することができるといいな思いました…せっかく出会ったのですから。お店だけで展開している私が選んで仕入している商品も、こまめにUPできるよう努めたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

お店のお客様の場合は、件名を「ポイントフレンド登録」として…メールにてご登録をお願い致します。登録内容は、お名前・〒ご住所・пEお子様のお名前/生年月日をご記入下さい。お店にてご来店の際にポイントカードを発行致します。レジ袋不要の方へは大2・小1ポイント加算致させて頂きます。
…宿根の朝顔が咲く夏夕方です。残暑が夏本番よりも暑いですね。皆様お元気で楽しくお過ごしくださいませ。

2012年8月16日(水)残暑お見舞い申し上げます。

世の中はお盆休みですので皆様はご実家に帰省されていますか?赤ちゃん連れ、お子様連れの道中はいかがですか?美味しいものをたくさん召し上がっていますか〜?と想像しながら静かなお店で過ごしています。私は田舎がないので、田舎のある方たちがとても羨ましいです。田舎のお料理、山の空気、川のせせらぎ、風に揺れる木々のざわめき、どれも想像するだけで気持ちがす〜っとします。楽しくお過ごしくださいませ。
…できたてです。手で布を折ながらチクチク縫っていくフリーハンドの手刺繍アップリケをして、ポシェットに仕立てたところです。小さな子供の心はとても柔らかいので、親鳥が雛を優しく包むような気持ちが作品に大事だと思います。心の栄養になるようにと一生懸命お作りしました:))) お手元に行く日が楽しみです。●明日は外出の用事がございまして、お店は14:00〜を予定しています。

2012年8月5(日)ぞうさん文庫「絵本&すいかを楽しむ会」をしました。
猛暑ですね、お元気でお過ごしですか?さて、8/1(水)お店では、ぞうさん文庫のお楽しみ会を開きました。皆さんは子供の頃の思い出をくっきり思い出すことができますか?子供の頃の幸せな経験は大人になって辛いとき、悲しいとき、絶望の淵にあるとき、存在をあたたかく支える大切な力になると私は信じています。一つでもあれば、心が凍ることはないと信じています。参加された子供たちの心の中で、大きな丸いスイカのあった夏が、あたたかくいつまでも残るといいなと願っています。
…新潟の砂丘でスイカを作って下さった作り手が畑から送って下さったスイカです。大きなスイカを頂いて本当に感謝です。こんなに大きなスイカをまるまる見ることは稀です。そして私は思います。物の豊かな日本では、物を目に見えた物とだけとしか受け取れないのが現実ではないでしょうか?見ているだけでは丸い硬い緑色のスイカです。しかしスイカの中は驚くべき赤くておいしい甘いジュースがいっぱい入っています。
…黒い種もいっぱい。同じようにどのスイカにも様々な背景があるはずです。その一つ一つの全ての物語を思い巡らすことができることが子供と過ごす大人に大切なことだと思います。それを想うだけで子供の心に豊かに照り返すと私は思います。それでは…例えば、スイカからどのような物語ができるでしょう?リトルエレファントに届いたスイカがどこから来たかはもう前に書きましたが…。それでは、こんな物語はいかがでしょう?去年の3月の大地震で子供が波にさらわれてしまったお母さんが、子供が大好きだったスイカを育てはじめます。食べる子供はもう天国だけど、どうしてもスイカを作らないではいられません。苗を植えないではいられません。毎日水をやり葉に虫がつけば指先で取り除きます。子供が食べる物に農薬なんか絶対に使いたくありません。一心不乱に育てたスイカは月日はたって大きく実ります。そのスイカがリトルエレファントに届きます。みんな何も知らずにスイカを棒でたたいて、ぱくぱく食べました。楽しい物語も悲しい物語りも創造できます。…物語を創造できる大人が純粋そのもので生まれてくる子供の傍にいることがもっと必要だと思います。人は心を育てることにもっと注意を注ぐことが必要だと思います。
…2日後、お楽しみ会に参加してくださった小さなお友達からお手紙が届きました。大きな紙にしっかりと言葉が書いてありました。紙の裏面には絵日記のように絵が描いてありました。お母様が封筒に入れて私に送ってくださいました。ひとつひとつのことをそのままにして風化させることも、大切に手のひらで温めて水晶のように磨き上げることもできますね…時間も手間も知恵も切手代も必要です。心を使うことを忘れて過ごすと、あっという間に時間は過ぎて子供の心は安っぽいプラスチックになって、割れたかけらを、親が拾ってごみ箱に捨てても、気づかなければ…人の心を傷つけても死に追いやったことにも気づかない、ということになるのでしょう。一人一人が丁寧に生きることが艶やかで優しい人の文化となるのではないでしょうか?文化を創るのは今を生きる一人一人ですね。
…翌日リトルエレファント買ってくださったワンピースを着てお友達が遊びにきてくださいました。とても可愛似く合っていたので入れてよかったと思いました。安心。仕入れるためには半年前に注文をつけるのですが、これを着たら、子供たちは可愛く似合うに違いないと、お客様の顔を思い浮かべます。スイカを作ってくれた友達からは「皮も大切にしてくれてありがとう」とメールを頂きました。…さて、赤ちゃんが入っていてもおかしくない大きなスイカと満月だった、ということで…赤ちゃんを待ち望んでいる人、安産をお願いしたい人はぜひ「スイカおばけ」に会いに来てくださいね。きっとパワーがあると思います。^^

2012年8月1日(水) できたて!!! 「すいかおばけ」
夜の11時です。すいかおばけができました。蝋燭を燈してみました。暑い夜にヒュ〜…怖くて寒くなりましたか^^?さて、大きくて赤い実が多く皮が1cmくらいしかない丹精なスイカでしたので、中を皮だけに綺麗にするのに凄く時間がかかって、リトルエレファントの前の表の道の暗がりで、しゃがんで直径30cmのスイカのおばけを無言で作っていた満月の夜の、ともこおねえさんのほうが…怖い夜だなと思いました(>_<) 今日の昼間、ぞうさん文庫の絵本&すいかのお楽しみ会のご報告は、またこんど…とっても楽しかったです。来て下さった方、ありがとうございました。スイカを送ってくださった 新潟のじゅんこさん、ありがとうございました。


2012年7月29日(日) 急募!!!…「絵本&すいか:お楽しみ会」参加者募集
大切に育てて大きく実ったスイカを頂きました。こんなに大きなスイカは初めて見ます。一人では持ち上げられないスイカです。ありがたいなぁとしみじみ思いました。リトルエレファントを大切に思ってくださるお客様へ日ごろのご愛顧の感謝を込めて「絵本とスイカのお楽しみ会」をひらくことにしました。

日時:8月1日(水)午後3:30〜(1時間半くらい)
場所:リトルエレファント
応募方法:メールで絵本とすいかのお楽しみ会参加希望とご記入の上、保護者様のお名前、お子様のお名前&生年月日、〒、ご住所、お電話番号を明記の上、ご応募下さい。折り返し、ご招待状をメールで送信致します。応募人数が多い場合は抽選とさせて頂きます。 little-elephant@little-elephant-shop.com
予定内容:ぞうさん文庫の絵本会^^→すいかわり大会^^→すいか食べる会^^

*すいか…新潟の砂丘で私が高校生だったときの同級生のお母様が長い期間をかけ、ぼかし肥料で丹精込めて大切に育てたスイカです。大きなまんまるのスイカを見て触って体験して、楽しく味わうのは、人の心にとても良いことと思います。子供が大きくなったときにその経験はきっと大切なものになると思います。本物が与える喜びと素敵さは格別です。物が溢れる現代でスイカと人の心をどうしたら伝えることができるでしょうか?今、一生懸命考えています。子供たちに伝えたいと思われるかたご参加ぜひどうぞ!!!
…最近、時間を作って私が少しづつ手作りしている作品を紹介します。初お披露目です^^! 時間と、もの凄い集中力の必要なキリエARTです。少し硬い小さな紙に私の心の中の大好きな赤ちゃんや子供たちの姿、そして大好きな木や草花を鋏をつかって切り出し、色をつけて…私の心象風景を作品にしています。創りたいな、心から取り出して形にしたいなと、思いました。きっと出会ったお客様も登場するかもしれませんね。私は何かをつくらないではいられない人間だとつくづく思います。生きているということは使える時間があること。こういう細かい手仕事はできる時間に限界があると気づきました。作る全ての工程が私の大好きな世界だったとしみじみ思いました。作ってどうしようかな?いっぱいできたら、リトルエレファントで作品展でもしようかな?と思ったり…簡単にはできないものなので忙しい現代を生きる方には、感じさせること、考えさせることをグリーティングカードにしたら、心に手渡しすることができるのではないかなと思ったり…考え中です。よい考えが降っきますようにと願っています。

2012年7月28日(土) 急募!!!…新潟の友人から大きなスイカが届きました。
誰も見たことのない、もの凄く大きなスイカです。急ですが、スイカお楽しみ会をしたいと思いました。来週の8/3(金)のぞうさん文庫の絵本に参加された方にプレゼントとして続けて「スイカお楽しみ会」をします。スイカをたたいて、切って、食べます。参加できる方がいらっしゃいますか?参加希望の方は恐れ入りますがメールで知らせて下さい。…スイカを送ってくださったのは、高校生の時の同級生です。新潟の日本海側の砂丘でぼかし肥料(バイオアース肥料)という地球に優しい肥料を使って丹精こめて育てて下さいました。
感謝<(_ _)>すいかお楽しみ会の日にちは早めるのも可能です。お問合せご意見もお待ちしています。

すいかお楽しみ会の日にちは早めるのも可能です。お問合せご意見もお待ちしています。 スイ
2012年7月25日(水) お知らせ…通信販売の配送費が安くなりました!
暑い日が続きますがお元気ですか?さて、リトルエレファントで約2年使っていました地域限定だった配送業社のエコ配達が、この夏から全国配送になりました。嬉しいです。早速、本日から低価格の改定料金での通信販売が可能となりました。重い荷物は従来の配送費の半額くらいの価格です。二酸化炭素排出の削減、地球の温暖化を防ぐために「ほぼ自転車配達」というキャッチフレーズで頑張っているエコの配送業者さん、みなさんも興味ありませんか?暑い夏でも自転車こいで、元気いっぱいに汗かいて配達してくれる大人の人たちの姿を見たら、小さな子供たちの心に、とても良いと私は思うのです…どうぞお楽しみに。…さて、今年も夏がやってきました。寝苦しい夏の対策はされましたか?お子さんが熱を出してしまって…というお客様とお店でお話しする機会がありました。お仕事ママです。仕事から帰るのが遅くなり、家に帰ると、子供たち(3人)とご主人はもう寝ていたけれど、部屋のクーラーが稼動していて設定温度25℃という寒さの中だった…と、4人で寝たのに途中で暑くて起きたお子さんがクーラーのスイッチを入れたのが原因。冷えすぎから子供が熱を出してしまった…と。それで、なぜか一番いけない人は仕事が遅くなったママということになった…と(笑)働くお母さんは体力も忍耐力も必要ですね。
…さて、3日前くらいから東京もとても暑くなり、そろそろかなと、ベッドまわりを夏バージョンにしました。今年は価格が安くなっていたクールジェルマットSサイズを購入して…3980円くらいだったと思います。バージョンアップしました。以前から使っているお気に入りのウォータークールパッドも収納から出してきました…水を入れて完成です。水がパッドの中で動くので少し身体を動かすだけで冷たい水が巡ってきます。その感覚がとても気持を安らかにさせてくれるのがお気に入りの理由です。海の上にいるみたいなのです。猛暑の夏は冷たい水も体温であたたまり朝には冷たくなくなってしまいますが、それでも寝るときはとても気持ちいいのです。新しく買ったクールジェルマットも使ってみたらとても冷たくて、なかなか良いです。こちらは、例えば背中の下が温まった場合は寝返りを打ってひんやり冷たい面に身体を移動させるタイプです。この二つを気分で背中側と足側に敷いています。大きなサイズもありますが、私は小さなサイズのほうが持ち上げるにも洗うにも扱いが楽だと思いました。クーラーをつけて寝ると身体の調子が悪くなる私は、寝る前の1時間おやすみタイマーで部屋を冷やして気持ちよく読書して、二つのクールパッドと窓際の「すだれ」で楽しく夏を乗り切ります。朝起きて水のシャワーでスッ〜と爽快です。知恵を働かせてお部屋も電気代もクールダウンさせる夏対策、皆様も準備をととのえて下さいね。健康に夏をお過ごし下さいませ。


2012年7月19日(木) バルコニーに「海」を作りました
梅雨明けからの2日間…暑くて暑くて暑くて、風も空気も湿気を帯びた重い熱のかたまり。すっかりゆだってしまった私の頭に、ふと、ひらめきが起こって→「海」を作りました。
…白い丸いのが「海」…エアコンの排水ダクトの延長ホースを自転車に乗ってホームセンターまで買いに行き(暑くて頭クラクラ)、→バルコニーは狭いところなので室外機の向こう側の目に見えない先を、手探りで力を振り絞ってホースを取り付けて、下り坂になるようにホースを誘導し、ホースの口を大きな白いお皿の中へ…完成!1時間ほどたって、チェックすると、もう直径30cmのお皿に水がいっぱい溜まっていました。なんだかとても嬉しい気分になりました。お魚釣りに行って、お魚が釣れた感じ。水を掴まえるのがとても楽しい。白いお皿には、ガラスとおはじきと珊瑚と貝殻をいれました…白い珊瑚礁の気分。とても涼しげになりました。…「海」の目的は、バルコニーで育てている植物にあげるお水としてエアコンから捨てられる水の再利用です。水を溜める大きなバケツがあるのですが、高さ30cmのバケツの口にホースを上げると水がでてこないので、水受けは広くて低いお皿になりました。排水溝に流れてしまっていたエアコンの水を無駄にせず、植物や打ち水に使うのは、とてもいいことだと思いませんか?ホースは1mにつき\175でした。鋏で簡単に長さが調節できました。バルコニーのお掃除をして作るのには20分もかかりませんでした。簡単にできます。あなたもいかがですか…ぜひ!可愛い海を作って下さい。小さな海でも遠くから、波の音が聴こえてくるように感じます。色のついたガラスのおはじきは機敏に泳ぐ小さな熱帯魚に見えます…暑すぎるバルコニーに珊瑚礁を作って、リゾートを楽しみましょう:)))

2012年7月7日(土)雨 七夕 ささのはさらさら〜
雨の七夕でした。本屋さんに立ち寄りましたらスタッフさんがみな色とりどりの浴衣を着ていて、髪にカンザシをつけていて、なんだかいいな〜って思いました。近所のお洒落なご飯屋さんのお兄さんも浴衣を着ていました。私も来年の七夕はリトルエレファントで浴衣を着ようかな〜などと思いました。浴衣ないんですけど(>_<)
…さて今日はオーダー頂いた稽古バックをお作りしました。写真はピンク色ですが、ブルー、紫、緑でもお作りできます。外側はビニールなので拭くだけで汚れがとれます。持ち手に丸いのがぶらさがっていますが、お客様のアイデアでネームプレイトです。裏側にお名前が記入してあります。

2012年7月6日(金)小雨 ハイジ
お店をOPENできる時間が不規則になっていて申し訳ない週間です。インターネットでのオーダーは受け付けておりますので、ご遠慮なくどうぞ。
…さて、今日お店に行くと、可憐に一輪、コスモスの花が咲いておりました。仙台の方から頂いた種を去年の夏に蒔きました。蒔いてもうすぐ一年です。この花を見ていたら、アルプスの少女ハイジ だと思いました。コンクリ-トだらけの東京に咲いて、風に揺れて、存在感が強く、野の花の美しさが際立っています。ハイジは都会で心を病んでしまったけど。都会で心を病まない子供達は、それだけ、心をタフにして無感覚にしていなければならない必要があるのでしょう。優しくしてあげて下さいね。人間はとても繊細な生物なのですから。さて、目黒の裏道に咲いたコスモスは、人が忘れてしまったことに、ふと何かを感じさせる力があると思います。何人の人が感じてくれるでしょうか?楽しみです。
…立ち寄ってくださった、USAからいらして近所にお住いの女の子。日本語がほとんど話せません。私が作った「おしごとおもちゃ」が大好きで、一生懸命集中して遊んでいます。彼女の頭の中、心の中に目まぐるしく動くものを、彼女が自分で選んで指先を使って遊んでいくうちに静めて沈めていくような…そんな風に私には見えます。指先を使う仕事を小さな子供に楽しくさせてあげる機会を多く作って下さいね。人間にとってとても大事な基礎を作ります。

2012年7月1日(日)小雨 ピンクのチェックの布が変更します…お知らせ
ベビーシリーズで使っているピンクのチェックの布が新しくなります。今まで使っていたもの、全部使い切ってしまいました。一人じゃ持ち上げることができないほどの重たい反物でした。私がちょきちょき鋏で切って、仕立てて、今は、日本全国の皆さまのところで暮らしているのですね〜チェックの布です…しみじみします。同じものがもうありません。次にお使いするのは写真のぺれっとちゃんが指さしているピンクのチェックです。左側のチェックが今まで作品に使っていたものです。ピンクの鮮やかさが違います。明るくなります。一生懸命探したのですが、一番近かった布なのです。ご理解の程よろしくお願い申し上げます。


2012年6月20日(水)曇り風  小さな子供の心
昨日は大きな台風が東京上空を移動していきましたが、日本全国の皆さま、被害はございませんでしたか?昨夜もいつものように遅くまで仕事をしているつもりだったのですが、近所にお住まいのお客様が「台風が近づくのが早くなったので、ともこおねえさん早く帰ったほうがいいですよ」と知らせてくださいました。仕上げてしまいたい作品があったのですが、ラジオをつけたら、被害の状況を深刻な声でずっと話す声が恐ろしくて、窓をたたく暴風雨の音が恐ろしくて、焦りながら、仕事を自宅に持ち帰る支度をして帰りました。…自転車を押しながら傘をさして荷物を持って、夜9時近かったのですが、途中、建物の切れ目になるたび、強風にあおられて、ここで転んだら、車道まで転がっていってしまいそうだと思いました。家に帰ってすぐ、そういえば、お店の看板のことをすっかり忘れていたことに気づいて、看板が車道に転がっていったら大変なことになってしまうと、心配になって、もう一度お店に戻りました。安全確認をして、再度自宅に戻りました。傘はぼろぼろに壊れ、レインコートは裂けていました。凄まじい台風でした。
…今日、お店のお客様にお渡ししたオーダーメイドの作品です。保護のための硬いケースを布と布の間に挟んで手縫いで仕上げたデジカメのケースです。小学生の可愛いお子様が注文して下さいました。お友達の誕生日のプレゼントです。お友達に今必要な物、お友達の好きな色、好きな猫、お名前、全部入れた、お子様の心のこもった特別な作品です。実は最初、お店にお子様だけでいらしたのです。ご要望のお話しを聞きました。私にとって、これは遊びなのか?仕事なのか?でも作品を作るとなると、お代金が発生します。なので、「お母様に作ってもらいたい作品のことを話して下さいね」と、お伝えしました。子供が一生懸命考えた良いアイデア=考えも、リトルエレファントのともこお姉さんが100%叶えられるかは、今回は、お母様かお父様の許可が必要です。お店にも売っていて遊べないものと、遊んでいいものがあって小さな子供たちには少し難しいけど、皆、すぐ学びます。今回のご要望のオーダーは、ちょっと紙で作る作品とは質が違います。また、棚に並んだできた商品から一つ選ぶということとも全然質が違います。子供は何を学ぶのでしょう?しかし、頭の中に小さな子供の描くものが私と違っているということもありますし、なかなか難しいことがたくさん発生する予感がします。…「うん」といって、いったん帰られて、これでおしまいかな?と思いましたら、お母様が来店されました…笑顔で。お子様の考えたお友達へのプレゼントを作って下さいとご依頼を承りました。よかったなと思いました。私に嬉しそうに、気づいたり迷ったりしたことを、一生懸命話していた小さな子供の顔が浮かびました。とても、ほっとしました。もしかしたら、前に、お家で話し合いをされていたのかもしれませんね。子供の考えを頭から否定してしまう大人もいるけれど、私はなんだかそれを淋しく感じます。その大人が子供を否定する理由が大抵、本当のところお金だからです。子供たちの成長の過程は一つ一つの経験が学びだと思います。子供たちの心の成長を大切にする迷いのないお母さんでした。なので、私は小さな子供たちのために、お金では計算できない物=作品を作りたいなと、作らなければいけないなと思いました。今日、小さなお客様が一人でやってきました。できあがった作品を見ていただいたら(イメージが違っていたら手直ししようかと思っていたのです)、見るなり「かわいい〜」と言ってくださいました…ほっとしました。小さな子供に、そして私に、たくさんの学びの時と喜びが与えられたことに心より感謝です。 このお誕生日プレゼント、お友達が喜んで下さるでしょうか?心の底から祈っています。

2012年6月10日(日)晴れ→雨  高校時代の先生と再会
一昨日の夕方、私が高校生だった時の担任で世界史の教師であった先生がリトルエレファントに立ち寄って下さいました…10年ぶりくらいの再会です。まっすぐな先生です。今は山形の独立学園で校長として心の教育をされています。先生の理想の教育をされています。先生の場所で。(NHK「こころの時代」TVで安積先生の教育は二つの別の学校の校長としての心の教育として二度紹介されています)。東京で仕事があり山形県からいらして、貴重な時間の中、私を訪ねてくださったのでした。感謝です。お店の窓の向こうに先生の笑顔が見えたとき、それはこの世の中のものさしでは、とても不思議なことなのに、希なことなのに、私の心には至極当然のことで、時の隔たりを全く感ずることなく心の話をすることができることも至極当然のこと、喜びと安心感。普通のこと。…お分かりになるでしょうか?繋がっていること、繋がりを大切にして生きることが本来の人間の営みだと思います。人間の世界には、それがあるから、人と人が誠実に対し、自分に責任を負って生きていくということになるのだと思います。余談ですが、中学生の時に私は自分で学園に行くことを決めましたが、それとなく前もって親が私に準備してくれていました。今、子供達を育てていらっしゃる方たちは、お子さんの学校選びをどのような選択をされていくのかな〜と、ふと思いました。さて、先生は私の高校一年の時の担任でした。港区立の中学校から受験して東京から家を離れ新潟県の学生寮で生活しながら教育を受けたことをきっかけにして、私はそこで生涯のあたたかい正しい繋がりを学びました。先生が訪ねて下さったことは今の世の中では普通ではないので個人的なこととして伏せておこうと思っていました…自慢話とも受け取られる世の中だからです。付け加えるとリトルエレファントには今は写真家の英語の先生も訪ねて下さるし、美術の先生も訪ねて下さったし、今は亡き校長先生も「ともこ 元気か?」と昔訪ねて下さったし…私には普通なのです。しかし今日、仕事のメールをチェックしていてNETのニュースで大阪で殺傷事件があったことを知って驚いてしまって、なぜか先生との再会を日記に書こうと思いました。殺された人は「たすけてください!」と何度も言ったということです。行き当たりばったり、相手は誰でもいい殺人。周りの人は逃げるだけが精一杯、誰も助けることができなかったのです。先日渋谷であった殺傷事件も肩がぶつかったことがきっかけ。日本の社会はどうなってしまったのでしょう?恐ろしくて安心して外を歩けません。何かが狂ったと思いませんか?犯人をそうさせているのは何なのでしょう? 一昨日、私は先生に「私は本当に普通にしているだけ。思ったこと、したいこと、を書き出して、一番したいことから順番にしているだけなのです」と伝えました。「だからすごく勝手だと思っています」と。先生は今は普通が普通ではない世の中なので、私が言った「普通」という言葉は「本来」ということですねと適切な言葉を教えて下さいました。私は人間本来の生き方をして生きて行きたいのです。それが心と体のある私ができる、後ろめたくない生き方なのです。先生は私に伝えてくれました。「あなたはいい場所をみつけましたね」と。本来の生き方ができる場所が世の中になければ気づけば自分で作ったということです。私が別れ道で選ぶ時のものさしがあるとすれば、自分が生きていること、生命が与えられたことに心から感謝しながら生きられるか否かです。心の想いと違うことを納得させ錯覚させて生きていくのは苦しいし、心が耐えられる自信がありません。社会の中で何のためにそうしなきゃいけないかの理由がいるし、生きているのは他の誰かではなく私なので、「私の良い道」を選べばいいと思うからです。それが私の宇宙に対しての後ろめたくない生き方です。それだから、世の中の皆が私みたいに心が突き動かされることを学んでいる、追求している、行動している、働いている、遊んでいる、生活している、一生懸命生きている…と思ってしまっています。なので、ふと、お金になるから、今、ニーズが高いから、などど、とても今風な利巧な言葉を聞くと、ピンとこないのです。せっかく行った音楽会場で演奏中におしゃべりをしている人がいると真底驚きます。絵画を見に行った満員の美術館で世間話と絵の鑑賞を同時にしている人たちがいると真底驚きます。刃物を携帯して歩いている人たちがいることを深刻に思います。弱く無邪気で命が弾けるように生きる子供たちをみんなで守らなければならないと思います。人と人がケータイで繋がっていたって間に合いません。中世の騎士みたいに、鉄の鎧兜がないと命が守れません。平和な世界であることを祈ります。…さて、高校時代の先生との再会と殺傷事件、この二つが一つの文章の中にある繋がりがわかった人はぜひその答えをお教えください。お待ちしています^^!
←今日できあがった母子手帳ケースの姉妹です。時間をかけて、たくさんの幸せを願って心を込めてお作りしました。明日かわいくラッピングしてお送り致します。お手元に届くことを想うとわくわくします。…地球に命の誕生おめでとうございます:)))

2012年6月2日(土) ペンキ塗りたて
午前中に自転車でペンキを買ってきて、夜、ぺたぺたと木のシマウマ?と、ぞうの看板のペンキ塗りをしていました。近くでペンキを売っているところがないので、東京タワーが大きく見える港区三田のホームセンターまで行きました(^^ゞ それがけっこう遠いのです。塗り終わったところです。夜の8時です。明日は雨になるとの天気予報なので今日中に塗ってしまおうと思いました。シマウマもゾウもペンキ塗りたて、いきいきと元気に輝いてみえます。どちらも私にとってお店と共に時を共有した思い出深いもので大切にしています。が、木なので、少しずつボロボロになってきてしまいます。でも、ボロボロをこそげとって、ペンキを塗れば、前よりもっと味わい深い作品になります。大切にする気持ちは、物を良く見ることのできる人には伝わると思います。小さな子供達にも、こわれちゃった、ボロボロだからと、捨てる選択だけじゃなく、修理する、大切にする行動をまず伝えたいです。たとえ今ここで誰も見ていなくても…そうする、ということ、私は大事だと思います。

今日は新潟にお住いのお客様にOrderMadeの母子手帳ケースとポーチをお送りしました。お手元に届くのをどうぞお楽しみになさって下さい^^!

2012年5月27日(日)気持ちのいい日曜日…ハンドペイントの上履
日曜日の午後いかがお過ごしですか?私はちょうどオーダー作品のハンドペインティングの上履ができあがったところです。ほっ^^! 絵を描くのは大好きなのですが、縫い物をするよりも完成したとき、ずっと疲労しているのはなぜでしょう?動きは筆先の細かい仕事なのに…一点に集中し続けることが原因なのでしょうね。人間って不思議な性質を持っていますね。歌が大好きでスイートな可愛い女の子からのリクエストで彼女の好きなものを描き込みました。お店で直接オーダーして下さったお客様です。何が好きですか?ってたずねたら、歌です。と答えたので、何か大好きな歌を歌ってくださいますか?ってきいたら、アニーの歌を本格的に歌って下さって、それがものすごく巧いので私はびっくりしてしまいました。嬉しかったです。そんな素敵なひと時を思い出しながら描いていました。神奈川県へお送りします。

今日、お店にきて、すぐに草花の手入れをしていましたら、女の子が三人通りかかって「ともこおねえさん、あのね、ねこが…」いろいろ報告してくれました。とても気の毒なネコがいたらしいのです。耳が、と小さな子供達が頭の上に手で耳を作ってこんなになっちゃってて…と、おしえてくれました。人間、こんな風に交流できること、大事だと思います。東京では、目を合わせないように歩いている人々…それだけでもとても圧迫感があります。純粋な子供たちがのびのびと生活できる環境を作るのは、大人の役目だと思います。

2012年5月26日(土) お弁当女子^^
深夜に食べていた夜ごはんを少なくするために、簡単に言うと生活改善です^^!、お弁当女子になりました。仕入れ先で…これはいい合格!!!というお弁当箱セットをみつけたのです。使ってみたら想像以上にびっくりするほど、良かったので、←当たり といいます。欲しい人いらっしゃいませんか?優れているポイントのご紹介…@ご飯が半合入ってしまうのにちゃんとおかずがいれられます。ごはんを少しへらで圧しておくと食べるときに側面にごはんつぶがくっつくことなくブロックでごはんをとることができます。内側のザラッとした側面材質が技あり!お箸の先も滑らない加工になっています。Aお箸が収まるフタがシリコンで弾力があってとても扱いやすい素材が技あり!B手さげバックにお弁当箱がピタっと入る技あり!Cお弁当入れの色が草と空をイメージさせてピクニックしているみたいに明るい気分に&コーティング素材なので汚れません…技あり!C小分けタッパー2ケが技あり!D保冷材つきが技あり! 30日に展示会で外出する足で仕入れることができます。売り切れてしまっていたら、仕入れられませんが。欲しい方、お声がけ下さい。手さげのサイズ:20×13×7cm \2200(2310)持ち手があるのでそのまま持てます。お仕事バックにも入れられます。
…栄養を考えた上で見た目も美味しそうなお弁当は食欲がでます^^!

2012年5月24日(木)晴れ  涼しげなナーサリーケープ
…今出来上がりました21:30^^ナーサリーケープ(授乳ケープ)&巾着です。陽射しが強くなり光線がまぶしい季節には首にかけるゴムの入った部分をベビーカーを押す持ち手にひっかけて、赤ちゃんに涼しげな日よけになさってください。これからの季節に必需品です。赤ちゃんを大切に!!!…さて、母子手帳ケースをお待たせしている、静岡と愛媛のお客様、作品できあがりました。明日発送致します。お手元に届く日をどうぞお楽しみになさって下さい。
…こちらは自宅のベランダです。朝、花にとても大きな蜂の大群が蜜を吸いにやってくるようになりました。体長5cmはあります。

2012年5月21日(月)晴れ 金環日食
今朝の空をご覧になりましたか?昨夜は目覚まし時計をかけて寝たのですが、7時にベルがなっても起きられず…ふと…我にかえって、飛び起きてめがねをかけてベランダにでて太陽は?と探すと、太陽の中にすっぽりと月が入っている真っ最中でした。あぁ おぼろ月夜みたいな空の雲の中の太陽。太陽の中の黒い月。クライマックスだったのです。とても良く見えたものですから私は、呆然としてしばらく見つめてしまいました。目に悪い(>_<)。その後デジカメをとりに部屋に戻ったところ、見るところ見るところ目の前に緑色のぼんやりした2cmくらいの火の玉が見え続けてしまいました(>_<)…数時間で見えなくなりました…ほっとしました。金環を見た私の感想は「これが宇宙の現実」でした。不思議は感じなかったです。
…その時焦って撮った写真です…せっかくの金環日食の太陽と月がちゃんととれていなくて残念ですが東京の空が不思議でしょう?芸術的だなと我ながら思ってしまいました(^^ゞ 良く見て下さい!!!金の指輪の上に翼を広げたカラスが飛んでいます。ここはどこ?と芸術的に見える網のようなものは、夏のカーテンのためにゴウヤを育てているので、そのためにベランダに張った網の上部です←種あかしでした^^ だけどそれにしても…ちょうど金環の5分の間に私はどうして起きることができたのでしょうか--?宇宙の謎です。

2012年5月17日(木)晴れて暑い日 童話作家・角野栄子さんから
…新刊えほんを頂きました。「ぶかぶか」角野栄子…文 スギヤマカナヨ…え。さっそく明日、ぞうさん文庫で読みたいと思いました。小さな子供の生活に添った子供が共感する楽しい絵本です。これを読んだら、きっと、みんな真似をするのではないかと思います。そんな子供の気持ちをそそる絵本だと思います。 遠方にお住まいの方は書店でぜひお手にとって見て下さい。…角野栄子先生といえば、日本の女性の童話作家で5本の指に入る存在。私にとっては憧れの存在で、そして恐れ多い方なのです。なのに、優しくて絵本に添えて心強いメッセージを頂きました。角野先生は人の心が読めるのです。嬉しくて勇気百倍です。えほんに、リトルエレファントちゃんへ と書いて下さいました。リトルエレファントに関わってくださる皆さんのことです。ご来店の際には良かったら、ぜひ「ぶかぶか」を手にとって確かめて下さいね。角野先生のあたたかい手を感じます。私にとっては、そのあたたかい手は、力持ちの手で、沈みそうな船を押し上げてくださる手です。…さて角野栄子さんの著作は山ほどあるのですが「魔女の宅急便」の著者といえば知らない方はいらっしゃらないと思います。日本だけでなく以前USAのホテルでTVをつけたら、キキズデリバリーサービス〜と元気な映画のCMが流れて私は、思わず わぁ〜と思いました。全世界的に知られている童話作家です。余談ですが、私が一番に感じた「魔女の宅急便」の魅力は→13歳で女の子が一人立ちすることです。箒に乗って親元から離れ、自分の力でできることを仕事にして生活を自立させるのです。年齢は違いますが、私とかぶっていますので身にしみる物語です。私の知っている英国では、親が子供の健やかな一人立ちを目的に育てていきます。日本では子供が自立しなくてもよくて親が優しくて子供が家から一人立ちするチャンスを逃してニートが多く存在する現代ですが、そんな日本人とは少し違う角野先生の想いが物語の下から地球に根を張っているのを感じる私にとっては嬉しい本で、また、この物語を読む女の子たちは、親からの独立、大変だけど、自分の足で立って生活することにチャレンジする、そのことに一人残らず本能的に憧れをもっているのだと私は思わないではいられません。角野先生、絵本「ぶかぶか」を、ありがとうございました…大切にします<(_ _)>

2012年5月15日(火)雨 音楽家・秦万里子さん
今日の午前中、自宅前の道で、音楽家・秦万里子さんに偶然会いました。秦さんはリトルエレファントがはじまったころからたびたび来店されてお友達になりました。今朝は…道でご挨拶から、立ち話の長話。テーマは学習障害。そのテーマを秦さんから振られて、秦さんに私の心の中を読まれたかと思いました。私の前回、図書館から借りた本ですぐ完読した「子どもへのまなざし 完」は学習障害について書かれている本です。昨年はアスペルガー症候群の講座に参加しました。そのときのエピソードですが、どうして参加したのかと問われ、私は自分に「どうして?」と問いかけ呆然としました。理由がないのです。ただどうしても聞きたかったからなのです。そのとき私に質問した方が言われるには講座に参加しているほぼ全員が学習障害アスペルガーのお子さんの親…ということでした。そのことを聞いて私が驚いたのでした。私は子供たちがとても可愛いのです。そして最近多くなってきている一見普通で、集中力もあって、抜きでた能力もあったり、しかし…全くできないことがあって、譲れない拘りがあって、人ががっかりするようなことを言ったり、したり。困ってしまう扱いにくい。それは、大人が自分を全く違う価値観に切り替えなければならない関係が必要です。学習障害という脳に障害をもつお子さんには、適した接し方をしないといけないのです。私はもっと知る必要があるのです。知ることは大人の義務だと思います。知らないでいると、どっちも不幸ですし、知らないで私が誰かを傷つけるようなことをしたら本当に申し訳ないのです。発達障害のお子さんをもつ親の並大抵ではない大変さも、自分のことと感じるように知ることは、はじめの一歩だと思います。大切だと思うのです。秦万里子さんがおっしゃるには、発達障害を持つ子の親の気持ちの歌ができました…と。アマゾンで検索すると、アルバム売ってますと言われました→秦万里子「あ・な・た」で検索してみて下さい。私は道で出会った偶然よりも、今心にあるテーマの一致のほうが百何十年振りに見られる日食よりも意味が深いなと思いました。
…店先の鉢植えです。今年も満開になった青い花と、良く見て下さい!!! コスモスが一輪咲いています…可愛いです^^。昨年の夏に仙台からいらした方に頂いた種を昨年蒔きました。芽が出たもののずっと身長5cmくらいのままでした。それが春になってどんどん葉がのびました…冬を越して開花です。コスモス、花も可愛いけど私はコスモスの葉が大好きです…細〜いカギ針を使って編んだ「レース編み」だと思います…天使が手仕事したレース編み。

2012年5月11日(金) 風香る五月
…今日の夕暮れ時のお店です。ピンク色のタータンチェックのレインコートが入荷しました。フード付で裾はフリルになっています。前スナップ開き。前パッチポケット2ケ。前後に光に反射するハートアップリケが縫い付けてあります。リュックを背負っていても着れる優れものです。お揃いの手さげ付で2300yen!SサイズとMサイズです。Lサイズとお揃いの長靴14〜18cm(1cmきざみ)1200yenは今月末に入荷します。数は少ないです。前回は、すぐに売り切れてしまいました。気に入った方がいらっしゃいましたら先にお声がけ下さい。

2012年5月8日(火)羽衣ジャスミンの花が咲きました
…今日の昼間のお店です。今年は蕾が1万くらい?もっと?ついた羽衣ジャスミンがほぼ満開になりました。とってもいい匂い…なのでドアも窓も開けています。わぁ〜、まぁ〜、いい香ね〜、ここよ〜、道行く人のはずんだ声が風にのって聞こえてきます。その声は私へのGIFTです…とても嬉しいです。
亡き祖母は私に花の苗を幾度がプレゼントしてくれました。私にとって羽衣ジャスミンは祖母からもらった思い出のある特別な花です。この清らかな匂いで祖母の顔も声も言葉も、くっきりと、今ここに祖母がいるように私は思い出すことができます。そういえば、祖母から玩具をもらった記憶が…ないです。祖母からは幼稚園の時に…縁日で買ったサクラ草の鉢。ピンク色の花々があまりにも綺麗に思え、何度も見つめて、はっと息を飲みました。溜息がでました。小学校に入った時…白い牛革に小花模様のバスの定期いれ。中学生になったとき…可愛いニット。一人で暮らし始めた20代…羽衣ジャスミンの鉢。寝ているときも、いい匂いでした。その頃、私が小児病棟で絵本読みをしていた広尾病院から祖母へ「自転車で立ち寄ります」と電話したら、一緒に住んでいた叔母が言うには、電話を切ってから、それからずっと門の影に立って、私が来るのを待っていたという祖母。私が見えると嬉しそうに笑って手を振りました。それが私の思い出にある最後の元気な祖母の姿です。


2012年5月3日(木)二日続いた雨があがりそうです。
…本日、誕生しました。できあがったばかりの作品です。少し前に宅配便のお兄さんにお手渡ししました。明日新潟へお届けです。ご注文主様ありがとうございました。お作りしていてとても幸せを感じました。お健やかな成長が楽しみです。さて、ゴールデンウイークも後半に入りましたが、みなさん楽しんでいらっしゃいますか?明日からは、晴れるようです、どうぞ良い連休をお過ごし下さいませ。お店では、レインコートが売れています。入れたばかりの可愛い女の子のMサイズが速売り切れです。写真を撮っておけばよかったと思いました。月末にまた入ります。2300円でバック付。次は写真を撮って、皆様にもお知らせ致しますね^^

2012年4月27(金)一日中霧雨
…11:10p.m.できあがったばかりの作品です。赤ちゃん誕生おめでとうございます。お客様のセレクトでオーダー頂いた作品:授乳ケープ&巾着とパリパリにぎにぎうさぎです。とても可愛いコーディネイトだと思いました。選んで下さったお客様のセンスで作品が輝きます…お作りしていてとても幸せでした…感謝。さて今日は金曜日でしたので昼間、ぞうさん文庫で絵本を楽しむ会をしました。今日来て下さった方は、英国、USA、日本と国際色豊かで、生後数ヶ月の赤ちゃん、3・4・8才・大人、世代も豊かでした。3-4歳の子供は大人よりも小学生の子供のお手本をきちんと学びます。小学生は小さな子供のお手本になりたいし、バランスがとれます。ナチュラルです。大人がしゃしゃりでて指図する必要が全くありません。私は時々体験するのですが、通りかかって子供がお店の前で遊びたくて、それを止めさせようとして子供に注意するお母さん、おばあさん、の声がとても高くてけたたましいことがあります。大人の声だけがケンケンしゃべり続けている状態です。ドアが閉まっているから聞こえないと思っていらっしゃるのかもしれませんが、言葉ははっきり私の耳に聞こえます。実は大きな声が外から聞こえると私は大変怖いのです。外で大きな声をだすのは…病気で寝ている人がいるかもしれないし、ご近所迷惑だから…してはいけないことだというのは、小さいころに学んでいることです。それだから大きな声が表で聞こえることは、ただならぬ状態で危険を感じるのです。子供が自分の言うことをきかないのは面倒なことだけど、意志を伝えているという面では悪いことではないし、直面した大人が知恵を働かせて子供も大人も笑顔で解決できるようなナチュラルな方法を生み出すこと、そこにチャレンジして下さい、愛ををもって…それができたら大人です。←私はそう思います。又、言うことをきかない子供に大人が大胆にも大きな声で嘘を語っているときがあります。私は仕事の手をとめて、びっくりして、表へ出て行って本当のことを子供に伝えてあげたくなります。大人が嘘を言えば「嘘を言う」ということを子供に教えることになります。大人が子供へ語る言葉は、愛から生まれる栄養豊かな言葉であることを私は願います。

2012年4月22日(日)曇り→雨 春…お店では花が次々満開です。
…今日のお店の窓です。小さな花瓶にはいつも店先に咲く花を挿しています。昨日、近所にお住いの画家の小沢良吉先生がお立ち寄りになられて、窓から外を眺めて「この窓には言葉があるから、何も言葉にする必要がないな」と私に詩のような言葉を言われました。私は窓が大好きです。お店の窓はこの写真の8倍あります。この窓の下にソファーがあります。外の明るさで本が読めます。この窓の向こうの壁に蔦を這わせるのに10年以上かかって、その上に今年、壁いっぱいに広がって蕾をたくさんもった羽衣ジャスミンを這わせるのには6年かかりました。200円で買ってきた小さな小さなジャスミンの苗でした。5月の開花が楽しみです。お店がものすごくいい香でいっぱいになりますよ…ぜひお店にいらして下さいませ。
●気になったニュースは、1年かかってカナダに流れ着いた311災害のサッカーボール。このニュースを聞いてすぐに頭に思い浮かんだのが、大昔に日本の難破船が潮流に乗ってアラスカに辿り着くということも有り得る…のような記述があった星野道夫さんの本の中の文章です。皆さんもご存知のようにアラスカの人は日本人とものすごく顔が似ているのです。だから星野さんも思ったように…私もそう信じてしまいます。しかし、1年間は漂流できないです。そう思うと、きっとものすごく不思議なことがあったのです。私はそこを信じます。心がわくわくしてきます。
←トートバック/アルバム/母子手帳ケース…できたての作品たちです。お祝いとご自宅用とを一緒にオーダー頂きました。ありがとうございます。うろ覚えですが今朝読んだ佐々木正美著の本の一節にこんな言葉がありました「こうなって欲しいと思いながら子供を育てるのではなく、子供がなって欲しいと思う親になる」私は素敵な言葉だと思いました。

2012年4月16日(月) 寒い曇りの日…笑顔のベビードール兄弟
今日、広島県へお送りした可愛いベビードールの兄弟です。お作りしていて本当に可愛かったです。仲良く大きくなって、青年になって大人になってすごく頼もしくなって優しい社会を作ってくれる…早くもそんな想像をしていました。そういえば最近、広島県へお送りすることが多いように感じます。広島県の方は命の尊さをとても近くに感じて生きておられる方が多いのかなと、思いました。ご注文主様はどんな想いでお二人のベビードールをオーダーしてくださったのでしょう?…愛がいっぱいです。作らせて頂きましたことを心より感謝申しあげます。

2012年4月14(土)一日中雨降りです…雨降り進行中の23:00
本日発送いたしました作品のうち、横浜市にお住まいのO様へ、発送のお知らせをメール致しましたが、どうやってみてもエラーになってしまって送信できませんでした。取り急ぎお知らせです。今晩ラジオで浅田次郎さんの短編「夕暮れ隧道」のリーディングがあったので、興味深く聞いていたのですが、もの凄く怖かったです…ぶるぶるです。さて、明日はお天気になるそうです。楽しみですね。私は1:00予定で戻ります。お店は1:00からの予定です。次のオーダー作品ベビードールの可愛い兄弟をお作りします。とっても楽しみです^^!良い日曜日をお過ごし下さい。
←本日誕生した作品、麻の母子手帳ケースです。広島県にお住まいのT様、お手元に届くのをお楽しみになさって下さい。


2012年4月12日(木)晴れてとっても暖かい日
今日はこの春、小学校に入学された姪ごさんに贈るお洋服を買いに来て下さったお客様の笑顔が私を幸せにしてくれました。前にここで買って贈ったお洋服は3年くらいたっても気に入ってまだ着ていると、私に教えてくれました。ずっと笑顔で楽しそうにお洋服を一生懸命選ばれて、とても優しい人だなと…私はとても嬉しかったです。笑顔はやっぱり素敵ですね。
…誕生したばかりのベビードールです。お作りしていてとても可愛いかったです!!!明日、福岡県へお送り致します。ご注文主様へ…お手元に届くのをお楽しみになさって下さい^^ ●明日は午前中から用事で出かけます。お昼までに戻りたいのですが、1:00ごろになってしまうかも知れません。

2012年4月10日(火)春のお花のハンドペインティング
今日は午前中に銀座の教文館エインカレムへ森本二太郎さんの写真展へ行ってきました。久しぶりにお会いしてお話ししました。ぞうさん文庫のページに書きました。良かったら見て下さい。せっかく銀座に行ったのにお店を開ける時間が迫るので、どこにも寄れずに帰ってきました…ちょっともったいない気分。
…今夜はOrder Madeうわばきペイントもしました。保育園/幼児教室/児童館etc.で活躍。春だからお花とちょうちょを描きました。右左がわかる目印が蝶です。今日の母子手帳ケースのご注文で一目ぼれしました…と書いてくださった鳥取県のお客様、ありがとうございます。すごく嬉しかったです。一生懸命心を込めてお作りしますね。鳥取県はまだ行ったことないのですが、いつか行ってみたいです。

2012年4月9日(月)暖かい春 ガソリンスタンドのお兄さん
自宅とお店の途中にあるガソリンスタンドのお兄さんたちは私が自転車で前を通るときには必ず「こんにちは!」大きな声で挨拶してくれます。今朝は用事があって、でかけていたのですが坂を昇っていくと、ガソリンスタンドの20mくらい手前にいつものお兄さんがいました。大使館の門の前でガソリンスタンドのお兄さんと新幼稚園生とお母さんが何か話していて、私が近づいていくと、お兄さんがカメラをお母さんから受け取り、お兄さんは道路側に行き、記念の写真をとってあげていました。お母さんはお母さんらしくて控えめで、新幼稚園生は何だか制服がまだカチカチしていて、私にはその3人が輝いてみえました。大使館の門の中には大きな桜の木があって桜は満開です。ガソリンスタンドのお兄さんは優しいなと思いました。一生の記念です。平和は一人一人の笑顔と優しい行動なのですね。一人一人が平和の国の大使です。この時も、私に笑顔で「こんにちは!」と声をかけてくれました。その声と笑顔で何だか私の心が強くなるのを感じます。…さて、その大使館の桜の木が私の自宅の窓から見える桜の巨木です^^!私は借景で毎春、幸せを頂いています。感謝。
…今10:30p.m.明日お送りするベビードールをお作りしています。作るときはいつも、自然に、このベビードールの赤ちゃんとママとパパとママとパパのご家族のことを思い描いています。お作りするのに時間がかかるので、ふと気づくと、陣痛がきたときのママの顔とか、ついに産まれる!と期待するパパの表情とか、おぎゃあと泣いた赤ちゃんの顔とか、本当にふと気づくと、いろいろな場面を思い描いているのです…目の中で見えているというか。明日お送りします。出産お祝いに贈ってくださるベビードールです。ご注文主様、ありがとうございます。ご対面をお楽しみになさって下さい!


2012年4月8日(日)Happy Easter イースター
…ペレットちゃんがイースターエッグをつくりました。今日は満月の次の日曜日です。イースターです。良いお天気に恵まれて、桜のお花見日和です。お子さんとお散歩を楽しんで下さいね〜私の分も^^! 昨夜は中目黒からずっと目黒川沿いを歩いてお店に来て下さった親子さんがありました…けっこう遠かったっておっしゃっていました。今朝は目黒川沿いを歩いて中目黒恵比寿白金台と犬といっしょにお散歩してきたと立ち寄ってくださった近所のお客様がありました…わりと近かったとおっしゃっていました。足で地球を歩く楽しいお散歩で美味しい空気をいっぱい体内に吸い込んでくださいね。いい気持ちだと思います。想像するだけでもいい気持ちになれます。みなさん良い一日を!

←こちらはお客様からのリクエストでベビー巾着のベビーの頭に髪の毛をつけてお姉さん巾着にしたものです。いかがですか?凄く可愛いのでGoodアイデア賞です^^!男の子バージョンもお作りしてベビーシリーズ--?に追加したいと思っております。サイズはいろいろお作りできますが…大中小でしょうか?…今日、北海道からご注文くださったお客様、ありがとうございます!桜は咲いていますか?赤ちゃんが誕生する喜びの日を私もお花のブーケのような気持ちで楽しみにしています:) …マ

2012年4月6日(金)東京の桜が満開になりました。
今日は「注文する今日までに何回このHPを開いたことかわかりません…」とお書き頂いて新潟にお住いの方からご注文を頂きました。とても嬉しかったです。どうもありがとうございます。作品ができあがるのをお楽しみになさって下さいね。さて、東京の桜が満開になりました。そして入学式だったのですね、新一年生の姿をみかけました。おめでとうございます。私はずっと作品作りに没頭している日々です。夜になって、もの凄く寒いです。桜はきっと長く咲き続けることでしょう。
…今朝の自宅の西窓のソメイヨシノです。
私は夜の時間もずっと作業場で作品をお作りしています。作品を作ってから帰るのは深夜なのですが、脳が活発に動いて物事に集中すると、ぜんぜん眠くなくなってしまうのです。
…昨日の深夜の遊園地〜ではありません。深夜にDVDをTSUTAYAさんへ返しに行ったとき目黒通りで水道工事をしていました。ドライバーへの危険のお知らせです。直径1m以上ありそうな大きな明るく輝くバルーンです。自転車で走っていてびっくりしました。
…100円で借りた映画「プチ・ニコラ」フランスの 作品はエスプリが効いていて、パパとママを比べるのは変ですが、日本のパパとママと雰囲気で30歳は違うのではないかと思えます。いい悪いは別にして、フランス人の両親は外見が大人です。そういえば今日、1才の終わりか2歳の初めくらいのお子さんと若くて綺麗なママが来店されたのですが、ママはケータイで良く通る声でずっとお話ししながらお店の商品を歩きながら見ていました。その間、お子さんは目にとびこんだ商品を小さな可愛い手で掴んでは別の所に置くを繰り返していました。そのうちソファーの下に置いてある木の車や飛行機に気づき、私が準備しておいた遊んでいいおもちゃをソファーの上に乗せ遊びだしました。けれども、集中力がなく、お店には、たくさんの目新しい物がありますから、次から次へと興味が移り、目にとびこんだ手の届くお店の商品へ突進して手に掴んでソファーに乗せたので、私が笑いかけると可愛い表情で笑い返して私を見ました。それなので、私は、その子の隣りにしゃがんで商品と遊んでいいものの区別は全くわかりにくくて申し訳ないけど、商品では遊べないことをお子さんに伝えました。小さな子供は本能でもっとよくなりたいと思っているのです。社会にでたら規則を知りたいのです。そうして学んでいくのです。教えてあげないのは人間扱いされていないことです。かわいそうです。何もまだわからないから、と、子供を人間扱いしないのは大人の罪です。…私が作業場にいるとき、そのお客様は無言でお帰りになりました。たくさんのおもちゃはソファーの上に置かれたままでした。フランスのパパとママと子供のエスプリはフフっと苦笑いの連続ですが、子供を元気づけようとするパパの最後のシーンにあった家庭のあたたかさは、やはり大人社会だなと思え。それに対して何故か幼く若いほうがいいという価値観?を持つ?未熟な日本社会で生まれるパパとママは、どうしても周囲の人々が寄り添って共同で育児をしないといけないと思わされます。愛を受けながら生活の基礎を身につける大事な0〜3歳を過ごす子供が秩序のない野放図な状態にさらされてしまうのは悲しいです。家庭教育の見直しをうったえた「あと半分の教育」井深大著が出版されたのは昭和60年です。27年前の本ですが…ママ&パパには私が必読書の一冊にあげたい本です。ぜひお読み下さい。追記ですが、リトルエレファントを愛用してくださるほとんどのママは床に置いてある木の車や飛行機を小さなお子さんがソファーに乗せた場合は、すぐに気づいて「床に置いてあるおもちゃは床で遊ぶのよ〜」と優しく言葉をかけています。また、外の木馬や車に乗るときは黙って使うのではなく持ち主である私に「乗ってもいいですか?」と必ず言葉をかけさせて下さいます。その言葉がけを知らない人がいると、まだほんの小さな子供が気づいて、小さな相手へ「乗ってもいいですか?ってきくんだよ」と声をかけてくださったりしています。親の教えを受け継ぐ子供も素敵です。地球の命たちへ一つずつ優しく丁寧に教えていくママやパパの姿は美しいなと思い、私の心は嬉しくて安らかになるのでした。
p.s.4月2日はお店のアニバーサリーでした。私はその日、隅から隅までお掃除をしました。床もごしごし雑巾がけしました。なぜか一番それをしたかったのでした。

2012年4月1日(日)晴れ 18年目に一歩踏み出します
今、10:30p.m.刺繍しているさいちゅうです。刺繍ができたら部品を作ります。それから組み立てていきます。まだまだ先が長いです…が、先を急がず大切に丁寧にお作りしています。作るのは本当に楽しいです。
←実はこの作品は2/22消印で「急ぎません」と書き添えられた達筆なおハガキでご注文頂き、本格的に多忙なためその言葉に甘えてなかなか仕事に入れませんでした。お店を始めたころからずっと優しく見守ってくださっている人と心を大切にされる憧れの詩人の方からです。今日、作品を作り始めようと思って準備していました。なぜ今日かというと、17年前の今日、私はリトルエレファントを準備開店しました。レジとかその他もろもろ慣れていないために友人知人にお知らせして練習を兼ねて、そっとOPENしたのです。4/2から本格的に開店しました。それなので今日は私の大切な日なのです。心を込めて感謝の気持とともに一生懸命お作りしたいと思っています。さて、そんな日である今日をを覚えていてくれた友人がお花とお花見弁当を持って訪ねてくれました…嬉しかったです…優しい友達の心に感謝です。角野栄子先生の童話創作で知り合った親友です。17年という長い年月が過ぎて行ったのですね。幼くて小さな失敗大きな失敗いろいろしたように思います。許されて生きています。それでもいつも私は真剣でした。リトルエレファントが大好きなので休まず毎日仕事をしに来ています。我ながら半端じゃないですね(^^ゞ リトルエレファントが私を多く学ばせてくれるのが凄くありがたいのです。リトルエレファントは、はじめから私一人でしています。友達や先生があたたかく見守ってくれていて、来店されるお客様やお子様、電話やメールの向こうの優しいお客様の声に励まされて過ごしています。お客様が私の仕事仲間で心の朋なのです…心からそう思っています。感謝の気持でいっぱいです。
←お花のブーケを下さった友達に感謝。
というわけで今日と明日はリトルエレファントの創立記念日なので、今日と明日オーダーメイドの作品をご注文下さった方には、感謝を込めて何かプレゼントを贈りたいと思いました。ご注文くださる方…どうぞお楽しみに!!!

2012年3月31日(土)大風雨  桜の花が咲きました

今日、東京の桜の蕾がほころびました!今朝、窓の外に見えるソメイヨシノの木を眺めて枝にいくつかの桜の花が咲いているのをみつけました。開花予想日ぴったりでしたので驚いてしまいました。昨日はまだ一つも咲いていませんでしたのに、そのことを思うと、桜の木のほうが開花予想に合わせているような気持ちになりました。リトルエレファントは目黒駅のすぐそばにあります。目黒と白金台の間です。私の生まれ故郷です。目黒駅は地形的には山の上にあります。今日は強風で自転車が前に進まず、押して歩き、とんがり山のてっぺんにいるみたいでした。坂を下ると目黒川が流れています。目黒川沿いは桜の名所です。ご存知でしたか?どうしてだか聞き入ってしまって、そして、可愛くてまっすぐで気持ちいいなと思う私の好きな歌があります。よかったらどうぞ聞いて下さい…「めぐろ川♪」→http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=TrQy2kzOvbE
さて、本日メールオーダーでお申し込み&お振込み頂いた方へ確認のメールを送信致しましたが、エラーで送信できない方がありました。神奈川県のO様へ…お振込みありがとうございました<(_ _)>できあがりの予定は4月14日です。できあがりをどうぞお楽しみになさって下さい。ご注文数が多くなっていて、予定が若干ずれるかもしれませんが、毎日、一生懸命にお幸せを祈ってお作りしています。皆様ありがとうございます。<(_ _)>

今朝窓から見えた桜の花…春です!

2012年3月26日(月) 幼稚園は春休み
春を感じた一日でしたが…寒かったです。軽装のTシャツ重ね着で来ましたらブルブルと寒くてどうしようもなく、いったん自宅に戻り重装備で戻ってきました。小さな子供達は春休みに入りましたね。ご卒園された方おめでとうございます。良い春休みをお過ごし下さいませ。楽しく演出するのはママとパパのアイデア次第です。来週からいよいよ保育園に入ります…とおっしゃるママも立ち寄って下さいました。わくわく新しい時が始まる春ですね。皆様の春の幸せをいっぱいお祈りしています。
←今日お作りした作品です。オーダーメイドでうわばき入れとはんかち付のハンカチ&ティッシュ入れ。うわばき入れにはお揃いの可愛いネームタグをおつけしました…ご注文主様のアイデアです。お名前も書き込んであります。ハンカチには優しいお花のイラストとお名前も書きました。いかがですか?

2012年3月26日(月) ムスカリ事件
こんばんは、今日は北海道の方へ母子手帳ケースをお送り致しました。また昔からご愛顧頂いているお客様からのオーダーで幼稚園の連絡帳入れにちょうど良いと、地球の顔の周りにメッセージを書き込む手さげHappyChild巾着もお送り致しました。保育園の連絡帳入れもベビーシリーズでお作りしたいなと思っています。すぐに欲しい方いらっしゃいますか?

さて今日は、お店に来てすぐにお掃除して、お花に水をあげたり手入れをしていて、目黒通り沿いに置いた看板の鉢に咲き始めたムスカリの大きな花房が2本切り取られているのに気づきました。2つの茎の丸い断面が痛々しく、ショックで、お店に来るなりとても悲しい気持ちになってしまいました。花が咲くころ毎年、必ず起こる事件です。いつも友達のように心で言葉を交わして育てている命なのに、やっと咲いたと思ったとたんに切り取られて持っていかれてしまうんです。午前中の早い時間に。以前、巡回のおまわりさんに話したら、外に出さないでしまって帰って下さいと言われました。歩く人がふと見て、きれいだな〜かわいいな〜と、心の中で言葉が生まれたらいいのにと思っていますのに、自分だけのものにしたいという「欲」を持つ人がいるのです。戦争はそこからも始まっていますね。さて、犯人は必ず犯行現場に現われる…ので^^ 私にとってはホラー映画より怖い犯人に、花をとるのは些細なこと誰も気づいていない…と思われてはいけないので、看板を作りました。横6cmほどなので、とても控えめですが…。私は未来の人々にはこんな看板の無い世の中を希望します。
←ムスカリはどれでしょう?
紫色の小人さんみたいなお花です^^

2012年3月22日(木) ベビードールも笑顔です
こんばんは、今週誕生した可愛い姉妹のBabyDoll です。お母様がホームページを見ながらいろいろ考えてご注文して下さったことを想像していると、とても幸せな気持ちにさせて頂けます。また、少し前に「本日到着致しました。…二人の○○くんの対面が(赤ちゃんとBabyDollのこと)今から待ち遠しいです。早く会わせてあげたいです。その時は、またご報告させていただきますね。」とメール下さったお客様=BabyDollを贈り物としてご注文下さったお客様、ありがとうございます。感謝申し上げます。プレゼントを赤ちゃんのママに渡したとき、重くて驚かれるでしょうか?喜んでいただけると私も嬉しいです…どきどきします。

さて、アスペルガーという言葉を聞いたことありますか?もう終わってしまいそうで、上映スケジュールをNETで検索しては、あ〜まだやってる!と安心して、観に行けるかな?諦めるかな?ぎりぎりな気持ちだったのですが、昨日最終で観てきました。映画「ものすごくうるさくて、ありえないほどちかい」…こどもがアスペルガー症候群の検査で不適合であっても、こだわりが強く、計り知れない集中力があり、音に対して病的に繊細で、人としゃべれず、時にとても扱いにくい少年。両親がどれほど深く愛して育てているかがわかる心温まる映画でした。9.11の恐ろしい体験を観ている側が心に傷を負った者としての角度で理解できる素晴らしい映画でした。また、父が残した謎を少年が解明し成し遂げる過程で痛みを乗り越え、成長していく少年。その少年が語る大切な正確な言葉の数々は…圧巻でした。粒子。死。映画館で観る映画は巻き戻せないライブなので私は緊張しながら食い入るように観てしまいます。障害と書くと言葉がきつく感じる私ですが、障害を見せてくれるありがたい作品から、親だけでなく、すべての人が自分のこととして理解する成熟した時代になったらいいなと私は願っています。
…映画、最後のシーンで少年がブランコへ行くことに気づくきっかけは?どこに伏線がありましたか?なんだったのだろう?大事なところを見落としてしまい、ずっと、気がかりです。心残りです。初めて行った渋谷シネパレスとても清潔で気持ちのいい安心な映画館でした。いい映画は映画館で観たいなと、作り手にエールを送るためにも、そうしたいと、思います。水曜日はレディスデイ…1000円で嬉しかったです:))

2012年3月19日(月) パパもママも赤ちゃんも笑顔で…
こんばんは、今日は日中、来客が多くぱたぱたしていました。ふと気づくと11:00p.m.をまわっています。前回の日記で、遠い遠いところから注文がくることを祈っています…と書きました。深夜に広島にお住いの方からBabyDollのご注文を頂きました。そして今日の朝の9時には福岡にお住いの方からBabyDollのご注文を頂きました。ありがとうございます。私はその度、小さな子供達を心から大切に愛する人たちがいるということを知ることができるのです。嬉しくてたまらなくなります。なんとあたたかいのでしょう。想いを尽くし心を尽くし精神を尽くしててお作りしますね。そして、作った作品が人の心の中へ深い想いとして、ろうそくの灯りのように存在することができたなら…それが私の願いです。私の作る作品がそんなふうであれ、と、お作りいたします。
←今、お作りしている母子手帳ケースです。パパの頬を染めたところです。パパもママも赤ちゃんも笑顔でいることが私の願いです。笑顔でいることは、自己中心の人にはできないことです。精神が大人の人の笑顔は愛です。愛の成せる業が笑顔を作ります。屈託なく無垢に笑顔で応える赤ちゃんにパパとママの笑顔を太陽の光のように降り注ぐことが争いのない世界を作ることになるのだと私は信じます。戦争は一人の人間の心の中で始まるのです。暮らしぶりや衣服や持ち物を人と比べる窮屈な生き方よりも、心を一番大切にする生き方を選ぶ人たちがもっと増えるといいなと思っています。さて今お作りしている母子手帳ケースの名前はすごく長くて「麻の母子手帳ケースパパ&ママLOVE」です。未来の地球が平和であるためにできることは?笑顔=私の祈りを込めた作品です…できあがったら明日、四国の香川県へお送り致します…香川県のお客様お楽しみに待っていて下さいね。香川と書いたらお腹がすいてきました。私の夕食はいつも深夜、自宅に帰ってから作ります。さぬきうどんは香川でしたか?一度、行ってみたいです。本物を食べてみたいです^^!
…お花の手刺繍と、お名前もお書きしてお作りしたハンカチ&ティッシュ入れです。ちょうど卒園のシーズンなので一緒に過ごした仲良しの友達へ贈る、どこでも買えなくて、簡単にも買えない物…のご注文もお作りしてお渡ししている3月のリトルエレファントです。ご注文主様に優しい気持ちが感じられる時、私は一生懸命お作りしたいと思います。作品はお客様と私の心のハーモニーから生まれるのだと思います。
可愛い春夏のお洋服も入荷中です。0〜6才。こちらのTシャツは胸に編んだゾウさんが凄く可愛くて男の子も女の子も可愛く上品に着れます。スカートも素敵です。私が一生懸命展示会で探して気に入って発注したイギリスのこども服が到着しました。お値段お安いんですよ^^ !

2012年3月17日(土) 新しいベビードール誕生に心より感謝
←このベビードール?違いのわかる方いらっしゃいますか^^?昨日ご注文主様にお渡ししました。…さて今日は、予定を立てて数日前から作りはじめて本日中に発送したかった6作品をずっと緊張しながらお作りしていました。午後7時少し前に作品の全部が完成して、それではとクロネコ宅配のお店まで自転車を小雨の中走らせたのですが(集荷はもっと早い時間に終わってしまうため)送りたい!!!という私の「熱い」気持ちとは裏腹に、クロネコは「冷やか」でした。これがインドだったら、何人もの配送人が私に詰め寄って私を使ってくださいと目をギラギラさせてくるはずなのに…。私はインド人のハーフなのでしょうか?日本では楽しくハツラツとお仕事をしている人たちをあまりみかけないのはなぜでしょう?普通日本人は土曜の夜7時には仕事をしていたくない…もっともな理由なのでしょう。が、…私は、夜の7時でも夜の10時でもお仕事できることが嬉しくてしかたないのです。できあがった作品はご注文主様にすぐにお送りしたいのです。笑顔が見たいのです。早く喜んでほしいと想うのです。…それだから子供達の未来は、みんながわくわく目を輝かせて自分の仕事や生活、生きるにワクワクと、はつらつと、取り組んでいてほしいと思います。今日お送り予定だった広島の優しい文章を書いてくださるお客様へ、遅れて申し訳ございません。最善を尽くしたのですが間に合いませんでした。明日、目黒/池田山/白金台(リトルエレファントの周り)の春風と共にお送りいたします。
←新しいベビードールの違いがわかりましたか?答えです^^! こちらのベビードールは一歳のお誕生日にお子様のために贈りたいとご注文して下さったママのご注文理由の「こどもにとって、いいと思って」その気持ちがじ〜んと私に深く伝わりました。母の愛だと思いました。そのママの想いがずっと私の心に沈殿していたのでしょう、私がそのお客様のベビードールを作る前の夜に突然、私にすべき仕事が降りてきたのです。ママもパパも目が不自由なのです。ベビードールを抱っこしてママとパパもちゃんと誕生記録が読めるようにしたいです…赤ちゃんに大切な「命」を与えたのはママとパパなのだから…ベビードールはママとパパへの神様からの優勝カップみたいな宇宙からの感謝状です。それが私にできるお仕事と思ったら…実現できました。一針、一針、フレンチナッツで点字を刺繍しました。いくら指でなぞっても読むことのできない私が時間をかけて刺繍した点字を、赤ちゃんをおんぶしてお店にいらしたママが、ベビードールの目や鼻や口を触ってから、胸を触ったとき、わあ〜って言って、点字を指でなぞりながら読んでくれました…お子さんの名前と誕生記録。その名前と誕生記録を読むママの声が私にとっては神様からのGIFTでした。この瞬間…リトルエレファントに記念すべき新しいベビードール誕生しました。私は次のご注文が遠い遠いところからくることを祈っています。


2012年3月13日(火)晴れ びゅんびゅんオーダー作品の製作中です。
←13:30できたての作品です。中央の白いペアはシートベルトカバーです。赤ちゃんのお顔がベルトで痛くならないよう、なめても洗って清潔に保てるように心を込めてお作りしました。千葉県にお住いのお客様へ自転車配達でお送りします…明日お楽しみに!!! 今週はご注文作品が多く発送の予定日に遅れを出しそうなので、一生懸命ベストを尽くしている最中です。日記が沈黙していてもご心配なく、休んでいるのではなくて、隙間なくベストを尽くしている最中の仕業です:))) …今日は久しぶりに晴れています。お掃除お洗濯、赤ちゃんと野原をお散歩などいっぱい楽しんで下さいね。ママができる大切なこと、赤ちゃんや子供達に春の生まれる音を聞かせてあげたり、春の命を見せてあげたり、太陽の光の温かさを背中に感じさせてあげたり…。

2012年3月11日(日) 東日本大震災から1年
東日本大震災から今日で1年経ちました。被災地の方々の心の平穏をお祈りします。昨日の深夜TVで放送されていた被災地のドキュメンタリー番組をずっと見ていました。小さな二人のお子さまを残して行方不明になっている奥様を想い、どこかで生きていると思っている、また会えると信じている…と語られたパパ。涙がこぼれました。被災地には同じ思いで傷ついておられる方がどれほどおられることでしょう。また、被災地へ救助へ行ったけれど夜で暗くて、一度戻り、夜が明けてから救助の予定が、翌日は原発事故の危険性が高まり立ち入り禁止区域となり、助けに行くことができなかった。夜には聞こえていた声があったのに…すぐに助ければ救われた命があったはずなのに…自責。助かった人もひどく心が傷ついているのです。心の平穏をお祈りします。…お店の日曜日は静かで穏かです。ピンク色の可愛い傘を買ってくださったお客様がおられました。3〜4歳の娘さんとママがお二人で傘について何かを長く相談されている姿が印象的でした。私はお店をしながら今日も黙々と作品をお作りしていました。ラジオで東日本大震災の話題を聞いていました。流れた歌で、いい歌〜と思ったのは、もしもピアノが弾けたなら♪でした。歌は言葉を並べて作る文章よりも、たった一つの言葉が一瞬に心を捕らえるものなのだなと思いました。言葉に内在する世界が、温もりある人のように、とん、とん、と、心の扉を打ったり、寄り添ったり、温かく包んだり、ゆさぶったり、記憶の何かと結びついて思い出させようと…するのだと思いました。私の心が集中した言葉は歌の中の「小さな 明かりを 一つ点け」から→「人を 愛した 喜び 心が 通わぬ 悲しみ 抑えきれない 情熱」でした。この文字は、たんたんとしていますが、文字を言葉で歌として聞くと、心がひどく揺さぶられます…どうしてなのでしょう。悲しみは語り継ぐことが大切といいいます。辛いことを身をもって体験した人は恐ろしさを知っているのです。その人たちの言葉から、たくさん学ぶことができるのです。教訓を活かすことができるのですが、何十年か時が過ぎると体験を持たない人ばかりになります。犠牲になった、たくさんの尊い命からの大切な教えをしっかり受け継いで生かすこと、次の世代へ繋げることが、私たちの使命だと思います。被災地の方々の心の平穏をお祈りします。

2012年3月10日(土) 朝は雪が降ったそうです。 
明日は3/11です。東日本大震災から1年です。地震の日、帰宅困難者となり何時間も歩いて品川まで歩いて帰る途中、お店の前を通り、地震後の片付けをしていた私に「ともこさん」と声をかけてくれた編集者でライターの友人が、今日、出産のお祝いを買いに来店して下さいました。「地震のの日にここに来たのです」彼女の心の中には、地震の後、ひたすら道路を歩いて、私に会ったことが消えない強い思い出になっているのでした。彼女が私に話してくれた彼女の思い出は、今日からは私の新しい思い出です。地震の後は誰もが心細かったと思います。電話が通じず私もとても心細かったので名前を呼ばれた聞き覚えのある声で、身体がほっとしたことを覚えています。明日は震災の起きた時刻に電車が停まって黙祷を捧げるアナウンスが流れると聞きました。多くの命が犠牲になったのです。犠牲になった方々のこと、残された家族の方々のこと、そのお心を想い私も祈りたいと思っています。震災後、自分でできることとして、まず夜の時間は作業場の電球は一つだけつけて、ピノキオのジェペットじいさんみたいに黙々と作業してきました。エアコンの暖房もつけていません。これからも続けます。仕入れ商品は今までしていなかった日本の会社の製品を自分で朝の電車に乗って会社を訪問して選んで毎月仕入れました。日本人が働いたものを仕入れて購入すれば、きっとどこかで、被災地の方の雇用に繋がるかもしれないと願いました。
←お作りして今日お送りした作品たちです。お客様がHPからお選び下さってご注文くださった作品たち。お客様のセンスが光る素敵なセットだと思いました。本日はエコ配達でもお送りしたい作品がありましたが、午後の早い時間に集荷が終わり、担当の方が、まだ目黒付近にいるのではないかと携帯へ電話をかけたのですが「すみませんもう目黒にいません」と言われ、ベストを尽くしたのに…間にあわず残念でした。発送日が二日遅れてしまいます。お客様と可愛い赤ちゃんが心待ちにされていると思うと本当に申し訳なくて<(_ _)>。今日は寒いけれど来週は地球からの春風も作品と一緒にお届けできるといいなと願います。ママや赤ちゃんの笑顔が早く見たいです。●北海道から今、「届きました」のメールをくださったお客様。ありがとうございます。出産の時の思い出を子育てをする上で忘れたくないと…私がお作りした母子手帳ケースを大切にして下さると書いて下さいました。すごく光栄です。母としての責任感があってきちんとしていてその上とても優しいママの存在で…私はとても安心な気持ちにさせて頂きました。ありがとうございます:))) 赤ちゃんが成長していく素晴らしい時間は神様から?地球から?ママへのGiftです。楽しんでくださいね。

2012年3月9日(金)雨の一日
 
遠くからお電話ややインターネットでご注文くださったかたへ…心よりお礼申し上げます。出会いに感謝を込めて:))) お店はさむ〜い雨降りのなか、お客様が長靴やレインコートを買いにきて下さったり、グッズのページでご紹介している縫取りのBoxセットも買ってくださったり(残りはあと1箱になりました)、ぞうさん文庫絵本のお楽しみ会も幼稚園生と赤ちゃんもご参加頂きました。今日は「10までかぞえられるひつじ」を読みました。可愛い絵でよく見かける絵本です。数字を覚えた小さな子どもたちに共感できるかな?どうかな?と読んでいて思いましたが、個人的には教育的な絵本に傾いているように感じました。教育的なものほど教育的に感じることはないのです。という教えは私の恩師、森久保仙太郎氏がよく言われる言葉です。私はその言葉が大好きです。
←ちょっと前に完成したBabyToyです。自分で書くのはなんですが、作っていてとても可愛かったです。それだから作っていてとても楽しかったです。ご注文主さまお待たせしてすみません…明日お送り致します。…12:00すぎ?てます。今日の日記はおしまい^^/

2012年3月8日(木) パパ&ママLove母子手帳ケース製作中^^!
三寒四温ですね。とても寒くなりました。曇り空なので一日白夜みたいです。
←やっと部品ができました。11:30p.m.^^;…これから組立てです。せっかく作ったのに使ってすぐに壊れたりしたら、ご注文主様に申し訳ないですし、とても恐ろしいことなので、丁寧に確認しながら、あちこち縫って丈夫にしています。一生の持ち主さんになる赤ちゃんのことを考えると、私は作らせていただけることがすごく嬉しくて幸せです:))と感慨深く独り言いいながら楽しくお作りしてます。四国のご注文主様、完成をお楽しみになさって下さい。すみません、もしかしたらお届けが一日遅れてしまうかも知れません<(_ _)>

2012年3月7日(水) 確定申告終了^^! お店にお花の苗を植えました。
今日は確定申告へ行ってまいりました。一年に一度の自転車での遠出です。30分くらい自転車で走って、30分くらい待って、1時間くらいかかっていろいろ申告して書類が間違っていないかチェックして、書類をプリントアウトして頂いて、自筆で書類を記入して、順番に並んで、税務署の方にチェックして頂いて、ぽん!とハンコを押して頂きました。←これで、一年の仕事が終わりました。その確認の最中に室内が暖房で暑くて暑くて私が一番苦手な汗をかき、疲労して、くしゃみをしたら、税務署の方に寒いですか?と聞かれました…お優しい方でした。自転車をこいでお店に戻ると!!! お店も嬉しそう。一年間お疲れ様でした。そして親愛なるお客様たちへ心から感謝申し上げます。ありがとうございました。今日から新しい日のはじまりなので私は近所の植木屋さんへ行きました。毎年この日の恒例になっていること→店先の大きな二つの鉢に赤い花の苗3種を植えて可愛い寄せ植えを作っていると、可愛い女の子がお母様とご来店されました。1500円のロマンチックなTシャツを買って下さいました。女の子がそのTシャツをとても気に入って、はにかんで凄く嬉しそうだった様子は私の今日のGIFTです。歌手の大石亜矢子さんも赤ちゃんをおぶって盲導犬のセロと立ち寄って下さいました。みんなとお話しできる幸せも私の今日のGIFTです。赤ちゃんのかたっぽのちっちゃな足が、どうやら靴下を落としたようなので、歩いた道を聞き目黒をぱっぱっぱっと探しましたが…ちっちゃな靴下は見つかりませんでした…あると思ったのに。それからすぐ昨日お作りした作品の配送業務です。集荷時間ぎりぎりになってしまい今度は冷や汗をかきました(~_~;) …私の今日の気分は大晦日→お正月^0^/ですが、このまま、これからオーダーメイドの次の作品作りに入ります。お振込みいただいている数名のお客様、申し訳ございません、ご注文の確定書のメール送信、ちょっと遅れます。お届け日は遅れませんのでご安心下さい。
←青色申告会に入っています。確定申告はここでできます。難しい書類作りをサポートして下さるのでとても。安心です。

2012年3月5日(月)雨  一日雨ふりでした。
3・11の震災からあと1週間で1年です。今日は夜の時間ラジオをつけて仕事をしています。ずっと震災の特集です。リトルエレファントも、とても揺れましたのでラジオを聴いていても身体が緊張するようです。そのことを思うと被災地の方々のお身体のこと、お心のことを心配しないではいられません。心の平穏を祈ります。

…雨に打たれても郵便屋さんは傘もささずバイクに乗ってやってきて私に手渡して下さいました。遠方にお住まいの方がお振込みいただきますと、用紙がこの緑色の封筒に入って私に届きます。人が感じられてあったかいです。


2012年3月4日(日)凍てつく曇  ミシンの日 ミシンの神様
日曜日いかがお過ごしですか?今日は空がどんより曇って寒い一日です。お店の鉢植えの球根の、ヒヤシンスの白い花は満開です。今日はずっとミシンを使ってご注文頂いた作品を作っているのですが、ヒヤシンスの綺麗な香がつぶつぶみたいにリズミカルに弾んできます…音楽を聴いているようです。今日は3/4ミシンの日。ご存知でしたか?私はほぼ毎日ミシンを使いますので、ミシンに感謝の日です。ミシンは便利な全能マシンと思いがちですが、実は頻繁におかしくなります。機械の調子が微妙にくるうのです。布に引っ張られた針は折れるし、ずれた針はプラスチックのボビンケースに穴を開けます。ネジを外して調子を合わせ祈るような気持ちでまたミシンをかけます。それでも調子が戻らないとき、私に絶体絶命の瞬間が訪れます。非常に焦ります。が…^^ ! 私にはミシンの神様がいます。電話一本で遅くても翌日にはやってきます。小さなワンボックスカーに乗って。お店をはじめたころは、ミシンの故障時は宅配を使って約1週間も修理に時間がかかると知り、困窮して、宅配の代わりにもの凄く重いミシンをかついでミシン修理工場まで行ってその場で直して頂く技を身につけました。が、そのうち、その修理工場もなくなりました。ミシンを使う人が少なくなったからか?壊れたら修理より買い換える?時代なのでしょうか?日帰りで行ける場所にミシン修理できる所がなくなって、ついに困りきった私に修理工場の方が特別に私にミシンの神様を紹介してくださったというわけです。すべてなくなったときに現われるのです。そのミシンの神様は、夜、故障したら困るでしょうと予備のミシンも置いていってくれました…1万円払いましたけど^^ ミシンがあるからといっても角布の狭いところは縫えませんし、縫製は裏をずっと縫っていって、ひっくり返して出来上がるというものなので、頭をひっくりかえさないと、びっくりするような縫い間違いもします。縫っているときは針から目は離せません。約1mmの縫い目を数え続けるのです。もし針で指を縫ってしまったら、即→病院行きです。…それでも毎日酷使してもぶうぶう文句一つ言わずに毎日元気いっぱい私と一緒にお仕事する大切なミシンに今日は心から感謝を捧げます。
←ベビーシリーズ製作中。ミシンは楽器のように優雅ではないけれども楽器のようにナイーブに創ります。

2012年3月3日(土)寒い日  おひなさま

あかりをつけましょぼんぼりに〜 お雛様おめでとうございます。今はP.M.7:00、皆様はご家族でご馳走を食べていらっしゃる最中でしょうか?それとも、ご馳走は明日ですか?私は仕事の休憩中です。今朝は晴れていたので元気に自転車で図書館へ行って、本や絵本を20冊借りてきました…重いです。絵本はぞうさん文庫のえほんの読み聞かせの時間に読む分を選んできました。次の金曜日が楽しみです。午前中はとても暖かく感じましたのに、今はしんしんと冷え込んでいます。今年の桜はいつごろ咲くのでしょう…?
←お客様から頂いたお雛様と、やっぱりお客様から頂いたお菓子…はまぐりの形の最中に自分で粒あんを入れて頂きます。感謝。


2012年3月2日(金)雨  雨の日の「ぞうさん文庫」
毎週金曜日は、リトルエレファント・ぞうさん文庫の絵本の読み聞かせお楽しみ会ですが、今日は凍えるような雨の日なので、どなたもいらっしゃらないかと思っていましたら2:30前に幼稚園生とママが傘さしていらしたので、雨の絵本と、あまんきみこさんが文章を書かれた「うさぎが空をなめました」を読みました。女の子が野原に忘れた青いハンカチを3羽のうさぎがみつけ、落ちてきた空だと思う話です。そのうさぎの様子を見た女の子は取りにきたハンカチをうさぎ残して帰ります。小さな子どもの優しい気持ちが感じられる絵本です。子供達が驚くほど優しいということを経験されたことのあるお母様は、きっと心が寄り添う絵本だと思いました。「忘れたハンカチを取りにいったのにそのハンカチをうさぎにあげてきたの」と言われたらどうしますか?嘘をつかれていると思うと淋しいものですね。嘘を言ってはいけないと叱りますか?この主人公は想像の世界で遊んできたのかもしれませんね。忘れ物をしてしまっても、問い詰めたり、だめじゃないと言葉だけで叱るのではなく、お子様の心がすくすく成長するように、向き合って愛の心で対応してほしいと思いました。さて絵本を読み終わってから女の子とママからは幼稚園のことやご自宅に飾られたお雛さまのことを聞きました。お家にはおばあ様のお雛様もあるそうです。女の子が生まれるとお雛様のセットが頂ける習慣がある日本は豊かだと思います。お雛様を良く見るととても丁寧に作られていることが感じられます。とても贅沢なことです。その全てをしみじみと心から嬉しいと感じられることがいいことですね。さて幼稚園生がお帰りになったあとに小学生の女の子がいらしたのでガブリエル・バンサン「雨の日のピクニック」その他2冊を読みました。バンサンがアーネストおじさんのシリーズで表現する絵本の世界が私はとても好きです。子ネズミの女の子セレスティーヌと大きな大人の熊アーネストおじさんとの心の交流の物語です。自分の気持ちを通したい子ネズミのセレスティーヌに対して結局なんとかして心を尽くすアーネストおじさんの優しさ、思いやり、今を大切に生きることを選択していく二人。現代の人々とは生きる上でのものさしが違うのです。前の日にピクニックへ行く準備をして楽しみに起きたら、雨降りだったらどうしますか?子どもの心の落胆にどうしますか?しょうがないでしょ!もう!うるさいでしょ!泣くのやめなさい!と言いますか?バンサンの絵本には、子どもの気持ちにも大人の気持ちにも痛みが感じられるのはどうしてなのか?と私は考えこんでしまいます。小さなセレスティーヌに対して決して上から目線にならないアーネストおじさん、どうして?バンサンは何をこの絵本に籠めたのでしょう?描いたのでしょう?アーネストおじさんにご興味のある方はぜひ手にとってみて下さい。さて絵本のあと女の子からは学校や給食の話などを楽しく聞きました。今日の給食は散らし寿司だったそうです…羨ましいです。生ものは入っていない散らし寿司で噛むとクシュクシュするものが入っていたと言われ…何かな?と想像を膨らませて尋ねていくと凍り豆腐でした^^…明日はお雛様ですね、皆様はいかが過ごされますか?贅沢でも質素でも…形だけのではない…嬉しい楽しい雛祭りをなさって下さい。

←今日選んだ雨の絵本たち

2012年3月1日(木)今夜TVで 雛人形

27日の日記でご紹介しました目黒雅叙園で展示中の雛人形が今夜8時〜BS日テレ再放送「ぶらり途中下車の旅」で観られます。百段階段の古い部屋と古い雛人形たちが長い時間を溜めています。よかったらぜひご覧になって下さい。
よかったらぜひご覧になって下さい。示
2012年2月29日(水)雪降り*:.。.:*・゜・*:.。.:*・*:.。.:*
朝起きたら雪降りでした。
←雪をかぶったぞうさん看板
ずいぶん積もっていましたので自転車は諦めて、重い荷物を持って傘さしてザクザク雪を踏んでリトルエレファントにやって来ました。雪降りは静かな一日になるのでお仕事を黙々とこなしています。今日お電話で母子手帳ケースのご注文を下さったお客様^^お名前に覚えがありました。以前にもご注文下さっていて…赤ちゃんが生まれたのかな?ギフトかな?どっちかな?と思っていましたら、生まれたばかりのお子様へのご注文でした。新しい命が生まれたとお母様から聞いて私は感動しました。とっても嬉しい気持ちにさせて頂きました。赤ちゃんの存在は人を純粋にさせる強い力がありますね。もっと良い世の中であって欲しいとか、もっと良くしなきゃとか、平和とか、誠実とか、どんどん連想させます。下のお子様にご注文を下さったお客様からは(上のお子様が赤ちゃんのときにベビードールを雑誌に紹介して下さいました…感謝)年月は早いもので4月からは5年生になります。と、書き添えてありました。優しいお客様たちにリトルエレファントは支えられています。感謝です。
さてT.T…私は毎朝イタリアのエスプレッソの直火のポットでコーヒーを沸かしているのですが、今朝、粉を入れて火にかけて、そろそろボコボコお湯が沸騰する音が聞こえるころなのに聞こえなくて…不思議だなぁ〜と思い、しばらくじっと眺めていたのです。…ショック!!! 空焚きしました。ポットは洗って夜には上部・中部・底部の3つのパートに分けて転がして乾かしておくのですが、昨夜はつい気をきかせ水を入れる底部と粉を入れる中部を接続させて置いていたのです。この形は朝の私には水が入っているという印なのです。今朝、情景反射でそのまま粉を入れ上部を接続させて火にかけたというわけです。中部にある漉し網のゴムの接着が溶けて外れてしまいましたT.T もったいなくてしかたないからこの状態で使うつもりです。が…とても心配。直し方を知っておられるかたいませんか?
←3つのパーツが4つに別れましたT.T
物作りに集中しているときはいいのですが、その集中力の緊張から解かれたときの脳が最近特に心配な私です。書きまちがい、見落としなど、事務系の間違いがございました時はどうかお許しください。お心覚えのあるお客様、何卒あたたかい目で見守って下さいますよう何卒お願い申し上げます。さて、うるう年の2月は今日でおしまいですね…良い2月でしたか?私は早い2月でした^^ゞ 明日からは3月…春が待ちきれません:)

2012年2月28日(火)東京雪降り予想です 「歯みがき」
朝、歯医者さんへ行ってきました--; 先週一番奥の歯の根元が痛むので歯医者さんへ行きましたら抗生物質と痛み止めお薬を頂いて、これで様子をみましょうと言われ、お薬を飲んだら痛みがとれて腫れもすっかりひいたのでした。が…、違う歯が怪しいのでそちらは治しましょうと言われ、数年ぶりの歯医者さん通いですT.T 歯磨きを豆にしているのにどうしてなのでしょう?…消沈です。お子様の歯磨きはぜひきちんとなさって下さいね。哺乳瓶でミルクを飲ませて寝かせていたら生えた乳歯の前歯が気づくと4本黒い虫歯になってしまい…まさかこんなことになるとは思わなかったと、やっぱり消沈されていた仲良しのお客様を思い出します。はじめてだとわからないことが多いのですから仕方ありません。歯磨きや、お水で口ゆすぎ、カルシウムを多く含む小魚など子どもの歯の育成はどうぞ大切になさって下さい。…さて、本日はお急ぎお仕立てのご要望のお客様の作品を完成させて配送致しました。遅れてはいけないと思うと緊張するあまり予定日より早い発送ができました(^^ゞご注文主さま、お手元に届くのをお楽しみになさって下さいませ。今日はもの凄く寒くてホカロンを背中に貼って作るお仕事をずんずんしておりました。ふと見ると右手の中指と小指の霜焼がまた赤く腫れています。ラジオからは明日の朝の東京は雪で積雪になるとのことです。降るでしょうか?自転車でリトルエレファントに来れるといいなと思っています…荷物が重いからです。今夜の私は葛根湯を飲んで寝た方がいいかもしれません…直感。←明日の元気のためにです:) 寒い日が続きますので皆様も風邪に気をつけてお過ごし下さい。雪国の方は雪下ろしご苦労様です。どうぞ温かくお過ごし下さい。
←パパの使わなくなったYシャツをリフォームして作っている子どものスモックです。お仕事して家族を支えるパパに、子供達には感謝しながら過ごして欲しと思いご希望の方にお作りしています。「これパパがきていたYシャツなんだよ〜^^」って子どもが誇りに思って着れる親子関係、物との関係だと嬉しいです。


2012年2月27日(月)昨日より寒い日  「雛人形」
今日は午前中から外出し数多くの雛人形を拝見してきました。目黒駅から徒歩10分、目黒雅叙園の筑80年の木造家屋の内の100段の階段の途中に一室づつ作られている古い和室での展示でした。室町時代から以後の貴重な雛人形が日本各地から集められていて、たかが人形と侮れない日本人の心がありました。驚いたのは座高50cm程の雛人形があったこと。そして想像を超えた展示は学問の神様の人形がひしめき合って展示されていた部屋があったことでした。現代の日本人のいでたちからは感じられなくなった、もの静かで凛とした表情の人形たち。見ているこちらの背筋がしゃんと伸びるような今、沈黙の中で諭されているような人形たちでした。学問の神様の人形はお雛様と共に飾られたとありました。物や情報が溢れる全てが早く進む現代人には正にその人形が必要な時代なのではないかと思われました。たとえ結果がでなくても学びを喜んでくれたり認めてくれたり気持ちをわかってくれそうな人形でした。長いスタンスで見守り正しいことを誉めて待ってくれる、凛とした日本人形でした。会場である雅叙園旧館の古い木で作られた細い100段階段を上りながら、時代の流れを知る展示家屋と古い人形たちとの息がぴったりと合い、なんともいえないくぐもった空気を生み出していて、心に良い体験のできる展示だと思いました。私を招待してくださったのは生涯を絵本の編集に尽力された方で、私の良い刺激、学びになればとのお気持ちからでした。そして私は本当に先人の物作りから感心することがたくさんあって種が私に得られました。その種からこれからの私の形で早く表現したいと思えてすごく楽しみです。
←エントランスに飾られていた移動中の雛人形です。時代物の雛人形は撮影禁止になっていて写真可能な雛はこれだけでした。そういえば娘さんの初節句にベビードールを選びました、と、ご注文mailに書き添えて下さったお客様がおられました。とても嬉しく思いました。日本人は人形を大切にして楽しく心を通わせて遊ぶ、心優しい民族なのでした。今回の雛人形展示では、お人形と共に飾られた小さな可愛いおわんなどの漆器を見たら私は胸が躍りました。
…お昼は一階の奥の茅葺屋根の和食のレストランで「雛ご膳」をご馳走になりました。竹の皮の中にかぐや姫がいるようなお料理や懐かしい風景のような器に屋根や道ばたに桃の花など…桃源郷を想わせる素敵なご膳でした。12畳ほどの和室で障子の向こうに川のせせらぎが見えました。雛人形の展示は毎年されているとのこと、悠久の昔の雛人形を見てその余韻を消さずに螺鈿の壁に畳のお部屋で雛ご膳を頂きながら…日本人を意識する贅沢なひととき、一生に一度、娘さんと一緒にいかがですか?日本人形は静けさがあり子供に媚びて作られていません。人の心にしっかり残る体験になると思いました。…さて、 夜の時間は、ご注文作品をお作りしていました。パパママLOVEができたところです、早く皆様のお手元にお届けしたいです。…もうすぐ12時なので今日の日記はこれでおしまい。


2012年2月26(日)寒い曇り Babyアップリケに縫い留めた丸い玉は何?
まだまだ寒い日が続きますが今日は日曜日。皆様はどのようにお過ごしになられましたか?パパが在宅で家族水入らずですか?日曜でもお仕事のパパもいらっしゃるでしょうね。ママがお仕事しておられる場合でしたら、のんびりすることができましたか?私は昨夜お店のあとやっと確定申告のお仕事にとりかかり始め広い床を使って領収書を含め様々な書類を振り分けていましたら朝の4時を過ぎていました。でも毎年しなければならないことなのであと一週間ほどで完璧に準備しなければなりません(~_~;)今晩も続きをしなければなりません( --)φ
←今出来上がったばかりのOrderMade作品です。ベビーシリーズの作品でピンク・ブルー・白の布を使った物のベビーアップリケには丸い玉を作って縫い留めているのをご存知でしょうか?中に何が入っていると思いますか?想像できますか?とっても素敵なものです^^…答えは→赤ちゃんが元気に育つように思いやりのある優しい人に育つように…の願いです。お守りです:)))
さて、少し前に香川県の方から瀬戸内海を越えてご注文を頂きました。どうもありがとうございま〜すl0l これから返信のメールをお送り致しますね。でもご住所とお電話番号は書いてありますが、ご注文主様のお名前がないのでMailくださいi0i 終わりましたらJR目黒駅の向こう側にあるスーパーへお野菜や牛乳などの買い物に行って自宅へ戻り(自宅も仕事場があります)夕食を作った後は申告のお仕事します?仕事が先?明日は午前中から私が尊敬してやまない方からのお誘いで出かけます。エリック・カールさんやベスコフさんなど著名な絵本作家の絵本を日本で数知れず誕生させ続けた編集者です。女性です。学ぶことに渇きのある私にとって傍にいてお話しができることは感謝です。本当に嬉しいです。多くを学ばせて頂いております。…そのためお店に戻るのは3:30ごろです。それまではお店はしまっています。どうぞ宜しくお願い申し上げます。


2012年2月25日(土)曇り 朝からずっと寒い一日
昨日の暖かさが信じがたい最高気温5℃の朝からずっとうす暗い寒い一日です。さっきご近所の子どもの家の先生とお話ししたとき「三寒四温」と言われ、そう^^!自然の季節の移り変わりなのだと地球の営みを意識しました。春のお野菜が待ち遠しいです。さて今日は作る作る作るで黙々とオーダー頂いた作品をお作りしています。でも確定申告の仕事がしたいのでお店でのお仕事は7時までで移動する予定です。風邪にお気をつけて温かくしてお過ごし下さい。
…さて、これは何を作っているでしょう?いろんなご注文があって楽しいです。まとめて同じものを作る効率よりも(例えば布を重ねて数枚を一度に裁ってしまうと時間の短縮になるということ)、一人のお客様のご注文と向き合うという作り方をしています。はじめから作るからこそ一つの作品として完成するという考えがあるからです。そしてそうすると必ず、お作りしている相手のお客様がわかります、赤ちゃんがわかります、それが大事なことと思っています。楽しみになるからです。喜びになるからです。作っている私の心にいつも誰に対しての作品かという相手の存在があることはとても嬉しいことです…感謝です。

2012年2月24日(金)晴れ曇り ぞうさん文庫with歌手・大石亜矢子さん
毎週金曜日は14:30から〜ぞうさん文庫の絵本を楽しむ会をしています。小さい子供の部は約30分間の小さな会です。耳を澄まして小さな鐘を鳴らして始まります。私が絵本を読んでいます…お話しを交えながら。今日は歌手の大石亜矢子さんが赤ちゃんと盲導犬のセロシアとお家から歩いてきて仲間入りして3〜4歳の子供たちとママたちと赤ちゃんと一緒に絵本を楽しむことができました。ラストの5分前に歌のリクエストをさせて頂いたら、ふるさと♪を歌って下さいました。亜矢子さんが歌いだすと声の他ににあるはずの音が一瞬のうちに消え去った感がありました。亜矢子さんの声だけがリトルエレファントの空気に波紋になって広がっていく感じ。その波紋が目に見えるようでした。亜矢子さんの歌声は静かだけど身体の奥深く、心の奥深くに奔流のように力強く流れ込みました。私は息が止まり、ぐっときて涙がでそうになりました。静かなアカペラなのに、静かなアカペラだからか?子ども達はソファーに座って微動だにもしなかったことに私は驚きました。子ども達は全身で歌を聞いているようでした。全身が良いものに反応したのだと思いました。TVによって途切れることなく伝える視覚や聴覚の刺激にまだ染まっていない子供達には、刺激のあるものでなく、生身の人間が伝える本物に触れる機会が多くあることは大切なことだと心から思わせました。小さな子ども達にも心の震える体験があるのでしょう、そのことをしっかりと感じた今日の静かなぞうさん文庫の絵本を楽しむ会でした。
←触りたいと希望する子供達がいましたので、お楽しみ会のあとに亜矢子さんから盲導犬との接し方も教えて頂きました。大石さんが「目が見えないけれどセロがいると歩けるんですよ」…と話すと、3歳のお子さんが「目が見えないけれどセロがいるから歩けるんです」と、そんな風に繰り返してつぶやいているのを、私は耳にしました。とても可愛い声でした。

2012年2月23日(木)雨〜曇り 桃の節句一番乗り
こんばんは、久しぶりの雨降りでリトルエレファントのドアの横の草むらに作ったバケツの泉に水がいっぱい溜まりました:))) ←植物用のごはんです。さて雑誌Nina'sに私のお作りしている作品が3つ紹介されたことをきっかけにして、はじめまして!!!と、ご挨拶できるお客様に出会えて心から感謝しています。同じページに写る他の商品を拝見するとプリントものやコンピュータミシン刺繍なので生産されるカチっとした感じ。比べるとリトルエレファントの作品は布は裁ちばさみで裁ちますし、手刺繍ですし、手描きですし、お一人づつの作品を作りますので、(   )な感じ←ここに入る言葉を募集いたします。一般的な商品とは雰囲気が違います。作品が一人づつ生きている?ぬくもりを感じる?それなので世界の人が二つに分かれるならば、リトルエレファントの作品が目に見えない方と、リトルエレファントの作品に目が留まる方。目が留まるお客様は、きっと何かの特別を心に内在されておられる存在と思われ…私にとってはとても貴重な大切な方々なのです。ぬくもりが嫌じゃない方が平和を創るのです。そんな方々に「はじめまして」と言える喜びは計り知れません。感謝です。ご注文メールに「運命的な出会い」と書いてくださった広島の方^^ありがとうございます。また、お友達に赤ちゃんが生まれたので8年ぶりのベビードールオーダーですと書いてくださった方^^、そして、3つめです!!!←たぶん3人目のお子様がお生まれになられた方^^ありがとうございます。ご注文メールに書き添えて下さる皆様の文字が私の心には声として届きます。ありがとうございます。一生懸命お作りします。
←今日のおやつ。お客様お友達から頂いて一緒にお話ししながら食べた道明寺…桃の節句一番乗り:)))ありがとうございました。ごちそうさまでした。
←今日の最後に作ったOrderMadeの作品…モンテッソーリの教育法を参考にして作ったお弁当入れコップ入れランチョンマットです。3歳児は発達の上では指先を使って自分できちんとできることが大事。できることが更なる意欲をかきたてます。難しすぎて出来ないのも、力まかせにできてしまうのも考え物です。ときどきお店で小さなお子様が商品で遊びはじめたり、鳩時計の針をぐるぐる回してしまったり、私がびっくりすることをしても、無関心で何もお子様に教えてさしあげない親御さんがいます。私はそのお子様がかわいそうで仕方ありません。お子様にしてみたら親からの教えのままに正々堂々とふるまっているのです。一つ一つ良いことといけないことの区別を覚えていく時期に親から何も知らされていないのです。いけないことをしているとは思っていないのです。それは人として生まれても人として扱われていないということです。愛されていないということです。孤独な子供です。…0-7歳はとても大事です。お子様との日々を愛でいっぱいにしてくださいね。

2012年2月22日(水) 確定申告
昨日急に暖かく春めいて、お店の窓辺に置いたヒヤシンスの白い花が咲き始めました。リトルエレファントは春の匂いです:)))が、…今日は午後から、ぐっと冷え込んでいます。今朝洗濯機を回しベランダに干してきた洗濯物が凍っていそうで心配な夜です。さて、そろそろ確定申告の書類をきちんと作らなければならない時期になりました。申告の日は去年の申告の時に予約したのですが一年も経つと全く予約日を思い出せません。電話で問合せましたら2週間後でした(@_@)。本格的に焦りました。お客様が大切なお金を使って買って下さった去年一年間の大切な売上げを国に申告して税金を納めて、税金は国民の安心や幸せのために使われるというシステムです。←そのはずです。好きなことを仕事にするならばどんなことも人の3倍はしなきゃいけない←と私に言ったのは祖父で、税金を納められるように売上げを黒字にしないと国からお店を辞めてくださいといわれますよ←と言ったのは父でした。赤字だと収める税金がないのですがお米を買うことも家賃を払うこともできなくなるというわけです。祖父も父もどちらも既に天国ですが子供に対して言う言葉がふざけていなくて解りやすい真面目な言葉で良かったなと思っています。そうやって人は自分の家だけの幸せでなく、みんなが幸せな国民になることを目指したらいいなと思います。この2週間の夜の時間は作る仕事と比べたら全然楽しくないけれど書類作りに割り当なきゃなりません。魔法使いではないので細かい伝票の計算は電卓でします。それからPCに入れてある青色申告のソフトに打込んでいきます。時間がかかりますが自分でできます。自分でしたいと思います。でも、そろばん時代じゃなくて良かったなと思います。その時代の方たちは偉いなと思います。もの凄く大変だったことと思います。きっととてつもない忍耐力が養われたことでしょう。「忍耐力」←現代人に特に足りないものだと思います。
←生まれて初めて履くジーンズにふさわしくデザインがかっこいい、デニムのお洒落な風合いなど一生懸命選んで仕入れました。90〜95cmの男の子のジーンズです。今日届きました^^! みんな違うデザインです。一見大人のジーンズですが、ストレッチ製があってウエストゴムなので2歳を過ぎたら自分で着替えられます。動きもらくらくです:)))


2012年2月21日(火)晴れ 朝から夜まで展示会へ行ってまいりました。
作品を作るお仕事と平行して仕入れるお仕事もあります。今日はこれからやってくる春も夏も飛び越して早くも次の冬物展示会が開催されましたので、午前中に日本の会社の12ブランドくらい、夕方からは海外の会社の80ブランドぐらい(@_@; 見て、朝と夜の隙間は雑貨や製作部品やラッピング用品などの仕入れに飛び回っておりました。あまりにたくさん物を見すぎて目もお疲れ様です。場所も電車であっちこっちですのでさすがにへとへとです。体力を省みず外出を無理してまとめてしまうのが私流。そして大好きなリトルエレファントで静かに椅子に根が生えたごとく、リトルエレファントに根が生えたごとく集中して作品を作ったり、お花に水をあげたり、お掃除したり、ヴァイオリン弾いたり、ご来店してくださったお客様とお話しするのが私は一番好きなのです。そしてお店の後ろに裏庭があって畑かなんかがあったらもっといいな〜!!!その向こうに海なんか見えたらいいな〜:)))
←夜に行ったInternationalな展示会場です。
さて午前中に行った日本の衣料の会社は社員の皆さんがとてもきちんとしていて笑顔で挨拶して下さいます。そして私みたいな小さな客をも身に余るほど大切にして下さって思いやって下さいます。有難いことに、展示会の時は私にお昼ごはんチケットを下さいます…感謝です。皆様のご主人様もきっとこんな風に家族のように接して下さる会社にお勤めになっていらっしゃるのでしょうか?情が厚いって日本人いいなと思います。こんな贅沢なお昼ごはんは一生に一度で充分です…と思いながらお米粒一つも残さず食べました。
←ごちそうになった散らし寿司ランチ…感謝。
これでもおすし屋さんに量少なめに作って頂きました。隣のお席の方は私の倍の量で山盛りでした。下町の路地にあるカウンター10席ほどと小さいけれど本物の職人的なお寿司屋さんでした。義理と人情をいっぱい感じて元気に足を棒にして帰ってきました。明日も世界が楽しく平和でありますように:)))
…感謝…
2012年2月20日(月)1才のお誕生日の贈り物。. .。.:*
今日は素敵な男の方がご来店して下さいました。1才のお誕生日のプレゼントには何がいいでしょうか?と聞かれ、それまで黙々と作品作りをしていた私はどきりとして緊張してしまいました。お洋服、おもちゃ、リトルエレファントオリジナルのベビーシリーズなどをご紹介させて頂きました。ご来店はNETで検索してリトルエレファントと出会って下さったとのこと…出会いに感謝です。私が手作りしているジェントルマンビブを気に入って下さりお洋服をコーディネイトされて楽しそうにプレゼントを選ぶ姿は躍動感があって、誰かを喜ばすために心を尽くしている人間は素敵だなと思いました。笑顔と心を使うことが鍵なのだと思います。お客様の笑顔で私も幸せな気持ちにさせて頂きました…感謝。本当は私がお客様を幸せにしなければいけないのに…反省。…お店とアトリエが一緒になっているリトルエレファントは私の仕事場なので一番好きな場所です。お家みたいでお部屋みたいでとても静かで心が安らぐ感じ。目黒駅の近くなのに目黒通りから細い路地をほんの少し入ったところなのに喧騒が聞こえません。想像を膨らませると森の中のお店屋さん、童話の中のお店屋さんで、ふと通りかかって、まぶたを閉じたら消えそうな雑貨屋さんみたいな感じ。ベビーカーを押したママ、赤ちゃんを抱っこしたママ、赤ちゃんを抱っこしたパパ、子供がふらりと、素敵な女の人、そして今日みたいに素敵な男の方がお一人でお祝いを買いにいらっしゃることも…多いです。
…お客様がコーディネイトしてしてくださったお洋服。可愛いです。オリジナルのジェントルマンビブは男の子に可愛く良く似合います…1才のお誕生日に人生の記念になるお幸せな写真を撮ってくださったら嬉しいです。
さて明日は朝早くから展示会@→お取引先→卸問屋さん×3→展示会Aと予定をぎゅう詰めにしました東京をじぐざぐ移動してリトルエレファントには夜もどります。青空晴天希望です:)くから展示会@→お取引先→卸問屋さん×2→展示会Aと予定をぎゅう詰めにしました東京をじぐざぐ移動します。
2012年2月19日(日)サケの切り身
東京は晴天でした^^ 皆様はどのようにお過ごしになりましたか?16日の日記に子供の頃私は眠る前にはクラシックのレコードを聞きながら寝ていたと書いて書き足りないなと思いました。レコードはレコードでもぺらぺらのフィルムみたいな赤いレコードでした。そのレコードは作曲家別の本の一番後ろの袋仕立てのページに入っていました。本は作曲家の伝記と楽曲について書かれたものでした。そのぺらぺらのレコードを小さな四角いポータブルレコーダーでかけてもらって聞いていました。そんな純朴な思い出です。良い楽曲は素朴で身近でした。音の専門家でしたらそのクオリティに失笑のところでしょうが、不思議なのはぺらぺらのレコードでも音質の良くないポータブルのレコーダーでも音楽の大切なところはきちんと人に届くと私に思えるところです。そのミラクルをもっとよく考えるとこの地球で何がどうなっているのかがわかりそうだと思いました。明日2月20日は作曲家・武満徹氏が天に召された日です。私が以前、故武満徹氏の執筆をわくわく共感しながら読み耽ったそのきっかけは写真家・故星野道夫氏の執筆にリュックに携帯する物のリストに武満徹の文庫本があったからでした。
…今日は黙々と麻の母子手帳ケースをお作りしていました。布を物差しで計って印をつけてハサミ断って部品を細かく縫っていきますので想像を遥かに超えて…すぐにはできません。以前お電話でお客様から名前を書くだけなのにどうしてそんなに時間がかかるのでしょうかと質問されて、言葉が口からすぐにでてこなかったことを覚えています。現代では「物」は、そのはじまりから一人の人間によって作られてはいない。と、いうことなのです。海では、さけが切り身の状態で泳いでいると子供達が思っている…という風刺を耳にして大人は笑いますが、私には先程の質問が同質なのです。それなので、さけという物を知らない子供に、切り身ではないさけの本当のところを言葉で説明できるかな?と、説明するよりも何か問うべきで何かすべきで…容易なことではではないなと思うのです。

2012年2月18日(土)京都のぶぶづけミステリーサークル
作品を作る材料が足りなくなっているのが気になってストレスになっていたので今夜、猛ダッシュして電車を乗り継ぎ売り場をぱたぱた走って閉店ぎりぎりの音楽が聞こえるなかお会計を済ませ重い荷物をかつぎながら、せっかく遠くまで来たのだから美味しいコーヒーミルクを安く売るお店が近くにあるので足をのばし立ち寄り、電車に乗って品川駅で山手線に乗り換えるために階段を上って山手線ホームへ降りようとしたそのとき、駅内踊り場に「京都のお漬物」特設会場があるではありませんか。つい心惹かれて島になっている売り場をくるりとまわると、憧れていた一生に一度食べてみたかった「京都のぶぶづけ」を発見しました…480円で買って山手線のホームへ下りて停まっていた電車に乗って、座って、放心状態。←この感覚おわかりになりますでしょうか?我に返ったときに目に見えたのが新橋駅の文字でした。ショック。京都のぶぶづけミステリーサークルを、くるり。この「くるり」がいけなかったのです。方向感覚が狂い情景反射でいつもの左側の電車に乗ってしまったのでした。品川駅から大崎→五反田→目黒と帰るところ逆方向の電車に乗ってしまい有楽町でUターンです。生まれて初めての乗り間違い。昼間、北海道からいらしたお客様とお話していて、東京は電車、地下鉄共にとても便利で使いやすいから是非あちこちいらして下さい…と言ったばかりでしたのに。さて目黒駅の地下の八百屋さんが9時で終わるところどうしても立ち寄りたかったので改札を出て走って八百屋さんへ行くとレジに並ぶ行列が見えましたので大丈夫と思い、棚からカゴに既に野菜がしまってあるカゴの中からお野菜をいくつか頂き、びりっかすのぎりぎりセーフでお会計を済ますことができました。終わり良ければ全て良しの言葉はこのような状態では使えると思いました。さて作品の材料が足りなくなる冷や冷やした感覚がなくなりましたので、以後落ち着き払って作品作りを楽しみたいと思っています。
…今日お作りした作品です。クロスステッチ作家、小林さんに手刺繍して頂いた誕生記録をクッション型のタイムカプセルにお仕立てしました。刺繍の色合いが調和していてとても美しいです。

2012年2月17日(金)沖縄のちんぴんミックスパンケーキ 
今日のぞうさん文庫・絵本を楽しむ会に、一昨日お姉さんになったお友達がきてくださいました。生まれてすぐ病院のママから元気な電話を頂きました。ママと赤ちゃんはまだ病院にお泊りです。大好きなママと初めて別々に過ごす試練、胸の内は、それは寂しいことだと思います。リトルエレファントに来て、カバンとコートを一人できちんと所定の場所に置いているのを私は、そんなに頑張らなくてもいいのに、健気な子供の姿に胸が熱くなりました。急にお姉さんになって、必死に頑張っている彼女のために、絵本の会が終わってから準備しておいたサプライズのもう一つお楽しみ会・おめでとう会をしました。パンケーキをつくりました。パンケーキは沖縄のちんぴんです!!!粉を水でとくだけです。コインほどの大きさのパンケーキや彼女のお名前をパンケーキで書いて焼いたりしました。笑顔で帰って行きました。あと5日くらいの辛抱です。世の中のお姉さんお兄さんという存在は、子供の時にママの出産で大変な試練を乗り越える存在なのでした…偉いです。…さて夜の9時ごろから1時間15分間雪が降っている最中に私はアシュタンガヨガをしてきました。鼻で呼吸をしながらずっと身体を動かし続けます。ノンストップです。汗をかきます。体育会とは程遠い人生の体力には全く自信がない私なのですが、やっていてとても身体が気持が良い驚きのアシュタンガヨガなのでした。身体が嬉しくて歌を歌っているみたいなのです。帰り道は熱くてマフラーもセーターも手袋もつけていられません。みんなカバンにつめて帰ってきました。私は一日に必ず作品作りに集中します。作るということは、作り手の心が嬉しくて一番良い状態でないといけないと思っています。もっと気持ちの真っ白な作品を作っていきたいと思っています。…さてもう夜の11時半。これから自転車で家に帰ってお夕食です:)))何を作ろうかな?健康に良いものを作りたいと思います。雪が降ったりしてまだまだ寒い冬ですが、おいしいごはん+お風呂+安眠で、どうぞ健康にお過ごし下さいませ。明日も良い一日になりますように!
…とくべつです:)))

2012年2月16日(木)ベビードールができました! at10:00p.m.
東京はとても寒いです。寒い寒いと思っていたらラジオから渋谷で雪がちらついたと言っていました。日記を書くので今ラジオを消しましたらカサカサという音。窓の外から聞こえます…雪が降っているのです。今日は九州や北海道にお住いの方からもお電話やメールでご注文を頂きました。ありがとうございました。リトルエレファントのHPの注文の仕方はちょっと面倒ですか?買いたい品やお名前ご住所をお客様に書いて頂くという方法、お電話で直接伝えて頂くというオーソドックスな方法です。わからないことがあったらご自分の文章で書いて頂くか自分の声で質問して頂くという方法です。私としては文字の打ち方や声で相手の方がくっきり見えてくるのであたたかいのです。私はこの方法が私に一番と思っています。お一人お一人にお返事を書いていきます。機械を相手にするのは淋しいです。お客様をお一人お一人の人として対することで心があたたまるし、作品を作るときの力にもなります。また、人間はなんでも簡単なほうがいいと思いがちですが、人間が本来与えられている機能が落ちます。難しいことが忍耐を生み、忍耐は練達を生み、練達は希望を生み、希望は失望 に終わることがない←先人の言葉です。私は真実だと思います。…さて、さきほどラジオから弦楽四重合奏団の演奏でチャイコフスキーのアンダンテカンタービレ♪が流れました。この楽曲に私は心が奪われます。私は子供のころ夜、眠る前にレコードをかけてもらっていました。真っ暗な部屋で目をつぶってベッドの中で耳を澄ましてどんな音も音の余韻もゆらぎもすみずみまで聞いて思いを馳せていました。様々な楽曲を選んでかけてくれましたが、私はいつのころかアンダンテカンタービレばかりをお願いしていました。何度聞いても、今聴いても心が揺さぶられる穏かで美しい楽曲です。今日仕事しながら不意に流れ出した楽曲を聴きながら、子供だからといって侮ってはいけないと思いました。大人以上に繊細に全てを聴いていたかも知れないし、今以上に影響力があったのではないかと思わされました。本物には魂が宿っているのです。お子様が眠る前に耳を澄まして音楽に包まれる静かなクラシック音楽の体験を皆さんにお薦めします。
←生まれたばかりのBabyDollです…明日福岡県へお送りします。ご注文主様、お手元に届くのをお楽しみになさってくださいませ:)

2012年2月15日(水) 男の子ご来店  
小学一年生くらいの男の子が妹さんにプレゼントを探していました。どうやら自分のお小遣いで買うようでした。決めた品物を私にまっすぐ差し出して私の目を見てラッピングして下さいと言われました。お兄ちゃんって立派な人格だと思わずにはいられませんでした。大人も見習わなくてはいけない兄弟を大切にする心と社会性のある態度だと思いました。その男の子が500円玉を出して500の00の中に500円500円と書いてあると教えてくれました。一生懸命0の中を見ましたが削れているのか読むことはできませんでした。でも、何だか、そんな大人にとってはどうでもいいことを凄く大切に思う気持ちが、子供時代に世界にあちこちにまだ閉じた扉があったときの新緑のような匂いがふわっと流れた…そんな今日のお店でした。
生まれて一ヶ月の赤ちゃんご来店。寝ている息のすーすー*:.。. .。.:*・゜゚・*すら銀の粉のようにキラキラ輝いているのではと思うほど可愛いな〜と思いました。赤ちゃんと暮らせる家族は本当に本当に幸せなのだと思います。

2012年2月14日(火)Happy バレンタイン!!!
チョコレートを一つももらわなかった人がいらっしゃったら、今夜は私からチョコレートを受け取ってください^^!
…どうそ!
そして、あたたかい夜をお過ごしください。

2012年2月8日(水)雑誌 nina's3月号でベビーシリーズが紹介れました。
こんにちは、書店に並んでいる2/7発売の雑誌nina's(ニナーズ)3月号にモデルの須永繭子さんからのコメントつきでオーダーメイドで手作りしているベビーシリーズから母子手帳ケースとマザーバック、3作品が紹介されました…P.100.須永繭子さんありがとうございます。そしてお客様からのご協力で、できたてのお届け前の作品のお写真を撮らせて頂きました。ご協力頂きましたお客様、誠にありがとうございました。Nina'sを拝見して商品選びや写真やレイアウトがとても綺麗でセンスが良くていい雑誌だなと第一印象でした。ママからのお便りのすごく小さな字で印刷されている、ほのぼのエピソードは興味があって真っ先に読んでしまいました…赤ちゃんとの幸せな生活が目に見えるような楽しい文章でした。結婚して出産して赤ちゃんを可愛がって妻として母として責任もって自立して家庭(家計を)を誇りをもって楽しくやりくりしている…そんないい時代を過ごしている女性が多くいらっしゃるということを知るのは幸せです。「私らしく親子ライフ」と表紙に書いてありました。私らしく←私も大好きな言葉です。nina'sよかったらご覧になって下さいませ。



2012年2月6日(月)氷河期?
寒い日が続いて、ふと気づくと右手の指の関節が赤く腫れていたので虫さされ?と、おぼろげに思ったのですが霜焼けでした。私に氷河期到来です。地球を意識させられる日々です。それでも店先のジャスミンの蔓からは芽が吹き出しているのです。地球の体内時間を感じます。私はたとえ霜焼ができても地球が寒いときは寒さを感じてみるのがいいと思っています。小さな子供たちにも感じて欲しいなと思っています。夏にエアコンが効き過ぎた建物の中の寒さとかじゃなく、時には顔に痛い外の風や空気の冷たさ。自然そのもの。地球の寒さ。厳しさ。そしてお家に帰って、あったかいお風呂につかって感じる身体がじんわりする安らかさ。石鹸の清潔な匂い。柔らかいお布団にころげて入る嬉しさ楽しさ。寝るときに絵本を読んでもらう時のママやパパの声のぬくもり。全部が子供に大事な心の栄養だと思います。子供は食べるご飯だけでなく、心にもごはんが必要なのです。
…心を込めて描きました。
心の栄養を一番に考える生き方を人間が選択していけば、後に続く人間は必ず平和を目指すように変化していくと私は思っています。子供が自分でできないことを、途中でひょいと親が勝手にやってしまってあげるのでなく、子供の思考を尊重して、子供という人間に尊厳を感じて、子供のほうから行動にでるまで、どうするかをママはママ自身のことをしてそっと待つ時間をもつことも、人間が自分の力で平和を選べるようになるための、ママやパパができる最初のお仕事だと思います。さて今夜、寒くて細かい雨降りの中、ガチャとドアのあく音がしてお店に赤ちゃんのときから仲良しの近所の小学生の女の子が入ってきました。「中学校に受かりました」と報告してくれました。昨年お母さんが一生懸命に彼女に合う学校を探して、かなり遠い場所らしいのですが、二人で見学してきたと夜遅く帰り道に立ち寄って知らせて下さったのを良く覚えています。その時、さよならして家路に向かって夜道に消えていく二人の背中を見ながら私は胸がじんとしたのです。真剣さがあって、自分や子供の外側のためでなく。子供の心を考え選択した健気なママの心と寄り添って歩く子供の姿に胸が打たれたのだと思いました。さて、…受かりましたと報告してくれた女の子の後ろ、真っ暗な外を見ると、ママと妹さんがいて挨拶すると、これからお祝いに焼肉を食べに行くとのことでした。いいな〜 と思いました。焼肉は小さい子供がいる家族がみんなで食べるとすごく美味しそうです!!! 受かったお子さんがいらっしゃるならば、受からなかったお子さんもいるはずですね。でも人生に無駄なことは一つもなくて、しっかり受止めて、今を、より良く生きるための糧にしていけば、大丈夫なのだと思います。大丈夫なのは心です。人間は風邪をひいたり、いろんな病気にかかります。心だって病気になります。忘れていませんか?心が健康ならば一歩一歩、自分の足で自分の意志で自分のリズムで歩んでいけます。そのこと大賛成です。
…スパイクジョーンズの映画を観ました…二本立てで「I am here]ロボットと共存の映画、期待以上に良かったです。以前USAのエリック・カール美術館でモーリス・センダック氏と遭遇しました。ふと気づくとすぐ右前に杖をついて立っておられたのです^^…私は震えました。

前回のの日記でお薦めしたTVご覧になったかたいらっしゃいますか?二人の子供を育てる末期がんのシングルマザーの生き様でした。彼女は一人で一個10円くらいの小さなお饅頭を焼いて売る屋台をして生活を成り立たせていました。ママが一生懸命生きたから、まだ小さくても子供たちに多くの大切なものが受け継がれていったと私は思いました。死は残された者にとっては、ずっと一緒にいると思っていた大切な人が、突然いなくなってしまうこと。淋しくて恋しく想うときはいつも胸が痛むことです。想えば涙がぽろぽろこぼれてしまう消えない胸の痛みを知ることです。韓国では若い人でも身近に死の体験を持っていると聞きました。死が遠い日本人は死別による胸の痛みを知らずに、命を大切にすることの「何を大切にするのか」を知らないまま生きている人が多い豊かな国です。子育ては命そして人間を尊く想いながら成長を見守る地球からのお仕事を与えられたといことをリトルエレファントの友達は、きっと何かによって知っていらっしゃる方たちなのかなと感じています。何かとは…身近な死と、もしかしたら死と対極ですが「出産」によってかもしれませんね。自分の体内に別の命を授かったことによってかも知れませんね。
…笑顔をありがとう。子供の笑顔は世界中の大人がみんなで愛し合えば?と教えてくれているようです。

2012年1月28日(土)お薦めTVドキュメンタリー番組のご紹介
毎日寒い日が続きますが皆様お元気でいらっしゃいますか?BS世界のドキュメンタリー受賞作品「プルパン〜あずき菓子はオモニの愛」が2012年1月30日(月) 24時00分〜24時50分で放送されます。この作品は2009年のクリスマスに韓国で放送され多くの涙と感動を呼んだヒューマンドキュメンタリーです。末期がんのシングルマザーが、体の痛みに耐え、屋台であずき餡(あん)が入った菓子「プルパン」を売りながら、2人の子供たちのために懸命に生きようとする姿を追います。(2010年 国際エミー賞 最優秀ドキュメンタリー賞)…ぜひご覧下さい。
…1/23の夜に降った大雪。お店の前の道の雪景色です。豪雪地帯の皆様くれぐれも屋根の雪崩に気をつけて下さい。

2012年1月20日(金)東京に初雪*:.。. .。.:*・゜゚・*
寒中お見舞い申し上げます。久しぶりに雪が東京の空を舞いました。羽毛のような大きなボタン雪でした。31日も年が明けても毎日作業場に来てマイペースにお仕事をしておりました。リトルエレファントにいるのが大好きだからです。エピソード?→新年の年越しは自宅に戻ってTVをつけましたら金聖響さんが指揮するオーケストラがボレロの演奏をしていて、あまりに素敵なので、ステレオにしてスピーカーで部屋中に音を響かせて聴いていましたら、なんだかもの凄く嬉しくなってしまって、ケラケラ笑いながら年を越しました。笑いながら年を越したのは初めてです。何が楽しかったのでしょうか?もうすぐ年越しなのに、気が急いてくるのに、変わってはいけないドラムのリズム?それでも速くなっていった演奏なのでした。金聖響さんも笑っているし。笑顔って人を幸せにするのですね〜素敵!と、いろいろと書きたいことがあるのですが…寒い日が続きますので、どうぞ身体に気をつけてお過ごし下さい。大雪地方の方は、雪下ろしや、車の運転に、くれぐれもお気をつけ下さい。地球から奇跡のように与えられた自分の命です。慣れや不注意なことで失ったら本当にもったいないです。自分を最後の最後まで笑顔で生きることにチャレンジしましょう^^! お風呂に入って身体を温めてくださいね。今年も皆様のお幸せをお祈りしています。

2011年12月31日(土)大晦日
…なんでしょう?お約束の写真です
さて、大晦日いかがお過ごしでしたか?今年は各地で痛ましい災害のあった年でした。その後、青森、秋田、岩手、宮城…東北地方にお住いになる方からのお電話で赤ちゃん誕生のお声を聞くことができ、私はしみじみと嬉しくて心が温かになりました。新しい年に、たくさんの幸せがありますように、悲しみの内ある人、病の人に心の平穏が訪れますように祈ります。優しいお客様に支えられて私の日々がありました。心より感謝申し上げます。そして、世界の平和を祈ります。新しい年も地球に命の誕生おめとう…と、感謝の日々続けたいと思います。今年一年心よりありがとうございました。2012年 皆様のご多幸をお祈り致します。
前向き…結婚式のご両親への贈り物にBabyDollにネコの着ぐるみをお作りして着させました。ネコの大好きな優しい新郎新婦様からのご依頼でした。いかがですか?

2011年12月17日(土) 結婚式でBaby Dollをお父様お母様へプレゼント
ここから徒歩3分くらいの場所にエルガーハウスがあります。英国式の一戸建ての素敵なお屋敷です。今、私はそこからとても感動して帰ってまいりました。お客様の結婚式だったのです。お客様が結婚式で私が作ったお二人のベビードールをご両親様にプレゼントされたのです。私は、その瞬間、胸がどきっとして胸が熱くなって涙がでてしまいました。感動するとはこういうことなのです。幸せと聖なる気配がエルガーハウスに入った瞬間から穏かに漂っていました。私は大きな幸せをお二人から頂きました。感謝です。…仲良しのお客様が来店されたのは9月だったでしょうか?心から嬉しそうな笑顔が印象的なお二人でした。優しさが笑顔ににじみ出たお二人でした。ベビードールができあがってお渡しして、しばらく後に、結婚式へのご招待をお受けしたのです。が、そのお気持ちだけで私は胸がいっぱい…そのころ…嬉しくて、来店された小さなお客様に、お客様が結婚式に招待して下さったのよと話したら「想像できない、ともこおねえさんがワンピース?ドレス?着るの」みたいなことを言われたのを印象深く良く覚えています。そうです、私は365日作業服を着ていますので私にも想像できません。さて結婚式の披露宴への出席はご辞退させて頂いたのですが、ぜひドアの陰からお幸せなお二人の姿を拝見させて頂けませんでしょうか?と、お願いしました。お二人も、エルガーハウスの方も快くご承諾くださって、私は凍てつく冬の夜道を自転車で走り、今感動してエルガーハウスからお店に帰ってきたところです。人が人を幸せにしたいという心が新郎新婦のお二人にもご両親様にも会場のお客様にも、そして、エルガーハウスの方々にも、溢れるように感じられました。他者を思いやる気持ちがあたたかい光になるのだと私には伝わってきました。これからの新しい優しい日本人の世代を想像させて下さる新婚さんの姿でした。
…新郎と新婦様が、お父様、お母様にご自分のベビードールをお渡ししていらっしゃるところです。暖かいご家庭を築いて下さいね。お幸せを心よりお祈りしています。
お二人のベビードールには、郎新婦様からのご提案で素敵な工夫がされています。何でしょう?次回のお楽しみに^^!

2011年12月11日(日)皆既月食
気持ちのいい日曜日ですが、どこかにお出かけになられましたか?クリスマスイルミネーションは、もう始まっているのでしょうか?お元気でお過ごしでしたか?1ヶ月も日記が空いてしまってすみませんでした。この間もだいたい毎日深夜までお店でお仕事していました。それで、昨夜は皆既月食が夜空に美しく観ることができて胸がどきどき致しました。皆さんもご覧になりましたか?私は月食を見たのは子供の時以来でした。すっぽり地球の影に隠れた11時過ぎの夜空は東京でも普段見えない星がちらちらまたたいて、赤くぼおっと肉体的に見える月の姿といったら宇宙を感じさせるリアリティがありました。広大な宇宙で私の存在は塵のようなものだけど、私は私でいっぱいに充たされている。外(遥か彼方)と内との二つの視点を人間は常に持つべきだと月を見ながら想いました。そういえば、皆既月食でピンチを逃れる「船乗りくぷくぷの冒険(北杜夫著)」を笑いながら呼んだのは中学一年の時だったなと思い出したりしていました。さて12月に入ったら、長い時を隔てもリトルエレファントを覚えて下さっていて、わざわざ遠くからお子様と一緒に足を運んで下さって、贈り物のご注文をして下さる方、メールやお電話でご注文して下さる方のお優しさに触れて感謝の気持ちが絶えません。10年の時を経てすっかり大きくなった娘さんと来店して下さった方も1年ぶりの方も、お子様の成長と、立派な「親」になられている姿に私は感動しないではいられません。そんな姿を見せて頂ける時、お客様から私へ尊いGIFTを頂いたのだと、感謝です。

…昨日の皆既月食、月の横顔:)
今月、ぞうさん文庫の(金)の絵本の読み聞かせはクリスマスの絵本を選んでいます。現代の子供達がクリスマスをサンタさんからプレゼントをもらえる日としか知らないと知り。日本は特殊な国民性であることを再確認して、それではと、図書館からいろいろ取り寄せました。ご興味のある方はぜひどうぞ!

2011年10月31日(月)秋晴れ。  ハロウィンとエイサー
10月の終わりの日はオレンジ色が似合います。カボチャと夕焼け空の色です。
さてリトルエレファントがある目黒駅周辺は大使館も多く、外資系の会社の方も多く駐在されています。週末、ハロウィンのお祭の日にお化けの仮装をしてお母さんに連れられて皆して連れ立ってどこかへ行く様子を見かけることが多かったので、来店されたお客様に尋ねてみましたら、長者丸(今の上大崎2丁目)でお菓子を配ってくれるお家がいくつかあるので子供たちが100人くらい集まっていたとのことでした。子供たちが100人というと保護者を合わせて200人ということになりますね。凄いです!長者丸というと私の本籍がある場所。生まれてから10歳まで暮らした閑静な住宅街です。そこに200人集まるのは私の想像を絶する光景です。アメリカや西欧の暮らしは石壁と鍵のかかる外界と遮断された住居のため、時々パーティーを開いて人々と交流を計るのが暮らしの知恵ということを聞いたことがあります。ハロウインはそもそも収穫を喜ぶ宴?作物をお世話した方々の嬉しい気持ち、感謝の心の現われ…を作物を作らない、労働をしていない人たちがお菓子をもらう所だけを子供たちに伝えても、何をどう意味づけをすることができるでしょう?お子様たちを連れていったお母様たちも思案中でしょうか?今賢く考えるべき「考えどころ」だと思います。日本の文化は木造家屋のため知らず知らずに晩ご飯の匂いがしたり、喧嘩の声が聞こえたり、隣り近所がどんな状態なのかわかってしまっていたのでわざわざパーティーを開いて交流を計る必要がなかった←というのは昔の話で、西欧の文化が無いまま、核家族化し、安全と個の尊重のためにマンションに鍵をかけて自分スタイルのプライベイト生活を守り人から邪魔されない自由はあるけれど、とことん孤立する日本人が群れることだけを目的にしても不十分ではないかと…。子供に楽しみを与えたい気持ちは理解できるのですが、労働なしに甘いお菓子をただで貰うことだけを子供に教えるのは成長の過程に影響がないわけがないかなと…。さて、話は対極に飛びますが、先週私は2泊という短い滞在で沖縄に行って参りました。帰る日の昼時に那覇のお土産屋さんが並ぶ国際通りから商店街の路地に入ったところで偶然エイサーを踊る青年会?に遭遇しました。特別です。というのは、エイサーは毎年8月のお盆の時期に祖先をお送りする儀式の数日前に地域の青年会がそれぞれのエイサーをあちこちの道路などで披露するものだからです。力強く太鼓を打ちながら踊りと掛け声と共に若者の一団が一糸乱れず踊ります。若者が一生懸命に踊り足を地面に打ちつけて腕を大きく振り上げて太鼓を力強く打つ姿に圧倒されて、人間は本当はこんなに素敵なのだ。と、はっとさせられて、胸を打たれて、感動してしまった経験が先週の沖縄よりずっと昔にある私です。太鼓の響きが身体の中で反響するのでその鼓動にも現実に胸を打たれているのです。小さい男の子たちは大きくなったらエイサーを踊るのが憧れです。沖縄は2011年の現代に至っても自然崇拝、祖先崇拝の暮らしが息づいています。エイサーは古い伝統ではなく生み出されたものと聞きました。きっと自然の何かが生み出す道になったのだと私は想像しています。以前、おばあがいる沖縄の友人の家にホームステイさせて頂いたことがあります。その時、朝の4時までゴム草履ばきでエイサーをあちこち見て歩いた感動を思い出さないではいられません。若者が力強く踊りに打ち込むエイサーの場面と同時に、エイサーを見つめる女子高生たちの姿を私は思い出します。女の子たちが若者を頼もしく誇らしく感じるためにエイサーの披露が存在しているのではないのかしらと、私はその時、本当に思いました。琉球王朝の時代からの自然な人と人の出会いの作り方?と思ったりしたものでした。また、グループで踊るエイサーは一日や二日では踊れないでしょうし、一つのグループで太鼓の種類とか、役割のポジションがいくつかあるから、様々な決めごとも長い長い青年会の日々という背景があってこそと思います。自主的に運営しているのでしょうから、練習も様々な相談も一人一人が大人にならなければ、エイサーという一つのまとまりの踊りを披露するまでに至らないのだと思います。グループを統率するリーダーも必要だし皆の協力も必要です。一つのことを成し遂げる過程で強い絆が養われます。…などなど心に思うことを沖縄を良く知らない私が書き連ねては誠に冷や汗ものですが、私が心配なのは、東京でお菓子をもらうための目的でその日だけ仮装して親子ででかけるシーンが、子供の身体や心の成長のための栄養に何一つも関わっていない繋がっていないという虚しさです。寂しさです。沖縄の人々のように地球に根を張る巨大な樹木のような、その枝葉に一人も欠けずに繋がっている安心感が、このあたりの子供たちにもあったら、私もほっとすることができるのに…と、思わないではいられないのです。100年後の子供たちの心は今の延長なのですから。
←沖縄のエメラルドクリーンの海を見ながら砂浜で拾った珊瑚や貝殻です。貝殻が魚のように見えます^^ サンゴは漂白剤につけて真っ白になりました。 右端のヒトデは沖縄で拾ったものではありません。
←幸運にも路地で出会ったエイサーです。



2011年10月5日(水)雨。YUKIさんがエッセイに書いて下さっていたこと
しとしと冷たい雨降りです。お店に来る途中で毛糸の帽子をかぶったお客様にお会いして挨拶しました…「もう冬の気配を感じますね」と。さて先月、メールでベビードールを注文してくださったお客様が、リトルエレファントのことはミュージシャンのYUKIさんの本「YUKI GIRLY TREE」で知りました、と、とても親しみある言葉で丁寧に教えて下さいました。メールですけど私の記憶の中ではお客様の声が聞こえて残っているようで不思議です。さてアマゾンで検索して本を取り寄せ届いたYUKIさんの本を開いて私は、びっくりです。「目黒にあるリトルエレファントはオーナー自らベビードールを手作りしていて…」とYUKIさんが書いて下さっていて、可愛いイラストには私が大好きでずっと販売している、YUKIさんがここで買ってくださったモビールが描いてありました。「見るたび幸せになる」と。私と同じ気持ちです。雨降りや、雪降りや、台風で、誰もお客様がいらっしゃらない孤独な日でも、見るたび私を明るい気持ちに、幸せにしてくれたモビール。私が一人でアトリエのある小さなお店を始めたのが1995年でYUKIさんが本を出版されたのは2004年。今は2011年です。とても遅くなりましたが、YUKIさん、感謝の気持でいっぱいです。きっと、その間、ここを訪ねてくださったり、遠方からご注文してくださったりしていたYUKIさんのFANの方々がいらっしゃったのです。温かいYUKIさんのFANの皆様ありがとうございます。その方々に私は多く支えられていたのです。そのことを今知りました。私のお礼が遅すぎます。申し訳ございませんでした。ありがとうございます。私は何かを、どうして?どうして?と考えるのが好きで、その答えに近いものを心の中で租借しながら、現実の世界では、黙々と身体や手先を使って物作りするのが、とても好きで合っていて、それが私の生きる喜びだと知っています。人間は方法や手段は様々であっても、心と身体の均衡がとれることが安心で幸せなんだと思います。YUKIさんに初めてお会いした時、静かで礼儀正しい女性だなって思いました。実はYUKIさんとは全然気づかなくて、その後お会いして、なんとなくわかって、一緒に絵本を楽しんだ記憶も懐かしいです。自分の内なる世界を表現するときはパワフルで爆発するように全開できる、多くの優れた才能をお持ちになるYUKIさんのことを、FANの方がどれほど尊敬されて、YUKIさんと共に、より良く生きていこうとされているかを頂いたメールの言葉から垣間見ることができました。私も歌が大好きです。YUKIさんのFANの方が教えて下さったお薦めのYUKIさんの楽曲を隅々まで聴いてみたいと思っている真っ最中です。
7年もの時を亘って…感謝と共に。
←YUKIさんの本「YUKI GIRLY★TREE」(ソニーマガジン 2004)YUKIさんの絵も文字もいっぱいです。伝えたい純粋な気持ちから生まれているのを感じる気持ちのいい本です!
…今朝咲きました!実は4年も前に植えました。毎年冬に蔓と葉だけで枯れて、翌年の春には芽吹くけど、やっぱり冬に枯れて一度も花を持たなかった宿根の朝顔です。今日、初めて一輪だけ咲きました。宇宙の中の地球のような蒼い朝顔でした。沈黙するものに対しては刈り取らずに毎日水をあげて待つことの大切さをこの朝顔から私は今日教わりました。こうして私は凄く感動していますのに、せっかく咲いたのに冷たい雨ふりで気づく人もありません。寂しいですね。人の人生に似ていると思っていると、「全てに時がある」という言葉を思い出しました。するとこの朝顔がどうして、この寒い秋のしかも雨の日に一日だけの真っ青な短い花の命で咲いたのでしょう?耳を澄ましてその答えを雨音の中に探したいと思います。雨の日、皆様、良い一日をお過ごし下さい!


2011年10月3日(月) 秋の鈴が鳴っていますね!お知らせ特集…Cicek
こんにちは!お久しぶりです。前の日記からあっという間に一ヶ月たってしまって、世界がすっかり秋の空気です。その間私は何をしていたかといいますと、毎日毎日、もの作りに没頭していました。いくつもお知らせしたいことがあったので、これから少しずつ書いていこうと思っています。
まず、モデルさんで二児の母でデザイナーの須永繭子さんのブランド「チチェック」をお店で展開しています。ノスタルジックでアンティークの木製家具に似合うような、心の落ち着く子供服。とても良い素材を選んでいて、品の良いデザインが気に入って私もお店で展開できて大変嬉しいです。実はリトルエレファントで他の作家さまの作品を扱うのは特例です。作品を拝見してお店の雰囲気にぴったり、私にぴったりと思ったことと、色や柄の合わコーディネートが美しく、須永さんにお子さんがいらっしゃることからか、オーガニックや本当に美しい材料を選ぶ、今の私にできない羨ましいこだわりがあるのと、須永さんが本当に好きなことを行動にしておられることが感じられて…などが重なって、お店にいらっしゃる小さい子供たちが赤ちゃんの頃から本物、美しいものに触れるのはとても良いことだと思います。それから須永さんの所属されている事務所の代表者の方が、私がリトルエレファントを始めたころに、ベビーカーを押してお店のドアを開けて入っていらしたノーメイクの飾らない魅力のあるママであったこと…お子様の成長を拝見させて頂いた大切なお客様であったこと、←これが一番かもしれませんね。何をしていらっしゃる方とは知らないうちに長い月日が流れて今日になって繋がりました…というわけです。ただ今、フリーペーパーSUMISEI新都心クラブでも記事が載っています。担当の下玉利さん、どうもありがとうございます。リトルエレファントでも配布中です。子供服「チチェック」細く長く展開できたら嬉しなと思っています。皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
…須永繭子さんです。美しい方でしょう?重力?のような静けさのある魅力ある日本女性だと私は思います。MILK japonでブログも開いていらっしゃるので、そちらもどうぞ覗いてみてください。きっとリトルエレファントをたずねて下さる方たちは皆さん須永さんのような素敵な方に違いないと思って想像しています。そんな、子育て中のおしゃれで素敵なママの皆様に、いろんな良い刺激を与えてくれると思います。Cicek どうぞよろしくお願いします。


2011年9月1日 目黒のさんま祭り9/4(日)10:00〜
風の中に秋を感じますね。今度の日曜日お店のある目黒では「目黒のさんま祭り」が開催されます。リトルエレファントも10時からOPENしようかなと思っています。震災で大変だった岩手県宮古市からサンマが届いて、だいこんやすだちも地方から届いて、目黒通りで約1万匹の焼き焦げのついたあつあつのサンマを皆様により美味しく召し上がっていただくイベントです。食べて笑ってお代は募金箱へ!が今年のキャッチコピー。災害にあった方たちから今年もまたサンマを頂くこと、有難いことと痛み入りました。みんなが笑顔になるといいですね。目黒駅東口からリトルエレファントのあるあたりの目黒通り沿いの歩道は、もう朝から行列の人々でぎゅうぎゅうずめになります。8時くらいから人が並び始めるようです。サンマを焼く煙ももくもくです。サンマを食べるだけでなく、阿波踊り、野外コンサート、岩手県宮古市の物産展、商店街のワゴンセールもあります。今年は東日本大震災チャリティで目黒のさんま寄席も木戸無料であります。120名の入れ替え制(場所は誕生八幡神社:整理券配布)、よかったら、どうぞいらして下さい。リトルエレファントにも、どうぞ立ち寄って笑顔を見せて下さいね。
…目黒通りでパタパタしている旗
●近所の庭園美術館も素晴らしいアートが見られます。建物修理前の最後の展示です。その後はしばらく入場できなくなります。

2011年8月11日(木)私の夏の安眠グッズのご紹介
いよいよ夏の後半ですね。お子様とプールに行かれておられる方々も多いのではないでしょうか?熱中症に気をつけて、夏を楽しんで下さいね。さて朝の7時に35℃になっている私の部屋では、残暑に体力切れを起こしてしまうのが常でした。エアコンは涼しいけれど身体の具合が悪くなり、エアコンなしでは熱過ぎるという状態でした。そこで、数年前からこの状況はどうにかならないかと…、考えるのが好きなので、楽しく試行錯誤の結果、
←10年前に購入したのが「すだれ」。3年前に購入したのが冷たく感じる夏用の「青いクールシーツ」。去年購入したのが「ウォータークールパッド」。そして今年は窓の外に「ゴーヤのカーテン」一鉢100円。これで私としては自然に優しい夏のクール安眠計画完了の心地です。青いクールシーツの青は、青くすれば涼しく感じるからか、どこのメーカーさんも青いのでびっくりしたのものですが、全然クールとは思えないシーツでした。ただし、サラっとしています。熱がこもらないからクールシーツなのでしょうね--;そうとは知らず冷たいシーツだと思っての購入。ポイントは洗濯機で洗えるというのが清潔でいいと思ったのでした…私のベッドに青色は似合わないけど、当時は色に目をつぶるしかありませんでした。個人評価は40点。去年購入したのは(私の誕生日は夏なので自分への誕生日記念品)ウォータークールパッドで、個人評価100点!です。写真は、青いクールシーツの上に透明なウォータークールバッドを重ねて使っているところです。クールパッドは水を入れて使うのですが、水がパッドの中で道になって対流するので、身体で温まった水が身体を動かすたびにタプンタプンとかわいい音をたてて移動していきます。そのたび端っこにいた冷たい水がやってくるのです。このところのような猛暑では、保冷材をパッド端の下のタオルの上に置いて使っています。冷たい水で気持ちいいです。これを選んだのは、ジェルパッドはジェルが動かないので温まってしまうけれど、ウォーターパッドは対流で冷たさが持続するというのがポイントだと思ったからです。大きいのはお高くてとても買えなかったので一番小さいのを買いました。でも、去年一年のエアコンの夏の電気代の浮いたぶんで元がとれています。大好きな優しい水の音が海の上にいるみたいで、安らかで私に心にとても良いです。しかし、東京では凄く高い湿度で空気が重くベットもあったまってしまっているので、寝る前には10〜30分ほど読書しながらエアコンを除湿にして使っています。なるべく電気を使わずに今の自分の身体が楽に感じる方法を見つけていくのがいいのかと思います。さてウォータークールパッドの中の水…この猛暑の日々で朝の7時には体温で温まってしまっています。が、朝までは安らかに熟睡できるから100点!です。
←そして今年は窓の外にゴーヤのカーテン一鉢100円。直射日光の当たる窓際で寝るのが矛盾しているといえば、そうに違いないのですが。東京でも月も草も見えるし、朝、窓をあけると、流れ込んでくる冷たい風が天使たちみたいです。
P.S.私は夜の水浴びついでにTシャツも麻のズボンも綿麻のエプロンドレスも手洗いします。朝の水浴びついでにパジャマも手洗いします。どちらもすぐ洗えるし、服は数時間で乾く夏です。これをすごく楽しみにさせるグッズがあります。洗濯物を絞る前に、いい匂いのする柔軟材?を少し入れて(ボトル300円程で売ってます)浸します。それから絞って干します。Tシャツを着るとき服を着るとき、タオルを使うとき、ものすごくいい匂いがして幸せで顔が嬉しくてほころんでしまいます。喜びはほんの小さなことで作ることができるのです。小さな喜びがいっぱいあると幸せなのです。特に自分で自分に作れる小さな幸せは完結していてとても良いと私は思っています。
←使用中の防臭効果もある香りの柔軟材はこれ
です。

2011年8月6日(土)すいか…ぞうさん文庫お楽しみ会を開きました。
空には元気な雲が見え、風は涼しく吹いて、ばけつをひっくり返したような夕立もあって、例年よりも、過ごしやすい今年の夏、と私は感じていますが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?そろそろお里帰りの時期でしょうか?どうぞ美味しいもの召し上がって楽しい夏の日をお過ごし下さい。さて、昨日5日(金)はお店の毎週のぞうさん文庫「絵本を楽しむ会」のあと、第2部として「スイカお楽しみ会」をしました。
…ぐるっと一回り80cmという巨大なスイカを友達から頂いたので、作って下さった方のお心と、スイカの命を大切に頂きたいと思いました。それで一度は体験しておきたい夏の「すいかわり」です!届いたスイカには、保護として新潟日報(新聞)がいっぱい入っていたので、くるくるまるめてセロテープで留めて棒を作りました。この棒でスイカわりに挑戦です^^!
…子供も大人もスイカわりをしました。だから子供にはママとした記憶ができて、ママには子供とした記憶ができました。そんなのが、いいなと思いました。
…包丁で切って、すいかが二つにぱかっとわれたとき、小さな子供たちから驚きの声があがりました。素敵な声でした。すいかの赤い丸い断面は人をはっとさせずにはいられません。子供たちの驚きの声は私の嬉しい記憶になりました。すいかの作り主の方に一番届けたい声でした。
…すいかは冷やしておくことができなかったため、小さく切って、お持ち帰り頂いて、冷やしてから食べて頂こうと思っていたのですが、切ったら、すぐに、やっぱり食べたいので小さく切って、お皿に入れて、みんなで食べました。不思議なことにすいかは中が冷たかったのです。「こんな大きなすいかは、はじめて食べる」と言いながら子供たちはぱくぱく食べていました。大人も食べました。食べても食べてもなくならないすいかでした。すいかを二つに切った理由は、
もちろん、
←怖いすいかおばけランタンを作りたかったからです。夜の暗い店先でチロチロ蝋燭の炎が揺れるすいかオバケランタンは〜怖いです。良かったら見にいらして下さい。●スイカおばけランタン作り秘話があります→昨日の深夜にスイカの内側をスプーンでこそげとって、甘くない白いところだけにしようとしていて、びっくりしました。昼に皆で赤いところは食べてしまっていたのに、それだけでも素晴らしい果汁したたるスイカでしたのに、スプーンで内側をこそげとっていると、水がどんどん沸いてくるのです。びっくりです。スイカ、まるで井戸みたいです。「スイカの泉」です。なるほどWatermelonです。名前の意味をしみじみ納得した心地です。スプーンで内側の柔らかい白い部分をとっているとスイカからはじわじわと水が沸いて、あっというまに1/2スイカの2/3くらいまで水が溜まったのでした。今まで何度も食べていたのに、スイカの奇跡です。どう考えても不思議な、私がベビードールを作っているときに感じる、人間の80%は水分だけど、水を80%入れたとしたら容積と重さが合わないのと似ています。…さて、このスイカは、高校時代の同級生のお母様が新潟の砂丘でお作りになったもので、友達がプレゼントしてくださったのですが、「ぼかし」という、あぶらかす、オカラ、もち米のかすを混ぜた肥料を土に混ぜ育てたと教えて下さいました。肥料会社の方が試験的に持参される肥料なのだそうです。ということは、安心で美味しいすいかを作る努力をしている誠実な人たちからの愛の実りを頂いたというわけです。感謝です。
…子供たちの心に種を蒔きたいな、と思います。愛の種を蒔きたいです。種が育つように、お水をあげなければなりませんね。暖かな陽の光も必要ですね…自然に。今日が最後の日かもしれないと思い生きていくことは、したいことがくっきり見えることですね。また、今まわりで何が起こっているか、見えないことがくっきり見えることですね。

2011年8月1日(日)夏の夜のリトルエレファントも私は大好きです。
涼しい風が心地よい、今夜の店先です。さて、この写真の見所はどこでしょう?

リトルエレファントは目黒駅から徒歩3分。目黒通りから路地を20歩くらい入ったところにあります。目黒通りは車などの喧騒で騒がしいのですが、ここは不思議なほど静かです。20歩戻って目黒通りに戻り右に歩くと、すぐ東京都庭園美術館→白金台という場所です。以前、あそこにまだあるかしらあのお店?と、心配になって定期的にやってきてくださる方がいました。そんなリトルエレファントの店先に、ビーチボール!ではありません。大きな「すいか」です。そのとなりには「かぼちゃ」です。なんて素敵な「本物」でしょう!子供たちには何よりも本物が大切だと私は思います。どちらもずっしり重いです。西瓜といったら持ち上がらないほどです。西瓜と南瓜という素敵な漢字の果物とお野菜を新潟の高校生の時の同級生が送って下さり今日届きました。ご実家のお母様がお作りになったそうです。私の友達もお手伝いをしているとのことでした。感謝です。…と書くと簡単ですが、こんなに大きなスイカを作るのは、本当に大変なことだと思います。向こうに佐渡ケ島が見える日本海がすぐそこの砂丘だから、砂地で作っているはずです。栄養はどうしているのでしょう?送るための梱包だって大変だったはずです。高校生のとき、その友達の実家が高校からさほど遠くないところにあって私は学生寮から遊びに行ったことがあります。彼女は青い稲が綺麗に並んで植えられた広い田んぼを指差して、田んぼの水田、実は底にビニールが敷いてあるのだと教えてくれました。東京育ちの私は、へー?とびっくりしたのを覚えています。田んぼは広々と地の果てまであったように記憶しています。実り多く大切に育てるということは見かけだけではわかりません。育てている人に大変なご苦労と希望があるのです。リトルエレファントに来てくださる小さな子供たちに楽しんでもらえたらとの貴重な西瓜と南瓜です。東京では、こんなに大きな西瓜はなかなか見ることができません。「西瓜南瓜」も教えてあげたい!漢字、どっちがどっちかわかりますか?子供たちは、純粋な心を持った美しい命です。多くの優しい大人の想いと眼差しのもと、すくすくと安心して育っていって欲しいと思います。
●すいか…8月5日(金)ぞうさん文庫の「えほんを楽しむ会」のあとに、いらしたお友達にお裾分けできたらいいなと思っています。すいかわり?すいかたたき!しましょう^^!ご来店、お待ちしています。
…目黒通りから路地を入ってくると、先の左側に、ぽおっと灯りが燈っています。小樽のランプが下がっています。そこがリトルエレファントです。

2011年7月13日(水) 少女
猛暑ですね。
…昨日、オーダーメイドでお作りしていたアップリケアートのポシェットの製作途中の写真です。8歳の女の子とママからお話しを良く聞いて、おまかせで作らせて頂きました。アップリケの服装は女の子からの強いリクエストです。私は絵を描くのが好きなので、針先で布を折りながら、綿を入れて、チクチク手縫いしながら、布で絵を描くように作るこのアップリケアートを作るのが大好きです…時間がかかりますが。さて、女の子は一年生、リトルエレファントへ彼女が行きたいといって、ママと一緒に電車に乗って来てくれました。ここのお店は「○○だから好きなんです」って言われて、肝心な○○を私は忘れてしまいました。「お家みたい」って言われたのか?でも、具体的な言葉じゃなかったように覚えています。とても優しい言葉を心にもっている女の子だと思いました。もうすぐ夏休みです!
…はい。できあがり!
…そうそう、仔犬や子猫みたいに元気で愛嬌を振りまいて無邪気で可愛いくてたまらない、小さい子供が「孤独」だなんて、本当?と思われるかもしれませんが、そんなこともあるのです。良かったら読んでみて下さい。小鳥の鳴く声が Pity me〜 Pity me〜 「哀しい私、かわいそうな私」と少女には聞こえる、英国の児童文学「思い出のマーニー」私の大好きな本です。さて、今日は、アトリエ=お店の奥の作業場の片付けからします。色々作っていたら直下型地震の後のようになってしまいました。かたづいたら、順番で次のご注文の女の子のエプロンを作ります。この女の子は、エプロンに絵のように、風景を描いて下さいと私に言われました。木の幹にリスも描いて下さいって^^ 子供の心の中に大きな森があるのですね、それが見えるようで、そこから爽やかな風が吹いてくるようで、私はとても幸せな気持ちになりました。
←収穫が終わったので、昨日の深夜に白い月明かりの元、からまった蔓をハサミで切ってはずして、今朝、また蒔きました。ピンク色の種です。いんげん豆です。日にちをずらして全部で7鉢作ります。
●日記を書いていたら、できあがったお人形を自転車に乗って、とりにきてくださったパパがいました。勤務先に自転車で通われているのだそうです。外は炎天下です。お店にに入って、「ここはいい風が流れていますね」と言われました。嬉しかったです。人が二種類に分かれますね。エアコンをつけるのが常識になっている東京なので、私は内心ちょっとびくびくしています。でも、昨日はお店に入るなり「あ〜涼しい」と言われた方がいて、私はほっとしました。自然の風を感じてくださる人たちがいること嬉しく思いました。…でも、縫い物や製作の仕事に入ると、私は窓を閉めてエアコンを除湿にしています。そのほうが実に静かなので気持ちが集中します。●明日は展示会なので、朝早くからでかけます。お店に戻るのは3時くらいの予定です。どうぞよい一日を!

2011年7月12日(火) バケツの泉
梅雨明けとともに、毎日35℃ぐらいの暑い日が続きますが、お元気でいらっしゃいますか?前に大雨が降った日は、はるか遠い昔ですが、窓の外にあるトイの途中から水が漏れて、ぱちゃぱちゃごぼごぼ水が菅の外に落ちているのをみつけました。たぶん311の地震が原因で、トイの接続部がはずれ、隙間があいてしまったのです。う〜ん?と考えて、あれとあれがあれば…これになる。と空想して、
←大家さんに許可を頂きました。10年も前に自宅を引っ越したときに内装工事の方がベランダに残していかれた青いホース(びっくりするほど青いので使っていませんでした)と、お仕事の道具としての予備の赤いじょうごです。これで作ったのが「水路」です^^! それで、背中が冷たくなるような不思議なことがあって。あら?今日も、あら?今日も。ホースで水路を作って以来、まだ雨降りはないのに、お店にやってくると、バケツの8分目程、毎日水が溜まっているのです。驚かずにはいられません。夜中に雨は降っていないし、誰かが水を入れているのでしょうか?確かトイは屋根から水を集めているはずだったのに…と、リトルエレファントにトレビの泉?「バケツの泉」が出現です。「聖なるバケツの泉」です 。不思議だから、もう少し様子をみてからこの不思議をみんなに公開しようと思っていましたが…それで今日も、わあ〜嬉しいことにバケツに水がいっぱい溜まっていたので、バケツの水を利用して草花に水をたっぷりあげて、眩しい太陽を仰ぎみながら、もう一度トイを辿って屋根まで見上げますと、途中、上階に住んでおられる大家さんのエアコンの水を落とす菅と接続されている部分がありました。にわかに信じがたいのですが、…ということは、東京は湿度が高いから、エアコンの副産物で夜のうちにバケツに水が一杯溜まってしまうということなのでしょう?私にとっては思いもよらぬ嬉しいGIFTなのでした。さて、みなさんもエアコンフル回転ですか?私は数年前からいろいろ試してきて、今年の夏は、水浴び効果でやり過ごしています。水浴び後に、開けた部屋の窓から風を通して快適に過ごしています。2つの快眠グッズを使っていますが、寝る前の1時間だけおやすみタイマーで除湿にしています。人間は「慣れる生き物」なのだと知ると、いろいろ方法がありますね。
…店先の草むらに出現した…「バケツの泉」


2011年7月3日(日)手作りアップリケポシェット、虫、高木仁三郎さん
…日曜日の午後です。できたてです!
デザインおまかせのポシェットだったので、楽しく夢中になって作っていました。手作り感を子供たちにつたえたくて、チクチク手縫いでパッチワークしています。可愛くできたから、女の子も作りたいと思いました。ご注文もお受けしようかなと思っています。吹き出しでお名前も刺繍しました。「ぼく○○です」みたいな感じ。名前は輝く命です。
…さて、ベランダに実った「いんげん」にやってくる虫の写真をとりました。見えますか?毎日観察していて、昆虫の世界の不思議を考えました。たぶん、この虫は、いんげんしか食べないのです…推測ですが。それでは、どうしてここにいんげんがあることを知ったのか?なぞです。5mmほどの昆虫が空を飛んで上空からいんげんを探すのはとても大変なことだと思うのです。匂い?触覚?それにしたって凄すぎます。くらくらします。が、今朝は4匹もみつけました。それで、思い出したのが、昆虫学者の矢島稔さん。こども向けにいろいろな昆虫の本を出版しています。あまりの興味深さに、昔、矢島先生の書かれた本を様々読破したときがありました。たとえば「ほたる」の生態。ほたるは、世界にいろいろな食べ物があるのに、カワニナしか食べません。研究用に蛍を飼育してカワニナを確保するのが大変なのでカワニナと似たイカの種類の身をあげたら、研究用の蛍は全滅してしまった、とありました。昆虫の不思議です。昆虫も不思議ですが、矢島先生の研究の仕方が素敵なのです。たとえば、蛍の発光データーを集める際、お尻が光る発光時間を調べるには、矢島先生はホタルを見ながら声を出して「あ〜」とかテープレコーダーに録音していくんです。それを知って嬉しかったです。誰もできない難しいことをしているのかと思ってましたが、誰もしない根気のいることをしていたのです。大好きがさせる人間の知恵です。今、受験のために小さいころから知識を入れることを評価して、自分で作り出すこと追求すること脳を使うことをがされないのは、もったいないことと思います。

さて、反原発の思想的先駆者、市民科学者と自ら名乗った高木仁三郎さんという方の存在をご存知ですか?反原発を訴え続け癌で亡くなりました。海で死んでいる鳥がいるのを不思議に思って、大変なことがおこっているのではないかと調べて、公害を世界で初めて摘発した自然科学者のレイチェル・カーソンにも似ていると思いました。彼女も摘発することで、それを喜ばない多くの組織から非難や中傷をを浴びました。彼女もまた抗がん剤を飲みながら自然を破壊することの間違いを指摘し続けました。彼女の最後の著書が未来の子供たちに残した「センスオブワンダー」です。さて、良く観察すると、いんげんにやってくるたった5mmの虫がもっている能力を、私は、ただごとでなく優れていると思わないではいられません。
…日記を書いていたら、私の以前作ったアップリケアートのポシェットを肩にさげて、遊びに来てくれた女の子です。二つの作品が呼び合ったみたいに、今、私の前で並んでいます。

2011年7月1日(金)水浴び、エッシャー、いんげん
暑くなりました!節電と暑さ対策はいかがですか?赤ちゃんや小さいお子さんには、一日に何度も行水をさせてあげましょう。元気に過ごしましょう。行水は一日に一回のお風呂タイムに石鹸を使い、あとは、水をかけるだけ。皮膚から油分をとりすぎないよう気をつけましょう。大人も水シャワーで元気が復元するのをご存知ですか?起きてすぐ、仕事から帰ってすぐ、外出先から帰ってすぐ、寝る前に、水シャワーで、さっぱりしましょう。風が皮膚を冷たく感じさせます。水をかけて身体を冷やす行水ならば、ホテルのバスタブみたいに、バスタブの中でシャワーを浴びて、水は流さずに溜めておいて、打ち水や草花にあげるお水に利用したら、とってもいいと思います。…そういえば、先日2日連続で、お店のソファーに座った方が、同じようなことを言わて私は嬉しくなりました。先の方は女性で「ここにマイナスイオンが流れています」。後の方は男性で「ここ、本当に気持ちいいなあ〜」座った場所は、ソファーの左端の角です。窓を開けていて、ドアが45度くらいに開けてあります。蔦の葉がわさわさ繁り、花も植えた壁を通り過ぎた冷たい風が、すっと窓から入ってきて、背中側からあたって、ドアから抜ける、くるくると風の通り道ができていたのです。3日くらい前から東京は30℃以上の気温なので、「もうエアコンをつけっぱなしで、扇風機もつけています」といわれたお客様がいました。まだまだ真夏の暑さとは違うので、自然と共存できる良い時期です。電気を使わずに心地良く過ごす方法をいろいろチャレンジしてみて下さい。
…近所のお友達です。私がミシンをかけていたら、塾の帰りに立ち寄って自分からみつけては、お手伝いをいろいろとしてくれました。幼稚園児ですと、口で説明しても、「わかんない!」とか、予想できないとんちんかんな面白いことをしますが、小学3年生になると、私がミシンをかけながら言葉で説明するだけで、問題なく次々とこなしていくのは、本当に凄いことだと感心しました。写真は、私の仕事場で、私が良く覗いているエッシャーの宇宙の絵が立体に見える紙でできた箱型のものを覗いているところです。子供はいいものを目ざとく見つけるアンテナがあるのですね。感心です。「何が見えますか?」と尋ねたら、「人間の顔をした鳥」と答えました。何度見ても私はびっくりします。建物の縁にとまった人間の顔をした鳥を、足の下から見た、頭の上から見た、横から見た状態を背景も含めて宇宙の果てまで同時に見ることができます。一度覗くとなかなか覗くのを止められません。恐るべしエッシャーの人間業です。お店にいらして覗いて見たい方がいらしたら、お声をかけてくださいね。さて、数日後、彼女のお母さんに会ったので、遊びに来ましたよと伝えると、「全然知らなかった〜」っていわれました。子供も3年生になると、自分の世界を持ちますね。監視されているような暮らしは苦しいのでしょうね。自分のしらないところで何かしている子供の行動は不安ですか?世の中には危険なこともあります。危険を自分で判断する生活力を、生まれてからそれまでに教えてあげなくてはなりませんね。
…さて、今日の午前中です。ベランダの日よけに作った「いんげんの実」が14cmほどに立派に育ち、そろそろ収穫期です。生命がすくすく育つのを見るのは、心にも身体にも喜びになります。いんげんにくる小さな5mmくらいの黒いカブトムシ型の昆虫も発見しました。花が咲くと、可愛いミツバチもどこからか飛んできます。東京にいても自然や小さな生命たちと仲良くなれた嬉しい気分です。自然の世界ではうまく少しづつわけ頂きあって生活が成り立てば平和ですね。いっぱい独り占めすると平和はくずれますね。さて…草のカーテンが必要なのはこれからが本番でしたので、収穫が終わったら栄養のある土にまた種を蒔くつもりでいます。

スになさってくださいますように^^!
2011年6月17日(金)詩人・谷川俊太郎さんの対談講演会へ行って…
しとしと一日雨降りです。お元気ですか?
昨日の午前中は、港区の芝、みなと幼稚園で詩人、谷川俊太郎さんの対談講演会へ行ってまいりました。私は言葉を紡ぐ創作にも心が奪われます。谷川さんが言葉を組立て詩という言葉の建物を作ることに、気が動転するほど、溜息がでるほど驚いてしまうのです。ご本人の谷川さんの声をライブで聞くことのできる機会なのでわくわくしながらでかけました。対談中ご自身の詩を多く声に出して読んでくださいましたが、その中の一つにユーモアがあって現実の言葉が飛び交う詩「おばあちゃんとひろこ」…本当に健康的な日常の会話なのに、聞いていたら心が動揺して後半で急に目がうるっと涙ぐんでしまいました…泣くような言葉は書かれていませんのに。言葉と心の関係、人と言葉の関係、人の心の柔らかさみたいのを体験できて、人は幸せで悲しくもあり…と体験しました。谷川さんがこの詩を読み終わったあとに「最後の2行で泣ける」と言われたので、なるほど「みんな」泣くわけね、と感心しました。みんなの心の深いところにある泉に、ぬくもりのある声の風が吹いて、水面を少し揺らすのでしょう。自然の約束を意識するのです。ご興味のある方は、手にとって読んでみてください。さて、谷川さんの言葉のなかに、日常生活が詩創りと関係している。みんな頭でっかちになっている。人には知識よりも知恵のほうが必要。詩は基本的に身体の中からでてきたもの。詩は未来のこどもたちのために作る…などなど、私の心の糧になる言葉をたくさん頂きました。ありがとうございます。大切にしたいと思いました。会場になった「みなと幼稚園」は地下鉄の白金台駅から3つ目?距離としては近いのですが、行ったことない街を彷徨(さまよう)たよりなさは、この道で正しいのだろうか?と不安な気持ちを高鳴らせるものですね。人は自分に未知なことを数多くこなして体験していくことが、過剰に自分を緊張させない秘訣になりますね。帰りは白金台の駅の駐輪場にとめた自転車に乗って、レンガの古い建物が美しい東大医科学研究所の中を抜け、プラチナ通りの中ほどに出てリトルエレファントへと帰ってきました。医科研の中を通ったのは小学校の帰りの寄り道以来で二度目です。医科研にカブト虫がいると言う子について行って4〜5人でランドセルを背負って通り抜けた記憶があります。昨日見た医科研の敷地内には、地面を薄暗くするほどの森に生きているような大きな樹木たちがいました。近いところなのに、通らないと、人は本当に何も知らないのです。
さて、今日のお店のぞうさん文庫の絵本の時間に、幼稚園の子向けに「ぴーちゃんにじにのる」「あめこんこん」小学生向けには「月夜のみみずく」「かぜのでんしゃ」を読みました。「月夜のみみずく」は、お父さんと娘が、みみずくに会いに夜の森へ行く話です。読み終わったあと、女の子から、ざりがにのいるところ知りませんか?と質問されて、う〜ん?有栖川公園は?昔は、魚釣りや、ざりがに採りをする人たちがいっぱいいたけど、今は「入ってはいけません」って書いてあるかも知れないけど…って伝えました。「月夜のみみずく」の豊かさは東京に微塵もないけれど、ここから15分くらい?パパと二人でざりがにを採りに行って、生涯の宝物のような良い思い出になるといいなと、本気で祈っています。
←昨日、新潟の友達がクール便でおくってくれたご実家で採れたお野菜です。「新潟を思い出して」…と書いてありました。15〜18歳私は日本海を望む松林の中の学校で寮生活をしていました。フェンネルの種を送ってくれた新潟の友達もこの学校で出会いました。トマトとキュウリ、食べてみたら味の濃さ、固さが近所で売っているものとは全く違うので驚きです。自然を人が壊して生活している東京。未来の子供たちのためにも、もっともっと優しい場所にならなければいけないと思います。
←私の住いのベランダに作ろうとしている「いんげんのカーテン」です。すくすく伸びて花が咲きはじめています。庭のある家になんて生涯住めない〜と、残念に想いながら、ベランダで毎朝、植物たちと心を通わすのが幸せの日々です。

2011年5月29日(日) 地球が草に託して語ること
3日続きの雨ふりです。午後1時過ぎ。Babyよだれかけを作っているところです。
皆様は何をなさっていますか?日曜の午後です。楽しくお過ごし下さい。…リトルエレファントは路地を入った静かなお家の一階なので、雨降りだと私は一人黙々と作ることに没頭です。雨の日も大好きです。しかし、気分がドンと落ちることが…だれか、対策があったらぜひお教え下さい。先週は半分、今日残りの半分。何年もかけて育てている、今年初めて咲いた花が折られて持っていかれてしまいました。テントのそばまで高く伸びて、やっと花が咲いたのに、心は号泣TT痛いです。さっき、お花が泣いている絵を描いて、折られた枝のわきに吊るしました。私がコーギーコテージでお茶を頂きながらお話ししたターシャ・テューダーさんも言われる言葉ですが、長い年月、春の開花を想い、準備し世話をするから、植物が気持ちにこたえて春に蕾を持つのです。蕾がほころぶのです。毎日こつこつ世話をするその先にあるのが開花です。私は花たちの応答は=地球の応答なのだと感じます。開花は地球からの隠喩、詩です、お手紙です。読むことができるのが心から嬉しいのです。それを断ち切る心無い人の行為は、背景を想像できない人間、地球を肌に感じない「原発」を恐れない人間に似ています。こういう人間からどうやって身を心を守れば良いのでしょう?私はまた草の種を植えて答えを待つことにします。心を込めて縫い物をして答えを待つことにします。さて。5月の半ばに新潟の友人が自分で育てている草の種を送ってくれました。そのフェンネルの種が早くもふわっと芽を吹きました。とても繊細な細い芽です。これがどうやって2mにも育つのか…楽しみです。ハーブなので香も良く。胃に優しいお茶にもなるので楽しみです。フェンネルを育てたい方、お店へどうぞ!植物と向き合うのは私にとっては言葉ではない地球との対話…その背景の宇宙も感じられます。
…昨日お送りした、お名前パッチワークのTシャツです。お客様からのリクエストです。今、いくつか、オ-ダ-メイドのご提案を頂いています。考えるのが楽しみです。また、ぺれっとちゃんのお話のつづきNo.7は、まだですか?と、もう2ヶ月くらい前から何度も子供たちがお店に走りこんできて、来週にはできるからと言ったのに、「ほんとうにごめんなさい」と謝り続けています。降る雨を見ていたら、スイッチが入りそうだと思っています。

2011年5月28日(土)梅雨入り 恵の雨の…
昨日東京は梅雨入りしました。連日しとしと雨降りで、すっかり寒く冷たくなりました。雨降りなので、骨の折れた傘を吊るしました。絵を描いてつるしました。なぜでしょう?傘の下の草の中に10リットルのバケツを隠して置きました。バケツは100円で買いました。植物のために雨水を溜めようと思ったのです。雨の貯水池を想像して本日試運転。雨降りの今は必要ないけれど、土がカラカラに干上がる夏のために。夏の夕立の雨がバケツにいっぱいに溜まるのを想像するだけで、今から胸がわくわく楽しみです。
…葉っぱの向こう隣りはルベロというカフェレストランです。そこで昨日、日テレ「メレンゲの気持ち」石塚英彦の通りの達人」という番組の、ごはんを食べるシーンの取材がされていました。石塚さんが撮影直前の緊張時にリトルエレファントの前でお店の中を見て、ニコッと挨拶して下さいました。(ご迷惑かけてすみませんみたいな感じでした。)しばらくして隣のテラスで叫んでいるのが、お店の中まで聞こえてきました。偉いお仕事だと思いました。目黒駅周辺の美味しいお店紹介の放送は6/18(土)12:00〜だそうです。目黒駅周辺、ご興味のあるかたは、どうぞご覧下さい。雨の週末、よい一日を!

2011年5月19日(木) ガラス職人の子どもたち
子供たちが通り抜ける不思議なガラスは、もう消えてしまいました。この書き方は、あっているようで読み流してしまいますが…本当は、魔法の時間が終わってしまい、消えていたガラスが、ただの板ガラスにもどってしまったのです。ガラス職人が来たのです。
…「ガラス屋です」と入ってきたガラス職人のおじさん。寸法を測って「ガラスもってきます」。おでかけになって、しばらくして「ガラス屋です」ともどってきて、「ガラスもってきました」といって仕事にとりかかりました。大きな四角い厚さ5mmのガラス板は大きな吸盤にはりつけてありました。ガラス職人のおじさんは木枠の釘を次々抜き、ドアにガラスをはめ、とった木枠をはめ直し、釘を金槌で打っていきました。簡単そうに見えますが、私では釘一本だって、ドアと一体化しているようにびくともしないので、抜くことができません。それに、木枠が釘で打ってあるなんてわからないような作りで、どうやってこの木枠にガラスがはまったのかも謎でした。古いドアなので、不思議な感じです。ドアも眠りから醒めたように不思議がっていると思います。職人さんも…ぽいです。魔法使いっぽいです。職人さんの背中をみていたら父が思い出されて、なんだか涙ぐんでしまいました。そういえば、昔、読んだ児童文学に「忘れ川をこえた子どもたち(マリア・グリーベ著)」がありました。私はなぜか「ガラス職人の子どもたち」と覚えています。私はガラスが好きなのです。ある日、二人の子供が消えます。スウェーデンの不思議なお話しでした。翻訳の賞をとっています。ちなみに、夏のお店の夜、外に吊るすのは小樽で買ったランプです。二種類あります。気分で付け替えています。
…お店にある吹きガラスのコップ…歪んだガラスの向こうに見える景色に見とれます。…今日は、ガラス職人とは別に素敵な出会いがありました。来週にはお知らせできると思います。愛情たっぷりに作る、とっても可愛いお洋服の好きなかた、お楽しみに!こども服です^^

2011年5月18日(火) リトルエレファントの今だけ不思議なガラスのドア
お店のドアが魔法のドアになりました。

小さなお客様がガラスのドアを通り抜けてます。こんなドアが心の世界だけでなく、現実にもあったらいいなと思います。●お花も満開です。何年か前に北海道のお友達から頂いたルピナスの種が一つだけ発芽しているのを見つけました。毎年発芽しないので、気候が違う東京では無理かな?と思っていたのですが、何の双葉だろうかとずっと見守っていたら、今日、やっと開いた3番目の葉っぱでわかりました。赤ちゃんが指を広げたような形はまぎれもなくルピナスです…まだ5mm程ですが嬉しくて報告です。種を送ってくれたのは震災の後に心配して、とろろこんぶをいっぱい届けてくれた北海道の優しい友達。そして今日は、新潟の友達からフェンネルの種が届きました。東京はアスファルトで地面がふさがっているけれど、それでもその片隅に草花の種を撒き、今生きている子供たちが、すうっと深呼吸したくなるような場所と、亡くなった方たちを忘れない「想い」のある場所であるようにと祈ります。さて、新潟の友達は早朝に一人で松林をマラソンしてるようです。運動といえば私は反省の一言に尽きますが、最近ちょっとびっくりしたことがありました。グルコサミンのお試しキャンペーンがあって、ちょうど小学校のときの先生から膝を痛めてリハビリ中というお知らせと、私も関節が痛くて、なんとかしなきゃと思っていたところ、TVで元気に階段が昇れる映像や嬉しい感想を聞くうちにお試し7日分が送料無料の500円というキャンペーンはお手軽だしフリーダイヤルだから電話をかけてみようかな?と、…かけてみました。すると、「はい、わかりました。ありがとうございます」といわれて、私の住所など質問に答えた後に、電話の向こうの女性が1カ月分のお得な宣伝を始めたのです。そして「1ヶ月間続けて飲まないと効果はありません」と強く言うのでした。よくわからないので、「はい?」とこたえると、もう一度、1ヶ月分の宣伝を繰り返しました。つまり「キャンペーンの7日分だけ飲んでも効き目がないので1ヶ月分をお求め下さい」という意味の言葉なのでした。有難く思うべきなのでしょうが、なんとなくいい感じがしなかったのでキャンセルしました。企業が考えたキャンペ-ン。数字に絶対に無駄をださないマシンなんだと思いました。●…さて、昨日の夜から消えていた東京の街灯に電気がつきました。自転車を走らせながら、節電は終わったのね、と思いました。リトルエレファントのお店はいつも電気をつけていないので、地震前は外からの会話で「お休み〜」と聞こえたりしたのが、地震後は「節電ね〜」の声に変わって、少しほっとしていました。でも、すぐに忘れられてしまうのでしょうか。こんなとき、「市民は来ない〜僕らは見捨てられたのだ〜♪」ミュージカル レ・ミゼラブルの歌が心に聞こえます。バリケードを作り革命を起こそうとした若者たちが孤立し無残にも殺されてしまう直前に歌った歌です。私は、以前あちこち旅したせいか、日本の普通の暮らしが腑に落ちません。頭で考えずに順応しているようで、例えば電気を使い放題にしている暮らし。戦後に全てを失った人たちが、幸せな暮らしを夢見て一生懸命になって再建し、物を豊かにし生活を便利にし、蛍光灯もいっぱいつけて明るくして…それが幸せの頂点。それを実現させた世代が過ぎ、今、戦争を知らない残ったものたちが有難さを覚えずに無駄な使いかたをして…末期。になっているとしか感じられなくて、この震災が、良い機会になればと思っているのですが、人によって幸せの価値観が違う日本人なので、ならば、まず私は自然と人間に合った謙虚な生活で知恵を使って面白いことをいっぱい考えて楽しく幸せに生きていかなきゃと、思います。

今日のお店。入り口のドアのガラスを通り抜けてくる可愛い子供たちです。
…そうそう、私のお洗濯は、毎日、ついでに手洗いです^^ !


2011年5月11日(水) 雨ふりの一日に、結婚と出産と…
震災の日からちょうど2ヶ月です。皆様いかがお過ごしでしたか?今日は今月後半に結婚式を控えた花嫁さんからのご依頼の、新郎新婦がそれぞれのお母様に結婚式で手渡しするためのベビードールを静かにお二人のこれからの幸せを想いながら心を込めてお作りしていました。サプライズなので、式の日まで秘密なのだそうです。私は作りながら、結婚して、親から自立して自分達の家庭を築くために巣立っていく、その準備をしている、若々しい、まっすぐな想いに感動していました。又、ご両親の立場からの視線になってみると、自分たちが築いた家庭から大切な子供が大人になって旅立っていく日がもうすぐやってきます。晴れやかだけど、少し淋しい気持ちも伝わってきて、作りながら私の目は、うるっと涙ぐんだりしていました。その日、新郎新婦のご両親は、私の作ったBabyDollを抱いた時、どんなことをお感じになるのでしょう。親から自立していく新郎新婦はBabyDollを渡すとき、どんな気持ちになるのでしょう。ご両親への感謝と、そして、生命に対しての神聖な畏敬の気持ちがいいなと思いました。…さて連休中に出産がもうすぐの、とっても可愛い奥様と素敵なパパのご来店がありました。2年前?自分達の働いて貯めたお金で親の手を借りずに親戚の皆さんを招待して結婚式を挙げたそうです。立派です。このもうすぐパパは、小さいとき、私に歌を歌ってくれました。初めて歌が歌えるようになったと私の友達が嬉しそうに興奮して電話をかけてきて、私はそれをとても聴きたいと思い会いに行きました。その時、このもうすぐパパが私に歌ってくれた歌が童謡、「ぞうさん」でした。ただし、最初のワンフレーズの「ぞうさん」で終わってしまう歌でした。正確には「ぞうたん」でした。このワンフレーズだけの歌声は、今も私の耳に聞こえます。ここリトルエレファントのお店の名前の由来の一つでもあります。学生時代に同じ学生寮で生活を共にした私の友達の長男です。随分前に東京から遠くへ引っ越したので、再会はサプライズでした。私にとっては時を経てこんな風に成長した姿を見るのは魔法にかかったようです。また、幸せな姿を見ることができたことで、しみじみと心があたたかになりました。
…仲良く並んだ写真です。お腹の中の赤ちゃんがもうすぐ着る服を、もうすぐママが選びました。私が気に入って仕入れたフランスからの輸入Baby服です。胸にはスモッキングがあって襟にはお花の刺繍が入っています。優しいピンクのお花布は私の大好きな英国のリバティプリント。きっと、大切に受け継がれるBaby服になると思いました。いいものを選んで下さってよかったなと思いました。お嫁さんはお財布を握っていたけれど、気に入って選んだものを私の友達=もうすぐおばあちゃま(…には見えないけれど)が私のお店で買ってくれました。私の友達も自活して自分で作ったものを販売していたりご実家の仕事を手伝っています。みんな優しいな、と思いました。こんな風に、いろんな立場のみんなが、それぞれに特別な想いを胸に幸せを頂けるのです。感謝です。ああ、でも、幸せはきっと神様が平等に与えてくださることでしょう。だから、まだ、と思っている人がいても、ご心配なく。幸せのサプライズをお楽しみになさって下さい。私はそう信じて過ごしています。


2011年5月8日(日) 暖かな日曜日のお店
震災の日に多くの方が亡くなったことが心にあって、私は毎日、花の世話をしています。魂が安らかであるように。午前中は自宅のベランダで長いこと過ごしています。そしてお店に来てからも、まずお花のお世話です。今日は、ふわっと穏かな快晴の日曜日。たぶん今年のお花たちが一番よく咲いているときだと思って写真をとりました。去年よりも、たくさん花が咲いているように思えます。冬を越して、また咲いてくれる花たちを見て、近所の方が声をかけて下さるのが嬉しいです。
…羽衣ジャスミンがくるくるからまりました。窓側の壁にはびっしりとからまって、満開で、とてもいい匂いです。
…冬を越して、眠っていたいろいろな花たちが咲きそろい、お花畑みたいです。
…シンガーソングライターの大石あやこさんがセロと一緒にCD(MyLife)を持ってきて下さいました。ママになったあやこさん。おめでとう!お店のお客様とも、もうお友達になりました。
そうそう、自宅のベランダでは、お花だけでなく、つる性のいんげん豆をたくさん育てています。やっと双葉になりました。暑い夏に地球の自然とお友達になるために緑のカーテンを作ってみたいのです。●さて、これから今日はお店で売り切れになってしまった、お名前入りのタオルやスタイや、できたら、オリジナルのワッペンも作ってみたいと思っています。皆様も、穏かなよい日曜日をお過ごし下さいませ。


2011年4月14日(木) 原発事故で苦しむ産地をバックアップしよう!
…というお知らせを知りました。4/14(木)13:30〜「福島と北関東の農家がんばろうセット」を大地を守る会がネット販売するということです。国・行政による出荷停止品目はお届けしません、とのことです。私はとても気になっていたことでした。
ご興味がおありでしたら、↓大地を守る会のウエブストアーをNetで訪ねてみて下さい。https://store.daichi.or.jp/NewsDetail/index/contentscd/9/year/0/no/335<BR

2011年4月2日(土)今日はリトルエレファントの誕生日

まだまだ空気は冷たいですが、被災地の方たちのことを思うと「誕生日」と書くのも、ためらってしまうのですが…。16年前のこの日を覚えて下さっている方々と、それからの日々に出会ったすべての方々に心から感謝の言葉を伝えたいと思います。ありがとうございます。大きな地震が起きる前から、そして、大きな地震が起きて、いろいろ考えていました。赤ちゃんと子供の田舎風のお店リトルエレファントは、想いは大きいけれど実は吹けば飛んでしまうようなお店です。でも、命を大切に、赤ちゃん子供たちを大切に、そして大人の方へも雑貨も並べて静かで野原のようなお店になりました。私はもう随分昔から休むことを忘れてここで毎日何かしら物を作って過ごしていました。命を想い手作りする。生まれた時の身長体重を合わせた赤ちゃん人形ベビ-ド-ル。一人一人を大切に、誕生記録の入る小物。赤ちゃんのお洋服、小物、お店の雑貨…も作りました。 お店に来て下さる小さな子供たちの可愛い語りかけに耳を傾け、お母さまたちとお話しするのも学びが多く楽しくて。毎週のぞうさん文庫で絵本も読み続けていました。私に多くを学ばせてくれた素敵な場所で、やりのこしていることはないかと考えていました。「もしも明日がこの世界の最後の日となろうとも私は林檎の苗木を植える」私の好きな言葉です。本当にふと言葉が聞こえました。日本の80-130cmの普段着を選んで販売する考えが見えました…ぎりぎりでも前向き。被災地の人たちも深刻ですし、それとは別に日本の経済の低迷が続いて3月に撤退していく取引先もありました。その会社が一家を支えるお父さんなのだと思うとわかりやすいと思います。夢をもってやる気のある日本の人がしたい仕事がやっていけなくなって、日本の職人さんはとうに消えた日本。次の次の次の世代にいいものを更によくしていくような志を持って生きる人が作るのが良い文化なのだと思います。私は今は違っていると思います。それで日本で子供服作りを続けている人々に会いました。きっかけは2歳の男の子のママで韓国人の役者さんのキム・テイさんが「韓国のママたちは、自分の子供に外国製より韓国製のほうを買います」と、私の問いに答えてくださったことでした。私は1月に映画「冬の小鳥」を見たとき、子供たちが穏かな色合いの華美でなく本当に可愛くて温かみのある普段着のセーターやカーディガンを着ているのが、ずっと気になっていたのです。答えを聞いて韓国のママたちは自国の商品に誇りを持っていることを知りました。凄いことだ思いました。それから私は日本のとある会社へ行って作品を見させていただきました。もう少し色?とか柄?とか言いたくなるのもあるのですが、さすがによくできているものがたくさんありました。日本に才能と努力の人がいるのに活躍できる場がなくなっていくのはもったいないことです。以前は皆同じものを着ているのが安心の日本人でしたが、今はファッションも自分の工夫とセンスで自分に合うように着ることができるのがおしゃれです。続く日本人が生き生き自分を活かせる仕事をして、よりよいものが作れるようにするには、更に良いものを目指して作り続けることができないとならなくて、それには売る場所がないとならなくて、買う人たちがいないとならなくて、なのだと思いました。そうして素敵なものができれば、子供達もこの日本から生まれるものに誇りを持つでしょう。持って欲しいと願って、Made in Nipponの子供服を私の目で選んで、お店で扱っている外国のものと平行させて販売してみようと思いました←私のできることです。価格は1000〜4000円台のお求め安いものを選んでいます。(日本製と日本デザインで縫製が中国のものもございます)リトルエレファントは小さな象なので一度に少しづつしか仕入れることができませんがサイズも今後のためにリクエストして下さると有難いです。ご来店の際は、ぜひご意見をお聞かせ頂けるとありがたいです。通販もできるようにHPでご紹介していきたいと思っています。まだまだ空気は冷たいですが、東京では桜の蕾がほころびました。春の日差しが色とりどりの花を咲かせています。地震や津波の大きな力に人間は無力ですが、今日あたたかな陽射しをてのひらにのせれば深く幸せを感じることができました。今年、この日を迎えることができたのは、皆様のお陰と心より感謝申し上げます。●ご来店でお買い物の際は「今日はリトルエレファントの誕生日」を読みましたとお伝え下さい。4/25までの期間で、心ばかりのものですが心を込めて作ったものを感謝の気持ちとともに手渡しさせて頂きたいと思っております。
…募金箱に入れたことは、大きくなったときに思い出すことでしょう。被災地のかたたちの心の平穏を祈ります。

2011年3月23日(水) 「乳児に水道水は飲ませないほうが望ましい」と。
冷たい雨が降っています。それを思うと、被災された方のことが気になってしかたがありません。夕方、「赤ちゃんの水はありませんか?」と女性の声で電話がありました。「みず」という言葉がはっきりと聞こえなかったのと、「みず」のリクエストが初めてだったので、よくわからずに、もう一度聞きなおしました。すると、「赤ちゃんが飲める水…」電話の女性はあわてている感じで「お水は…扱っていません」と答えましたら、すぐに電話が切れてしまいました。何かできることはないかと、近くのドラッグストアー、コンビニ、首都高沿いの坂を下りたところにあるコンビニへ雨の中、自転車を走らせてみました。どこも水は売り切れです。う〜ん?「乳児には水道水を飲ませないように」とのお達しがラジオからも流れましたが…。乳児には基準値異常の放射能の成分が確認されたからとのことです。煮沸してもだめとのことです。NETで調べると買いだめ自粛の文字がありましたが…私は発表の仕方に釈然としません。赤ちゃんに粉ミルクを飲ませているお母さんにとっては、赤ちゃんの死活問題です。焦ってしかたないはずです。飲ませないほうが望ましいと発表するのだったら、乳児の水は各自治体から配給します、などの配慮が欲しいと思いました。
私たちにできることがあるとしたら、まず、乳児以外の方が水を買わないこと。それから、乳児のママでお水が手に入らない方がいたら、右往左往せず途方にくれずに、水が必要なことを多くの人に知らせて下さい。私にも知らせて下さい。水はどこかに必ずあるはずですから。
…水は入っていませんが、ペットボトルつながりです。ペットボトル募金箱のご紹介です。リトルエレファントがある目黒では、年に1回さんま祭りが開催されています。写真に写っているのは目黒さんま祭り実行委員会の手作り募金箱です。さんま祭りの秋刀魚は数年前からは、宮古の方からのお申し出で今回の地震で津波の被害にあった宮古の漁師さんから秋刀魚を無料で頂いて実行委員の方や町内会の方や有志の方が1万匹も焼いて、遠方からいらっしゃって行列を作って下さる方々に喜んでほしくて、贈り物として召し上がって頂いていたのです。今は宮古の方に安心した生活をして頂きたいとの願いで募金をしています。「がんばれ、」と書いてあるけど「大丈夫だからね、みんながいるからね」だと思います。宮古に限らず、避難所生活をされている皆さんが、みんながいることで、光を感じて、ぬくもりを感じてほしいと願っています。

2011年3月13日(日) 地震
大きな地震が起きました。皆様、大丈夫でしたか?
被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。
地震が起きた11日は金曜日。午後2:46は、ぞうさん文庫で絵本読みの最中でした。私は2時半からいらっしゃった3組のママと小さなこどもたちに絵本を読み始め、1冊目に「チャリコロ」、二冊目に幼稚園に入園するお子さんたちがいたので「ことりようちえんのいちねんかん」幼稚園の様子が絵本になったものの、遠足のところまで読んで、このとき、小学生のお姉さんも学校が終わって自転車でやって来て参加しました。3冊目に「ぐりとぐら」を読み始めてまもなく、ぐらぐらとお店が揺れ始めたのでした。地震です。揺れはどんどん大きくなって、棚の上の物が次々に落ち始めました。どうやら重いものから先に落ちたように思います。絵本読みは棚と逆側でしています。窓側のソファーと出入り口前に子供たちとママたちが座っていましたので、こちら側では物は落ちなかったので幸いでした。寄り合って地震が収まるのを待ちました。長い地震だったと思います。しばらくしてお隣に住んでいる方が三陸沖の地震だと教えてくださり、三陸沖にしては東京でこんなに大きな揺れはどうして?と疑問を持ちました。地震が収まって、立って、ふと、天井から下がっている大きなアンティーク風の厚い乳白色のガラスの電気の傘がブランコみたいに左右に大きく揺れているのに気づいて、ぞっとしました。これが天井から外れて落ちて飛んできて、だれかの頭に当たってでもいたら本当に大変なことになっていたと、次に地震が来たら、私はこれをおさえるべきと、いろいろ思い返しています。免震の建物だから地震がきても安心と聞いていたのですが、揺れに合わせて建物も大きく揺れたのではないかと思いました。電話が通じないと、まもなくお店に来ていた小学生のお母さんが家からやってこられました。外に停めた自転車は倒れ、お花を水に浮かべているガラス鉢もこぼれ、地面に赤や黄色や紫の花が撒かれて美しかったのが印象的でした。奥の仕事場も棚から落ちたものが積もっている状態です。皆様にお帰り頂いてから、かたづけをして、自宅と実家へ自転車で行きました。自宅はマンションの4階ですが、40cmも冷蔵庫が前に移動していたのには驚きました。上に乗せておいた小さな土鍋は落下して割れていました。どの部屋も物が落ちていたので、揺れはここも激しかったのだと思いました。実家では内装の壁があちこち割れて落ち、かたづけて袋に入れたら、重くて持ち上がらないほど。交通網が遮断したため、目黒駅周辺の道路は渋滞で普段は人があまり歩かない道を多くの人がぞろぞろ歩いて家路に向かう、異常な東京の夜の光景でした。電気が通じていたので、暗い夜もかたづけができましたが、停電の地域の方は、暗いし寒いし恐ろしい体験のあとで、本当に心細い大変な夜だったと思います。被災地で非難されている方のことを映像で知ると、また、恐ろしい津波の様子を目の当たりにすると、胸が痛いです。今、寒くないだろうか?ホカロンとかが救援物資にあったほうがいいのではないかと、いろいろ見てしまいます。映像の中には乳児をおんぶしたり、抱きかかえているママたちをみました。必死でお子さんを守ろうとされたのだと思います。みんな偉い姿だから、TVのこっちから声をかけたくなってしまいます。
節電を考え、お店でも、自宅でも、灯りは電球一個だけつけることにしました。昨日、夕方に食べ物を買っておこうと目黒駅の地下の八百屋さんへ行ったのですが、5時で既に終了していました。避難所の方も大変なのだから、買いに走らず、家に残っているもので、工夫しようと思い実行している最中です。
津波で家が破壊された方たちに一刻も早く安心な暮らしが訪れますように。
…実家のほうです。こんな風に内装の壁が割れて落ちてしまってます。

2011年2月28日(月)いろいろ書きたいことがあるのですが…
2月が過ぎ行きます。日記書けなくてすみません。お仕事に集中していて毎日時間がたりないです。今日は、午後、ばちばちと窓に当たる氷が降ったと思ったら、その後、ふわふわの雪が降りました。桃の花を持ったお母さんがいらっしゃいました。これから、おひなさまを出すとおっしゃっていました^^ もうすぐももの節句ですね。よい3月をお迎え下さいませ^^

2011年1月16日(日)発達障害の理解と基本的対応…
昨日は東京も氷点下でしたか?あまりにも寒くて、私は昨日、この冬はじめて暖房を入れました。お客様のあった時だけです。私は温かい人工の風が吹くことが苦手で昨日やっぱり、こりごりして、今日は家から足の下に敷く小さな保温マットを持ってきました。これだけのほうが、私の場合は気持ちいいです。
さて、年が明けて、気になったニュースが2つあります。一つは、先週、立川市で4歳のお子さんを学習障害児という苦から殺害してしまったという30代のお母さんのニュース。もう一つは、女子大生が研究のため母校を数回訪れている間に教師から性的暴行を受け、それを知り合いに打明け、許されるべきものではないと表沙汰となり、裁判となり、240万円?という損害賠償をその教師から得て一見ことが済んだところの…一年後にその女子大生が飛び降り自殺をしてしまったというニュース。その加害者である母親も、被害者である女子大生も、子供の命、自分の命を奪ってしったという結末に、その心の苦しみを思うと、私は言葉がありませんでした。まず、発達障害、学習障害の「障害」という言葉で子供をくくられた親はどれほど傷つくことでしょう。「障害」の「障」「害」どちらの漢字も、きつく怖く感じます。それますが、高期高齢者だって誰がくくったことばでしょう。私の師の一人は終期高齢者といって、ブラックユ-モアにしています。同じ日本人として、心ない言葉が横行していることが辛く恥かしく冷たく感じます。人が二種類に分かれるならば、それを知っている人と、知らない人ですね。

「こんなときどうする?」というテーマで1/29(土)講演会があるので私は参加したいと思いました。ご興味のある方ははご一緒にどうぞ。
●「こんなときどうする?」…発達障害の理解と基本的対応
2011年1月29日(土)13:30〜16:30
講師:内山登紀夫 
資料代:500円
会場:きゅりあん(品川区総合区民会館 6階 大会議室)
お問合せ:思春期サポート事業「ラ・ルート」5782-7650(託児もしてくれます)

赤ちゃんが生まれて幸せで、しかし、月日がたっていくうちに自分の子供と意思疎通がうまくできない、人には言う必要ないけど育てるのがとてもたいへん、うすうす気づいていく大きな不安、だんだんそれが明るみになっていく大きな不安。人間なのだから、どんなことでも何でもあるのです。だから大丈夫。どんと何でも来い!などと恐れを抱かない人は、いません。周囲の心ない言葉も、繊細な心を傷つけることでしょう。「理解」と「対応」についてを、周囲の人がもっと知るべきなのではないでしょうか、それが今できる最善の道と思いました。
さて、後者の事件については、様々なことを思いめぐらしてる最中です。ドフトエフスキーの「カラマゾフの兄弟」の中、挿入話の犬に針をいれたパンを食べさせた話…善行のずれ、利己的な善を考えたり、又、お正月に観た映画…親に捨てられた子供の心の再生を描いた「冬の小鳥」…心を一度空想で殺して、再生すること。被害者側の心。現実で肉体を滅ぼさずに、心を再生させることができるための「何か」とは?何かと、しばらく考えたいと思いました。
…お店の窓から見える夕日です。夕日を見ると、サンテジュクペリの心を感じますね。あなたは何を感じますか?


2011年1月1日(土)あけましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。今年も幸せいっぱいの年にしましょう。喜びも楽しみも幸せも作りましょう!ちょっと困ったな〜ということなどありましたら、一人で困ってないでメールでも送って下さいね。皆さんファイテ〜ン!
今日の目黒は駅の上もスーパーも、どこもかしこもお休みです。郵便配達のお兄さんバイクと私自転車とすれ違ってご挨拶しました。今年は配達が多くて多くて!とお元気に笑顔でお仕事をされていました。笑顔は大事です。画家の小沢良吉先生にご挨拶に立ち寄りました。昨日さしあげたバラの絵を描いていらして、見せてくださって、それを見たら私は、こうしてはいられない!という気持ちがドーンと破裂しました。芸術は爆発だと言われたのは岡本太郎さん。人と人とのかかわりのなかにARTで起こる(起こす?)ような良いインスパイヤーが起こって嬉しい元旦です。ぺれっとちゃんでツイッターかなんかしたら面白そうだなと^^!ふと頭をよぎったのですが、私は時間がかかるので考え中。…この前小学生の女の子から質問されたのですが→「この絵描くのにどれくらいかかるの?」「え〜と え〜と 一週間くらい」が答え。でも、一つ一つ力をこめて、思いを込めて、心を尽くして 向き合って生きることは、いつか私が良い土になれるのです。←と思うだけで、嬉しくて、やってみる価値は多くあるはずなのです。
←元旦の私の仕事机うしろベランダ側窓からの風景です。深呼吸できる空気があります。正面はインドネシア大使官邸。グレーのスレート屋根に毎年サンタさんがソリで飛来します。それが気に入って一人で住んでいます。(自宅&仕事場…古る〜いマンションです)。元旦の今日は、グレーの小鳥、みどりいろの小鳥、ギャギャっとなく尾長が木にいました。私は朝から掃除洗濯をしました。お店の前の草刈もしました。皆様はどんなお正月ですか?きものを着ていますか?楽しいお正月を進行中と思います。お幸せをお祈りしています!P.S.メールを下さったお客様…富山は雪景色ですか?心があたたかくなりました。素敵なメールをありがとうございました。


2010年12月31日(金) 今年も一年ありがとうございました。
皆様、今年も一年、ありがとうございました。リトルエレファントは皆様に支えられて、ここにこうしていることができます。遠くにお住いの方も心に近く感じることができた日々でした。心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。…お掃除終わりましたか?お節お料理の準備は完了しましたか?お疲れさまでした。お子様たちの喜ぶ様子を見られるのだから、パパやママは幸せいっぱいですね。…さて、リトルエレファントのお店のまわりは数日前から、すっかりお休みに入ってしまっていて、ここ数日本当に静かでした。昼は二人の小さな男の子とパパが立ち寄って、ちょっと社会のことを話しました。外に出るときは必ず親が子供たちに付き添わないとならない現代。何が危険なのでしょう?と尋ねると「人と車」との答えでした。…この国の人々はどこにたどり着くのでしょう?夜になって灯りがついていたから、と、立ち寄って、買っていらした水仙の花を2輪わけて下さったのは、こどもの家の先生。小さな花なのに、清らかな香りがして私は嬉しくなってほっとしました。数日前クリスマスの日、4才女の子からお花を頂きました。お花は私をイメージだという3色を4才の彼女が選んだという3輪のガーベラでした。なんて素敵な想いのある贈り物でしょう。心が温かくなりました。先生と生徒は申し合わせたわけではなく。かえるの子はかえるなのです。こどもは大人から良いことを学ぶのですね。この二人の良い師によって、私も今日誰かに花を贈ろうと思いました。近所の画家の先生に決めました。先生は昨年の12月に奥様を亡くされて…どんなふうに大晦日をお過ごしになっているのでしょう…気になって。お店を10分クローズして行きました。画家の先生に花を選ぶのは難しいと花屋に行って気づきました。和花や野の花の小さな鉢植えがいいに違いないと探したのですが、なくて、深い赤が美しく感じて蕾も多くあったミニバラに茶紙と麻紐を結んでご挨拶に行きました。先生の照れたような笑顔を見て、行ってよかったと思いました。花は食べられないし、花は枯れてしまうけど…花はこの世界と人の心の深遠の両方の世界で咲いているものなのかもしれませんね。今はわからないけど。
←私のイメージなのだというお花です。3輪。なんだか心理学的です^^選んだ順番を聞けばよかったです。自分を動物にたとえると何?3つ選んで下さい。←を思い出しました。一番目に選んだのが人が見た自分。二番目が自分が見た自分。三番目が本当の自分???でしたか?まちがっていたらすみません。義理とか役目とかでなく、心から心から、を人は積み重ねていけば、平和になるような、そんな気持ちになりました。戦争は一人の心の中ではじまるのだから。
…さて、これから帰って、おそばゆでて食べます。年越しそば?年越したそばになりそうです。皆様のご健康と、ご家族のお幸せを祈ります。世界の平和と、病にある方、心配事のある人の心の平穏を祈ります。明日起きたら、また一番に、皆様のご健康と、ご家族のお幸せを祈りますね。何か気になること、リクエストなどございましたら、ご遠慮なくメール下さい。皆様、良い年をお迎え下さいませ。来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
…道のずっと向こうに2010年落日です。愛を込めて。

2010年12月30日(水) サンタさん か?かさじぞう か?
雪が降るかもしれないとの東京の天気予報ですが…。もうすっかり雪降りの場所に住んでいらっしゃるかたも、あと少しで大晦日ですね。どうしていらっしゃいますか?大掃除中ですか?おせち料理中ですか?帰省中ですか?
私は、お客様ママからお野菜のプレゼントを頂きました。
←ただのお野菜ではありません。なんと、お店から自転車で5〜6分の所にお住いの方で(白金台から少し坂を下りたところ)お家の前の空き地がこの夏、抽選で3×3mほどに分けて畑として貸し出されて、3歳のお子さんが「くじ」を引いたら当たって、夏からパパとママと3歳の娘さんとで家族で土を耕して、種から、お野菜を育てて、無農薬なので夏中、虫を手で採りながら、やっと迎えた実りの秋?冬? 貴重品のお野菜です。じゃがいもは大きなバケツに3杯も採れましたと、実家に帰省するのでと、しっかりと新聞紙に包んで持って来て下さいました。私としては、かさじぞう様がのっこのっことやってきてお店の前にドスン!とお正月のごちそうを置いていってくださったみたいに感じられました。感謝です。日本のパパとママ、素晴らしい生活をしてるではありませんか!朝めざめては家の窓から畑を眺めれば、どこからやってくるのか畑の上に蝶が舞う…卵をうみつけられてはいけないと、朝から畑にくりだしての日々。お出かけしても気になって、と、野菜育てのお話しを嬉しく聞きました。そして「どうして、あんなに小さな種から、このような野菜ができるのか!」とただただ驚愕とのことでした。スーパーでいつも見るお野菜も、驚愕の命なのですね。じゃがいも、だいこん、ホウレン草…はっぱの先まで大切に頂きます。 
2010年12月25日0:46 Merry Merry Christmas!!!
夜空に輝く大きな月が銀の粉をふりまいてます。聖夜。サンタさんが愛を配る時間のはじまりです。今日もたくさん嬉しいことがありましたか?大忙しでしたか?子供達は眠りにつきましたか?今、ご夫婦でゆったりした時間を過ごしていますか? 私にも嬉しいことがありました…今日の「えほんを楽しむ会」に、@はじめてのご来店で遠くから通りかかった女性が参加してくださったこと。はじめてなのに小さな子供達の隣り人になってくださって、あたたかい言葉や態度でみんなにお姉さんみたいにしてくださったこと。子供達が大人たちからたくさんの愛を受けて育つことも平和な世界に続く道だと思います。「戦争はたった一人の心の中で始まる」…だから、大人はいつもどんなときも温かい眼差しで子供達を応援し、見守らなければならないのです。それからA今まで何度も会っているけど、今日初めて大笑いした3歳の女の子、笑顔を見たら私が幸せになりました。それは…サンタさんのガガガガッ ガガガガッ いびきの音があまりにもひどくて、その女の子と私と二人してうずくまって同じ気持ちで笑っちゃったこと。あんなひどいいびきを聞いたらサンタさんへの恋がさめます^^; (お店に今日私は小さなサンタさん人形を寝かしておいたのでした。静かに寝ていたサンタさんのベッドの下に電池を入れてスイッチをいれてみましたら…というわけです。それを私のすぐそばで彼女が見守っていました。だいたい状況がわかりましたか?)B「サンタさんからのプレゼントはいらなくて、だけど、来てくれたサンタさんにクッキーやミルクや焼き芋を用意しておくの」と小さな子供達が私に伝えてくれたこと。C昨日娘さんと一緒に焼きましたと、パウンドケーキを一切れ頂いたこと…美味しかったです。D8年前に2歳だった女の子がお姉さんになって私の前に現れたこと…まるで魔法です。E満6ヶ月になりました!と赤ちゃんを抱っこして背中に大きなリュックを背負ってお荷物も手に持ちつつ、立ち寄ってくださったママがいたこと。Fぞうさん文庫の絵本の会でお歌のなぞなぞをしたら、「あれなんだっけ?なんだっけ?」といって、子供達が「ゆでたまご」という言葉を思い出せなかったこと…個人的に面白すぎる^0^/etc,etc.ささいなことだけど、ケーキも豪華なディナーもないけれど、今日もお客様から幸せをたくさん頂きました。さて、帰ります!これから一人クリスマスごはん作って食べます!皆さん メリーメリークリスマス!世界の平和と、病にある人、淋しい人の、心の平穏を祈ります。
…本日できあがったばかりのご注文のなわとび。と、製作中のFamilyをテーマにしたオーダー作品です。上にある可愛すぎる木のお菓子は仕入れました。パティシエのスイーツセットです。アフタヌーンティーの2段重ねのお皿つき^^です。見ているだけで微笑んでしまいます。


2010年12月22日(火)2:06a,m, クリスマスイヴまであと2日
こんばんは、皆様お元気でお過ごしでしょうか?今日は結婚が決まったの!と、近所の会社勤めの可愛いお客様が報告にわざわざ来店して下さって、結婚式でかけたいと大石亜矢子さんのCD(ぞうさん文庫 私の一冊でご紹介Now)を買っていかれました。MyLife3曲目に友達の結婚式のために作ったという歌が入っています。ぴったりです。それで、彼女の素敵な出会いのお話なんかをほのぼのと聞かせて頂きました。パリへの一人旅の飛行機の中で隣り合わせた座席の人なんですって^^!Happy!…凄い出会いです。結婚とは旦那様と新しい自分と新しい生活の始まりですね。お幸せに。帰り際に直太郎さんがいらしたら、よろしく伝えて下さいと言って幸せそうに去っていきました。Fanなのだそうです。今年のいつだったか私の日課の夜の部の仕事に入る前、ヴァイオリンを弾いていたら、ちゃんと曲の終わりになったところで、お店の木のドアが開いて森山直太郎さんがもう一人男性の方と入っていらして、その時、少しですけどお話ししたことがあったのです。お店には誰でも入ってこれる「魔法のドア」があることを知っていますか?私はそのドアを世界で一番素敵なドアだと思っています。さて話を前に戻して既に素敵な結婚をされてお子様を育てている先輩ママ、パパたちは、どんな「運命的な出会い」をされたのでしょう?今日、話を聞いていたら、皆様の出会いに凄く興味を持ちました。素敵な出会いを経験されて、今、平和な世界になるためにお子様たちを大切に育てているパパ&ママ、凄く偉いです!常套句ですが私は結婚のけの字もないMyペースMyLifeなので、皆さんがパートナーをみつけて人生の階段を登っていくことを心から尊敬しています。そういえば3歳から15歳まで私がベビーシッターをさせて頂いていたAiちゃんにも先を越されてしまいました(^^ゞ彼女は私のことを12年間ずうっと大学生だと思っていました。微笑ましいです。
←クリスマスイヴお届けで承った赤ちゃんベビードールたちがどんどん生まれていてにぎやかです! 私は大切なイヴのお届けにミスがあってはいけないと、物凄く緊張状態になっていて、数日前から、もし間に合わなかったら、楽しい日に大失敗、と、心配で心配で朝から緊張で目が覚めてしまっています。でも…作らせて頂けることが幸せでとても感謝しています。

先日土曜の午前中は近くの「こどもの家」のクリスマスに招かれて、イエス様誕生の劇を拝見しました。一輪のゆりの花を手に歌う女の子の清らかな声を聴いていたら、私は私の存在が洗われるように感じました。子供たちの清らかな歌声は朝の光の雪解けの清流のようです。子供達に歌をうたってもらって…幸せにしていただいて、そんな私が心を込めて一生懸命お作りしていますので、待っていらっしゃる方、どうぞお楽しみになさって下さい。…さて皆様のお家には、クリスマスはサンタさんが来ますか?サンタさんはどうやって来ますか?子供達の記憶に残る、心あたたかな楽しいクリスマスを!さて、今日はお仕事おしまい。帰ります。凄く雨が降っていますね、自転車です--: でも帰ったら美味しいディナー作ります^0^/ My Happy day〜♪皆様のHappy dayをお祈りしています。お幸せに!

2010年12月17日(金)1:01a.m. 寒いです!クリスマスまであとほぼ一週間

急に冷え込んだ東京です。あまりに寒くて指先が凍えて巧く針を使えないので、近くのドラッグストアーへ行って、生姜湯を買ってきました…6袋入って160円くらいのお買い得品を買いました。
大きくみえますが、60ccです。甘すぎ(>_<)が玉に瑕ですが身体がぽかぽかして指先まで温かがチャージできるのは技ありです。効率を良くする気分転換の創作作品が写っています。子供達に何か伝えたくて、指先を細かく使って布のアップリケワークしようとしている作品が生姜湯の上。左の赤いハートはお湯を沸かしたついでに作れる小さな湯たんぽです。時間を ?切りま〜す。
←はい完成!これをポシェットにします。作品ひとつひとつ絵を描くように作るので、お店で販売です。でも通販ご希望の方いらっしゃったら、お声がけ下さい。私は、人間の手作りが、人の心にいいと思っています。そういえば、子供達が同じ絵本を何度も「もういっかい」と、せがむのをご存知ですか?同じであることを確かめるのが安心で、繰り返すのも好きです。違って新しいものを学んで欲しいと狙うのは親たち。私は、子供達のそれを唐突ですが「はらっぱ」の中でくつろぐようなものだと思っています。原っぱは、ずううっと前からあるのに、古いものなんか一つもなかったのです。葉っぱ、石ころ、風、空の色、草の香り、土の匂い、虫、空を渡る鳥。いつも新しいのです。そして何よりもそこにいることで、気持ちが落ち着いて、気持ちがすっとするのです。偉大なる力です。今は無い「はらっぱ」。子供達の心が求めているのを感じるとき、私は同じ絵本を選んだり、時間をかけて手仕事作品を作ったり、リトルエレファントのお店が今あなたの原っぱになれと思います。
←今日、お送りしたベビードールとお洋服です。赤ちゃん、1600gぐらいです。本当に可愛いです。私が凄く可愛いと思うのだから、ご両親はどれほど愛しくおもっていることでしょうと、お届け住所を見たら、3丁目で私が5丁目に住んでいるので、お店からさほど遠くなさそうだから自転車で配達しようかな?とNetで地図検索したら、驚くほど遥か彼方で驚きました。東京は氷点下近くになっていて、夜の7時以降のお届けになるし、暗いし、と…結局、宅配で送りましたが、ちょっと後悔。冬じゃなかったらきっと元気にサイクリングでお届けしていたでしょう。後悔した理由は、ドラッグストアに行ったとき、○○○○が少しずつ重なって繋がっている外車が停まってドアが開いて可愛い女の子が下りてきて…駆け足でした。背中にしょっているのは?塾なのでしょう。豊かな日本で子供達を育てるのは心を使わなければならないと書かれたのは臨床心理の河合隼雄さんです。私は思います。子供達だけでなく大人も「心」…うまく計算しても計画しても、心はそのなされていることの本質を見抜いてしまうもの。それほど感度が良いのだと私はうすうす知っています。それで私は自分の心は壊したらいけないと思い、結局、砂漠に暮らしているのです。私の友達が言う言葉ですが→「砂漠で飲む水は美味しい」のです。美味しいには、砂漠が真砂でなければなりません。後悔の理由、わかりましたか?
さてお店にやってくる子供達は瞳を輝かせて口々に「サンタさんに何をお願いしたか当ててみて?」と私にききます。もうすぐクリスマス。良き聖しクリスマスを皆様はどのようにお迎えになりますか?家族揃って賢く感謝のクリスマスになさってくださいね^^!

?で切りま〜す。はい完成!これをポシェットにします。作品ひとつひ
2010年12月12日(日) 日曜の夜にも作る作る作る 心を込めて

もうすぐ12時になりそうな、お店です。同時に複数のお洋服つきのベビードールのご注文がありましたので、同時にお送りしたいと思いました。今、お洋服ができあがったところです。先にベビードールが誕生して、お洋服はベビードールにフィッティングさせながら、肩、首、裾の調子をみて縫っていきますからサイズがみんな違います。すごく時間がかかってしまいました。でも、出来上がると、本当に幸せを感じます。夜に物作りをしているのは小人の靴屋とリトルエレファントです。頭や神経がどんどん冴えてくるので、しわよせは、お店のOPEN時間にでます。夜は小人で昼はともこおねえさんになるのでレストがないのがたまにきず。12月はクリスマスまでにお届けしたくて、凄く、はりきっています。お店のOPENに遅刻するかもしれません。今日遅刻しました。お許し下さい。今年もやっぱり休まず毎日毎日作る作る作るで過ごしていました。作るが続くと心の中で、学びたいな、物知りな人とお話しがしたいなと思います。今はもっぱら、お客様が私に知識や子供達のことを知らせてくださる素敵なお友達です。先日、夜の子どもの本のセミナーで、九州の大学の先生の目黒さんと言う方と、角野栄子さんのトークセッションに参加しました。あなたは職人ね、と角野先生に言われました。男の人に頼りなさいと目黒教授から言われました(*_*; もう、日本では職人は絶滅種だなと、思いました。日本=男性社会というわけ(>_<) 目黒教授は団塊の世代--? 男の人は無縁でございます(^^ゞ と思いました。そんな素敵なお洒落なトークセッションで、いろんな形の椅子を自分で好きな椅子を選んで座って、ボジョレーヌーボーの解禁でしたからか、ワインやシャンパンもいろいろ用意されてて(このセミナー参加費はワインを飲みたい方のみ500円=主催者に感謝)、グラス片手に、楽しい、興味深いお話をたくさんたくさん聞きました。心地良さにソファーで上向いて大きな顔で寝ている人もいました。そんな自由な会。渇望している私には有難いです。話の内容がアカデミックで、しかもちゃんと経験が物を言っていて、私は、いいな〜と、お二人を憧れの眼差しで見ていました。そういえば、その時に知り合った近所の光村図書の編集の女性、いつ遊びにきてくださるかな?リトルエレファントは振り子の時間が違うので、気長に待つとします^^!その、光村図書の建物がたっているところあたり、実は母の実家でした。子どものころ帰り道に前を通るたび母が懐かしそうに話してくれていました。どんな家だったのか私は知りません。さっき10時過ぎにベビードールをギフトご注文下さった長野県にお住いのお優しい方いつもいつも感謝しています。心を込めてお作りします。ありがとうございます。
…できたばかりのベビードールお洋服です。向こうに見える子供達が大好きな鳩時計、夜の鳩時計は音が大きく聞こえてドキっとして怖いので、鳩は就寝していただいています。



2010年11月23日(火) 幼子 たま ロバ 金色の赤ちゃん 
昨日は7歳の娘さんとご一緒に新潟から来て下さったお客様がありました。7年前に注文したことがあって、リトルエレファントに一度訪ねてみたかったとのことでした。嬉しい気持ちになりました。娘さんと一緒に東京を歩くってお幸せですね^^世界の誰もが羨やみます。さて昨日は、もう一つ嬉しいことがありました。生まれる前から知っている女の子のモダンバレエの発表会があり、地下鉄で駅4つほどのところだったのですが、お店をしばしクローズして滑り込みで拝見してきました。大きな舞台で一人で踊って振り付けも衣装も自分の意見を取り入れてもらって、と、小学校の高学年の幼子です。いよいよ始まると、妙に大人のようで誰に媚びることなく凛として、華美でなく、しっかりとした重心が感じられ、集中力が実にみごとなのです。可愛いが主流と思っていたのですが、可愛いよりも真剣のほうが好きな私の心の期待どおりで、それ以上に、いいものを見せていただいたのでした。この小さなお客様は一時良く遊びにきて、こんなことがありました。箱に入った一つ3cmくらいの小さなケーキを持って来て「いっしょに食べましょう」とのことです。お母さんに連絡しようかな?と思ったのですが、彼女のいる前でお母さんに連絡をとるのも失礼なことだと思って、お紅茶を入れてティータイムをしました。一緒に頂きながら、彼女の所作を見ていると、実にきちんとしているのです。一口食べて、「おいしいです」と言って、静かにお紅茶を飲み、フォークを使ってケーキを品良く綺麗に食べ、大人みたいに楽しくお話ししながら、それで終わると、落ち着いた声で「ありがとうございました。またきます」っていって帰っていきました。あとでお母さんに聞いたら、お母さんにも言わずに一人行動だったそうです。また別の日は、私の製作中に、彼女は毛糸をもってきて、編み物をしていました。編み物上手です。そのとき、私の好きな歌を流して(日本語ではありません)「この歌、どんな感じがします?」と、たずねるでもなく言ってみましたら、しばらくして、「なつかしいかんじがします」って静かな声でいって、「お友達に会いたくなる ような…」というのでした。私は本当に驚いてしまいました。冷静を装っていましたが腰が抜けそうでした。小学一年生くらいだったと思いますが、日本語ではない歌の歌詞全体が彼女が言った言葉そのものだったからです。幼稚園のときはチックになって不登園、小学校にあがっては黒板授業が合わないようで、学習障害という言葉でくくられています。彼女には凄く小さいころから独特の考えがあってマイペース。木登りなんかを楽々こなして私をびっくりさせる女の子でした。私は思います。どんな人間も優劣なく素晴らしいのです。人間は狼に育てられると狼になってしまう生き物です。豊かに見えるこの社会や人々の目が巨大な狼であってはいけないのです。2日前「たまの映画」という文字をYahooのNetで偶然目にして、しばらくぶりに知久さんの歌をいくつか動画で聴きました。「たま」が世にでたとき私は知久さんの歌の言葉の出所が気になってたまらなくて、好きな作家の本を突き詰めて読むように、凄く変な知久さんの歌を聴きました。凄く変で凄く冴えていて、一度で脳に焼きつく迫力だから私は細部まで今もちゃんと歌えてしまうのです。バレエの少女にもあり、知久さんにもある(知久さんはご自分で選んでいると思いますが)、そのぶれない軸はどこにささっているのでしょう?佐野洋子さんの「金色の赤ちゃん」とも通じ、底に同じ川が流れています。そういえば昔、全く違うジャンルで中世の古楽器で歌う「ロバの音楽座」に興味があって玉川上水まで聞きにいっていたことがあったのですが、突如として、たま知久さんたちがロバハウスでライブをしたときの私の中での奇妙な嬉しい一致も、思い出したので追記です。
…今日お作りしていたパパママLOVEのケースです。お待たせしました。明日お送りいたします。いつも素敵なコメントを書き添えてくださるお優しいお母さまからのご注文です。縫いながらふと9.11に気づき私は手をとめました。私がもっと手仕事をしなければと心に誓った日です。このお誕生日を持つ赤ちゃんは平和を実現するお子さんになると思いました。ともこおねえさんが期待をかけました^^v 輝く瞳ですくすく大きくなるのが目に見えるようです。

2010年11月18日(木)青空の下でマザーバックを作っています^^!
赤ちゃんを授かった幸せなママには、一番使いやすいものをお作りしたいと思いました。「ここがこうだったら…」と、素敵なアイデアを頂いたのでご要望を取り入れての新型マザーバックの製作中です。う〜ん う〜ん と 縫っては眺め、バランスを確かめ、色の組合せもいろいろ試しています。縫い物は、表を想像しながら裏で縫っていくので、実は、頭を使います。作り方を組立ての順番を考えていくにも、想像の限界がくることがあります。そしていざ実行すると、頭で考えた通りにはなかなかいかなくて、言葉どおりの袋小路になったり、布が多く重なるので針が抜けなかったり、針が私の指の力の入れすぎでポキッと折れたり、布に刺しているのに硬いために針の後ろで指に穴をあけたり。想像を超えたことが起こります。同時に、どんな赤ちゃんかな?パパとママがニコニコ赤ちゃんをあやしている顔を想像したりしていて、気づくと微笑んでいたりして、一番大事にしなければいけないのは、幸せな気持ちで作ることだと思います。一つの作品を作りあげる過程に本当に多くの苦難があり、学びがあり、幸せがあります。作る手をちょっとだけとめて、ありがとうございますと伝えなければいけないと思いました。私はリトルエレファントを始めてからしばらくして、気づいたときがありました。お客様が一番の素晴らしい有能で仲のいいスタッフなのだということです。命そのもののような赤ちゃんを産み育てるという一番大切なお仕事を地球から授かった人が、気持ちや要望を伝えて下さるスタッフでいてほしいと思います。そう思わずにはいられません。それに、実際に使う人が一番使い勝手の良いものでなかったら、せっかく作るのに、もったいないと思います。物作りの原点だと思います。この位置で私は世の中を眺めます。いろいろなものが見えてきます。今の日本は子供をプラスチックのような人間に育てている社会のように思えてしまうときがあります。無機質です。でも私は子供たちが成長して作る日本の社会では、生活の中のどんなものにも、例えば、物とか、お金にも、人の心や、笑顔や、汗や、涙が、見える、声が聞こえる、そんなだったらいいなと思います。そんなだったら優しいと思います。

●ご注文主さま、他の作品は出来上がりました。すみません、もう少しお待ち下さいませ。ベルトの試作中です。まだ窓を開けてお仕事ができるので、しっとりした目黒&白金&池田山の素敵な緑の葉の香るリトルエレファントの風と一緒にお送りいたします。

2010年10月31日(日) ハロウィン だったのですね。
静かな日曜日でした。外から、ころんころんと静かで素敵な鈴の音が聞こえてきて、あぁ と、気づいて、お店の前を歩いている大石亜矢子さんに声をかけました。「あやこさん あやこさん」って。あやこさんは、とても不思議そうな顔をして、それから、「ぐるぐるあるいたら位置関係がわからなくなってしまいました」といいました。大石さんは近所にお引越ししてきたピアノ弾き語りのソプラノ歌手さんです。盲導犬のセロが道案内しています。この10月にデビューしてCDが発売されました。お話ししていても優しい声に深みがあってリトルエレファントHPを見てくださる皆さまは、きっと好きになることまちがいなし、と私は思っています。素敵なご近所さんです。どうぞよろしく。…さて、夜になって小さな魔女がやってきて、あぁ と、気づきました。今日はハロウィンだったのですね。お菓子の準備がなかったのですが、「こんぺいとう」がビンの中にあったので、コロコロさし上げました。さて、皆さん、「こんぺいとう」がどのようにできるかご存知ですか?結晶だということご存知でしたか?あの独特な可愛い形は雪の結晶みたいなもので自然の造形なのです。作り方、興味ありませんか?詳しくは「おーい、コンペートー」(あかね書店:こどもノンフィクション)をお読み下さい…かなり素敵な本です。今日は、近所の楽器屋さんにドイツから取り寄せたヴィオラをとりにきた働いている友人が高校一年の息子さんと立ち寄ってくれて(この息子さんは私が敬意をはらう読書家です。今は英語の本を訳すのがマイブームだそうです)、ちょっとお借りしてヴィオラを弾かせていただいたら、もう、音が身体のなかに凄い音でビリビリ響いて!畏敬体験をさせていただきました。それもあって、日曜日という意識はあったのですが、いくつかの作品を作っていましたら、ハロウィングッズを販売しているにもかかわらず、すっかりハロウィンが意識から消えていました。あっという間に冬になったからでしょうか?さて、早いもので明日はもう11月。週のはじめです。皆さん、笑顔で11月の扉を元気に開けて下さい。
…可愛い魔法使いたち

2010年10月29日(金)パン屋さんみたいな「できたて」
マフラーと手袋をして自転車に乗ってきました。グレーの空だけど、ひんやり冷たい空気ですけど、気持ちいいです。全国のお母さんたちも、笑顔で張り切っていますか?小さな子供たちは、たくさんの幸せをくれますね、子供達を育てるお母さんの笑顔は世界一美しいです。ストレッチして今日も良い一日をお過ごしください。
…「できたて」に直しました。お昼に道行く人たちは、ランチを食べるために外にでたお勤めの方々なので、忙しそうで気づかないみたいです。ちょっと淋しいけど…ファイティン!

2010年10月28日(木)新しい ふわふわ赤ちゃん人形を作っています!
寒くなりました。指先が冷たいからすでに冬日です。そして雨降りです。雨降りの中、背広の両肩をびしょぬれにして立ち寄って下さったフレーベルのお兄さんが「台風が近づいています」と教えて下さいました。雨の日は、お店がとても静かなので、お店のことを心配してくださって、もっとアピールするようにといろいろなアドバイスをして下さいました。とても優しくて一生懸命で親切です。私はお客様がいらっしゃらない時は音楽も流さず黙々と作業しているので海の底よりもっともっと静かなのです。お兄さんが帰ったあとアドバイスを生かし、早速ガラス窓に「できました」の文字を切り抜いて貼って、その傍に手作り作品を下げました。ささやかな宣伝。誰か気づいてくれたら嬉しいです。お兄さんがアドバイスして下さるのは、私は創るのことが俄然好きなために営業力が全くないためですね。お客様の中で宣伝のアドバイスしてくださるかたがいらっしゃったら、ぜひお教え下さい。どんなことでも教えてください。助かります。また、おひろめ下さったらたいへんありがたいです。さて、今日は、ベビードールの製作と、頬に触れたくなる柔らかい赤ちゃん人形の新作品の製作をしていました。ちゃんとできあがりましたら、ベビーシリーズにUPしますね。さて、作業中、手縫いになると時間の流れが、がくっとスローになるためか、どうしても意識下から頭に浮かんでくる様々な言葉や場面があって、今日は、それを小さなメモに書いては箱に入れていました。この浮かんでくるものを、ほっておくと、記憶から消えてしまって、呼び出すために時間を作っても、でてくるものではなく、きっと宇宙に果てへ行ってしまうのです。でもこの二つを同時にすることは、うとうとしているときにパンパンと頬をはたかれているような感じに似ていて、すっかり神経が疲労しました。こんな体験をすると人間は脳によって随分様々なことを振り分けられているのだなと実感します。脳と心を通わせる練習をしていこうと今日思い立ったのですが…もうちょっとうまくやれるようになりたいと思っているのですが、一つ一つを充実させて時を進む方が、人の成り立ちには合っているのだと、厳しい道だと思った雨の日でした。
…ふわふわコットン100%の笑顔の赤ちゃんたちです。この赤ちゃんは平和を実現するために愛を手にぶらさげてこの世界に生まれてきます。愛いっぱいのお母さんからから生まれた証拠に「おへそ」があります…お楽しみに!

2010年10月23日(土) 満月の晩に ルイス・キャロル展
 
満月の朧月夜です。夜空の雲が波のように見えて海を泳ぐ月のようです。月の力が強いのか私が凄く弱いのか近くの星を見れば本当の☆型に見えてしまい、少し休んだほうがいいように思ったのですが、気を取り直して日記を書くことにしました。今夜は駆け足で日本橋三越で開催中のアリス展へ行ってまいりました。チケットを頂いたので勉強になると思いました。しかし、不思議の国のアリスだけに、Oh dear! Oh dear! I Shall be too late!←有名なうさぎのセリフ。息ぎれしながらたどり着いたら入り口は既に終了で幕が引かれていたのでした。18:30に遅刻しました。ついでじゃなくて、ちゃんと行ったのだから何としてでも入れていただこうと思ったのですが、何も言わなくても入れて頂けて…嬉しかったです。胸をなでおろしました。さて、「わたりがらすはなぜつくえににているか?」という、私も気になって気が変になりそうな、とんでもないマッドハッター?のなぞなぞ。「不思議の国のアリス」を読むと全ての人がマッドハッターに腹を立てると思うのですが、その答えが展示会場に入るやいなや壁に書いてありました。でも、「答えが無いのがこの答え!」と、マッド(狂った)ハッター(帽子屋)は本の中で言ってたような記憶でしたが…?ちゃんと答えがあったのですね。ルイス・キャロルは数学と言葉遊びに長けていたと、続く展示物にて紹介されていました。先ほどの有名な答えのないなぞなぞの説明を読んでいて、なるほど!ルイス・キャロルはもの凄く面白いなと思いました。 カラスの鳴き声(note)は退屈(flat)。物書き机は書き綴る(note)平板(flat)←だから似ているのです。もっと知りたくてNetで調べると、このなぞなぞのフレーズの続きにもう一つ言葉遊びがあって「…どちらも前と後を間違えることはnevar決してありません!」このnevar(「決して」の誤字)はraven(カラス)を後から読んだ逆さ読み。さすがのルイス・キャロルです。ところが現実の増し刷りでnevarは“never”に綴りが修正されキャロル氏の素敵な言葉遊びは本の中から失われてしまったとありました。英語の言葉遊びですから、翻訳は不可能かと。そういえば、以前、いわむらかずお先生にU.S.A.アマースト付近のエリック・カールさんの秘書の方のご自宅で岩村先生の創作「ふくろうフルートふくくろう(ふくろうフルート吹く苦労)」というのを英訳して教えてさしあげて下さいと言われて私は、う〜んう〜んと、ただ唸ることしかできなくて、本当に申し訳なかったと今でも心の中がチクチク痛みます(すみません本当のところ、私は英語に長けていません)。今夜は、ルイス・キャロルがこんな風に文字や言葉を楽しんでいたことを知って素晴らしい収穫でした。胸も心もわくわくしてしまいます。私も日本語でわくわくするような楽しい文章が読みたいです。できたら書きたいです。
…座ってみたかった右端の椅子。
さて、今日明日は運動会の方も多いのではないでしょうか?お弁当お作りになりましたか?楽しい良い日曜日をお過ごし下さいますように!

2010年10月21日(木) 寒くなった小雨の木曜日
冬支度が始まりましたね。一昨日を境に。季節はこうして移ろうのでした。私の目に見える世界が一つの物語りのようにページが繰れました。今日は、襟にアンティークのボタンを3つつけた毛糸のカーディガンを着ています。このボタンはもう、10年も前に、お店に遊びに来てくれていた4歳の女の子が一つ縫いつけてくれました。今は中学生です。私の思い出深い愛しいカーディガンです。

さて、先日の「ぞうさん文庫のえほんを楽しむ会」の写真です。私のとても嬉しいことがあります。こっそりお話しますと、ごく自然に子どもたちとママたちが一緒にいることです。普通ですか?実は、近くにある3つの幼稚園に通っている子ども達と、これから幼稚園に入る子ども達と、そのお母さんがリトルエレファントの中にいて、一つの絵本を私と一緒に体験しているのです。私は、どきどきするように嬉しいのです。垣根も派閥も何も無いごく普通が私は好きです。その子ども達を見ていると、それぞれの幼稚園での生活がちらちらと垣間見られます。癖のようなものがあります。座り方とか、きまりとか、幼稚園の先生の教えがちらちらみえます。それだから、違う教え方をされている子どもたちが集まって話したり、隣り同志で触れ合ったり、ぶつかったりしているのが、私には平和な姿に見えて嬉しくてしかたないのです。折りしも季節は幼稚園選びの時期。絵本の時間が終わって、幼稚園を選ぶことに初めてだから不安のあるお母さんが、隣りの人に尋ねると、こんな風だったわよと言葉で伝えて、またその隣りの人が優しく交じって答えたり、お母さん同志が自然に親切です。そんな暮らしが本当にいいなと私は思います。幼稚園、小学校、中学校といろいろあるけれど、でも、人間には、最初から、とっておきの素晴らしい脳が与えられていることを、忘れないでください、ね!大切にして下さいね。
今日は、赤ちゃんが誕生して、ご注文頂いたメールに、一番初めは長女が生まれる前に読んでいた雑誌でリトルエレファントを知って、一度注文したらファンになりました。と書いて下さっていたのを拝見して勇気が与えられました。ありがとうございます。優しいお客様へ感謝の気持でいっぱいです。さ、私は、これから作るお仕事に入ります。皆さまは?お忙しいと思いますが、秋です。栗とか、柿とか、どうぞ美味しい秋の実りをいっぱい食べて、お子さんたちにも食べさせて、良い秋で幸せにお過ごし下さいませ。
…ボタン飾りのカーディガン


2010年10月11日(月) 祝日は真っ青な空でした。
気持ちのいい秋晴れでした。お店の窓から見える空が真っ青。いつも連休がくると、必ず連休とは気づかず、自転車に乗ってお店にやってくるあたりから、なんだか?いつもと違うような気がしてきて、人の歩きかたとか、歩いている人の種類が違っていたとか…極めつけに、お店の鍵を開けながら、近所のお店をくるくる首を回してみて、閉まっている。あっ!そうだ、祝日?気がつくわけです。祝日は、時の流れが静かです。空気の流れも静かです。一昨日、朝までかかって、ぞうさん文庫で絵本を読む二人の女の子の絵を描きました。描いた絵は今日、編集してポストカードを作りました。目をつぶると見えてくる、私の中のたくさんのリトルエレファントの思い出。宝物でした。その、ひとつひとつを、できたら画用紙に絵として残しておきたいと思いたったのです。絵の中のリトルエレファントにお客様(こども達)がいて、その小さな絵が実際のリトルエレファントにあると、鏡の中の鏡みたいに不思議な錯覚がやってきませんか?リトルエレファントだからこそできることと思って…面白いと思って、わくわくしています。どうぞよろしくお願いします。お楽しみに!
5日間、乾燥しなければいけない、粘土で作る乳歯入れDollを本日は完成させました。明日お送り致します。ご注文主様、お楽しみにお待ちくださいませ。
皆様は何をされた祝日でしたか?運動会でしたか?ご家族で外遊びされましたか?美味しいごはんを食べましたか?お幸せに!

010年10月2日(土) お囃子が聞こえる午後
外から、笛や太鼓の お囃子が聞こえています。お神輿(おみこし)?山車(だし)?お子様のいらっしゃる方は、子供たちをお祭りに連れていかれているところでしょうか?すっかり秋になりました。私の目のうち側に、黄金色の垂れ穂が揺れる、秋晴れの日の田んぼがイメージされます。私は日本人ですね。どこの記憶でしょう?遠野で聞いた昔話でしょうか?東京育ちの私は、実際には、体験していない風景が見えます。子供の頃に、車窓から見た田んぼの風景を実りの秋に変えているのでしょうか?記憶とは不思議なものです。イメージとは不思議なものだと思います。脳によって自覚している人とは不思議なものです。と思いつつ、見たいことを、想像することで詳細までくっきりと脳裏に見える、そんな自分になりたいです

8月の終わりに、近所に実っていた朝顔の種を頂いて鉢に蒔きました。すぐに元気に芽を出したので、蔦の蔓(つたのつる)を工夫してドアの枠を縁取るようにしました。ほら!今、朝顔の蔓が蔦にからまって、可愛い朝顔が毎朝一輪咲いてドアを縁取ってくれます。生命の意志が感じられます。気温が下がったので午後でも咲いています。季節はずれの朝顔ですが、とても愛しいです。よかったら見にいらして下さい。ています。季節はずれの朝顔だけれど、とても愛しいです。よかったら見にいらして下さい     010年9月5日(日) 目黒さんま祭り
こんに
ちは、今日も、とても暑かったですね、お店のある目黒は、さんま祭りで朝から賑やかでした。1万匹ほどのさんまが焼かれ、皆が道に並べられた椅子と机で大根おろしにカボスで美味しそうにさんまを食べるのです。朝の8時頃から行列ができて、お店のある品川区上大崎3丁目の全てが目黒駅前から人が行列で囲む形ですっぽり一周です。さんまが1万匹だから、人も1万人(^^ゞ 赤ちゃん連れのお客様が、あきらめたといって、お店に来て下さいました。行列で3時間待ちなのだそうです。せっかく来たのに、気の毒だと思いましたが、ママの言うとおり1歳半の小さな子供が炎天下3時間も並んで少しずつ歩いて「さんま」にたどり着くのは無茶です。私も胸をなでおろしました。リトルエレファントがとても静かなので、外と大違いと驚いていました。私の作った「モンテお仕事おもちゃ」のサンプルをその1歳半のお子さんが 夢中で=正座して やっているのをみて、買って行って下さいました。嬉しかったです。1歳半ぐらいになると、びっくりするほど成長しますね。指先で摘んでボトルに入れるのに夢中になりますね。そしてまた、本当に器用にできるのです。感心します。ママがひも通しを探しておられ、ひも通しも2タイプ入っているので、ちょうど良かったです。 
 
…昨日の夜に、そうだ!思い立って「手作りさんまグッズ、さんまの日スペシャル」を作りました。手刺繍でさんまがはいっています。海と砂のナチュラルイメージです^^

010年8月24日(火) 楽しいお知らせ
こんにちは、皆様お元気ですか?猛暑の残暑ですね。子供たちには夏らしい夏の到来!身体を動かして力いっぱい今を生きてほしいです。お知らせです。

@ガイアシンフォニー映画監督 龍村仁氏の講演が近くの写真美術館ホールであります。私がとても聴きたいお話をしてくださる予感がするので行くことにしました。一緒に行きたい方はいらっしゃいませんか?
母なる星のゾウとクジラのお話…8月29日(日)10:30〜12:30
龍村監督が象とクジラの知性、智恵の伝承について、お話しします。(ダフニー・シェルドリック編、ロジャー・ペイン編ダイジェスト映像上映有)
■参加費:当日券のみ 1200円
■場所:東京都写真美術館ホール
お店から自転車で10分です。

A9月5日NHK教育テレビ「こころの時代」5:00-6:00a.m.
「独立学園の安積先生インタビュー」
私が高校生活を東京の親元から離れ自然の中て過ごした学校の担任だった安積先生がでます。
現在は山形の独立学園の校長です。私が15~18歳のとても大切な時に誠実な教師から良い教育を受けたことが今、私の原点になっていることを実感しています。「都会から来た子供たちが根底から驚くほど変容していく姿を見るのは教師の喜びです」と、おハガキを頂きました。ご興味のあるかたはぜひご覧ください。

近所のお祭り
B8月28日(土)目黒不動尊で縁日がでます。夜、堤燈やお店の明かりが美しいです。行き方がわからない方には素敵な入り口をお教えいたします。歩いていけます。20分?
C9月 5日(日)目黒さんま祭り 毎年物凄い人で賑わいます。焼いたさんまが無料でふるまわれます。焼き秋刀魚配布は3時4時?くらいまでです。お店はいつもこの日は少し早くから始めています^^
 どうぞ遊びに来て下さい。
…一昨日までモンテ・リュックをお作りしていました。慎重に丁寧に作るので3日をついやしました。昨日お送り致しました。…今日はもう届いた頃でしょう^^出産のお祝いにお友達からモンテ・リュックをとリクエストがあったとのことでした。凄く嬉しく思いました。赤ちゃんを抱きながら赤ちゃんに本当に良いものをと考えを深めている賢明なお母さん、私の理想です。選んで下さってありがとうございました。

2010年7月22日(木) 猛暑の夏になりました。お元気ですか!
暑中お見舞い申しあげます。
梅雨明けから猛暑になって、毎日強い日差しがふりそそいでいます。小学校も幼稚園も夏休みに入った様子です。思い出の多い楽しい夏休みになるといいですね。気をつけて思いっきり楽しくお過ごし下さい。以前近くに英国人の方が住んでいらしたのですが、日本に住んでいる私よりもずっと日本を足で知っていました。小さなお子さんを育てながら、広島に行ってきたとか、京都に行ってきたとか、ハワイに行ってきたとか、遊びというよりも、帰国までの数年間に大切なことを家族単位で体験して身に着けているような気迫と落ち着いた感じがありました。お金の心配よりも、今できる価値あることを優先しているのがわかりました。ヨーロッパの人の休みの使い方は素敵だと思います。ゆっくり休み→違うことを学ぶ休み→仕事の準備の休み、と流れます。比較すると、日本人には短いゆっくり休みしかなくて、そのゆっくり休みに旅行などを詰め込んで帰宅直後翌日から仕事というような、ハードバカンスです。そんな現状でも、笑顔でがんばっているパパとママを応援したいです。この夏に幸せで生涯のあたたかい思い出ができることを心から願っています。できたら一回でも家族で寝転んで夜の空を眺めて歌でも歌っていて欲しいですね^^♪
…今日の夕暮れにできた母子手帳ケースです。配送に間に合わなかったので、明日お送り致します。しゅうとちゃん、もう少しだけ待っててくださいね!作りながらパパとママのお名前と笑顔を刺繍していると、私は本当にしみじみと幸せを頂きます。ありがとうございますです。

まだ7月なのに猛暑が続いて、眠って数時間後に日が昇るから、暑くて何度も起きて熟睡できず、夏の終わりまで身体がもたない予感です。う〜んと頭をひねって対策を考えています。皆さんのお家はいかがですか?ママは、ご家族の健康維持のために、元気になるお食事や、いい匂いのする清潔なシーツやバスタオルなど、パパや子ども達のために楽しく準備していらっしゃることでしょう。そんな家庭を想像すると、素敵だなと、しみじみ感じます。
先週末、茨城県から来て下さった さくらちゃんのお母様、ご来店心より感謝申しあげます。せっかく遠くから来て下さったのに、…もっと、お話しできればよかったと、心に残って後悔してます。皆様も遠くからからいらっしゃったときは、先にお声をかけてくださいね。お茶でもお出ししたいです^^ので。
●最近の気になること…5才女児虐待の事件のこと。拉致被害者めぐみさんとご両親のこと、教室で隣りの席の女の子をナイフで刺した女の子のこと。

2010年6月11日(金) 池田山公園 今晩10:00TV
今晩10:00のNHKTV「美の壷」でリトルエレファントの近くの「池田山公園」が紹介されます。私の好きな静かな公園です。よかったら見て下さい。と「歌うコンセルジュ」という朝の番組紹介も兼ねた番組で秦まりこさんが言われていました。秦さんは、ここに私がお店をはじめた15年前から、お近くでお仕事があるとき、颯爽と立ち寄って、たくさんお話しをして楽しい時を頂いていました。楽しい話の中にたくさんのヒントがあって、私は多く学びます。どうやったら女性が一人で自立して生活できるか?私も凄く厳しい現実の中で自分の形を模索していて、まだまだで、秦さんから励ましも慰めもたくさんもらったような気がします。優しい妖精が入ってきてくれる「お店」に感謝です。「鯛が食べれるより、いわしが日々食べれられるようになりたい」、しみじみ共感した思い出です。昔も今もただものではない秦さん、TVで見てびっくりしました。「だって〜6時間だもん ス○○オハンディーカム!」のCMは皆さんご存知でははいでしょうか?秦さんの作曲です。秦さんは作曲家なんです。音楽家ですね。彼女のピアノ演奏は、壮大な響きをもっていますよ。言葉の音も独特です。ご興味のある方はLIVEがあるのでお楽しみ下さい。
私は昨日はずっとお店で仕事をしていて家に戻ったのが朝なのに、90分単位の人間の眠りの習性で起きてしまいました。それでTVの秦さんにお会いできたという、なんだか嬉しい朝でした。きっかけはめったに見ないTVをつけたら「木造日本家屋を紹介する映像」でした。私の創作中の童話の舞台なのでいっぺんで目が覚めてしまいました。そしたら秦さんがでてきて、更に驚いて…。素敵な秦さんがTVの中できらきら輝いていた嬉しい朝でした。
●かなり頭をつかって、できあがると、シンプルにできている「モンテッソーリの先生に教わった」モンテのシリーズをホームページにUPしました。子供側に立った作品郡です。こどもの心を本当に大切に想い作る、視点をぶらさずにお作りしていこうと思っています。なにとぞ、よろしくお願い申しあげます。

2010年6月2日(水) ある日。リトルエレファントの日常
おや?お店のすみっこに誰かいますね。赤い服をきていますね。ともこおねえさんでしょうか?いえ違います。近所の小さなお友達です。話を聞くと、家には綺麗な緑色のだけで、ぼくの気に入ったランチョンマットがないというのです…すごく悲しそうな顔で。パフォーマンス力があります。ならば家で使うのは、お母さまの趣味もあるでしょうからと考えて、新小学一年生、学校の給食の時に使うものを作るのはどう?と提案しました。「作りたい」といいました。
絵が凄くうまいです。書道のように布に描いていきます。感心します。でも、好きなことだけしてできあがると思ったら、おおまちがい。縁を三つ折にして縫って頂きました。60cm近い大判なので、半分から私がそっと縫い始めたら、しばらくして気がついて、物凄く嬉しそうな顔をしました。可愛い頑張りやさんです。アイロンもしっかりかけてもらいました。コンセントを入れて、と指図したら、「僕の手ぬれてないよね?」と私に両手を見せました。感心、感心。できあがってから、私が「今日、凄い失敗しちゃったよね」とたずねたら、「針が指にささった」といいました。私はすかさず、それじゃなくて「アイロンのコンセントの抜き忘れ…火事になるところだった こわいこわい一番こわい」といいました。本当に背筋がぞっとします。0歳から小学校へあがるまでの日常の家庭教育は本当に大事だと思います。
こちらは、別のお客様からのご相談でお作りしたランチョンマットです。7歳の娘さんがお店で販売している「はぎれ」から布を選び色も自分で組合せました。私がポジャギ仕立てで縫いました。
子供が自分の意思を伝えることを大事に思います。できるだけ叶えてあげたいと思います。大人の責任として。

2010年5月15日(土) The first of Mayから15日
こんにちは、緑の5月がもう半ばです。お店のお花たちが、一年間ずっと静かに春を待って、今、元気に本当に可愛く咲いています。ご紹介したいと思いました。

ゼラニウム4種、スミレ2種(スミレはバラの随筆を書く、素敵な紳士が遠いお家のお庭から鉢に移し替え、届けて下さいました。)ムスカリ、クレマチス、羽衣ジャスミン、ブルーベル(開花はこれから。蔓になって、あちこちに小さな青いベルの形の花を吊り下げるブルーベルが咲く頃、鉢に小さなきのこが生えてきます。梅雨になると妖精が、このきのこの傘の下で雨宿りするんですよ^^お楽しみに!)、挿し木にした紫陽花も蕾をつけています。
冬を越して咲いた可愛いパンジーゼラニウム。お店のドアの向こうには
カラー、デイジー、マーガレット、キャットテイル、羽衣ジャスミン(今年は塀にからまりました)カランコロン?お店のお隣は、古いお家を改造したカフェです。空いていれば赤ちゃん連れは、お外のテラスでお家気分でお食事もできますよ^^。静かだと二階は、とっても素敵。ギャラリーにもなっています。
私のお店の窓辺には、お外のお花を生けています。お花の命も、人の命も、なんて美しいのでしょう。しみじみ想う5月です。
5月1日の日記にFirst of Mayと書いて、映画「メロディ」を思い出していました。邦題は「小さな恋のメロディ」、私は原題の方が好きです…この映画は音楽が大事なところで重要な物語を伝えているからです。特にThe first of May♪の歌が流れ込むシーンは、もしかしたら最も大切と想って監督が創った中盤の場面だと私は思います。誰もが知っている美しい映像です。…森のような場所で大好き同士の幼い二人が並んで座って、降りだした雨に、健気に男の子が革のカバンを二人の頭のうえに上げて雨をしのぐのです。セリフはなくて、歌だけが流れます。歌詞が幼い自分を懐古します。そして時の流れと、大人になることと、最後にDon't ask me why, but time has passed us by,Some one else moved in from far away. この歌詞の直訳よりも映画の字幕が印象的で、「子供のとき、その愛は永遠のはずだったのに、今、僕の隣りには君ではないほかの誰かがいる。」のような。幼いときの自分の映像と、今大人の自分の歌声、そしてこの映画の中でこの場面だけ、時間を人の一生よりも長いところから見つめるために、実は森は死者が眠る「墓地」なのです。たぶん幼い二人は墓石の傍に座っているのです。命があるということは死ぬまでに使える時間があること。この可愛い二人の初めてのデート?の場面に墓地という場所を選ぶ…そのことをことを思うと、私は涙がこぼれてしまうのでした。映画の終わりは二人がトロッコに乗って蝶のように去っていくのです…だから二人は永遠に子供のままですね。イギリスは重い感じがありますが、こんなに子供の心がわかって、人がわかって、時がわかって、死もわかって、大人の馬鹿さ加減を批判している率直な映画が作られていたことに心が揺さぶられます。美しい映像で表現した「人」というものに憧れを深めます。


2010年5月1日(土) The first of May
新緑の5月になりました。皆さまお元気でしたか?今日の午後は、ドキュメンタリー映画「ガイアシンフォニー第7番」の完成試写会に明治神宮会館へ行ってまいりました。原宿駅の喧騒から次第に離れていく木立の道は、見上げれば私の歩いている道がそのまま空に写って、一本の青い道になって続いていました。道も映画も、すがすがしく、深呼吸のできる良い時間を持つことができました。感謝です。そして、帰ってから今まで、もうすぐ深夜ですが、今、時間を作っては夢中になって試行錯誤して形にしている作品群に取り組んでいました。私の今年の5月の連休はお店をしながら作品作りをすることが優先順位の一番です。楽しみの優先順位です。もう少ししたら発表致しますので ぜひ、お楽しみになさって下さい。さて、連休の皆様の優先順位は何ですか?晴れ予報の長い連休ですので、どうぞ有意義にお過ごし下さいますように!


2010年4月2日(金) 今日は、リトルエレファントの誕生日
風の吹く音がずっと鳴り響いた一日が過ぎて、もうすぐ朝がやってきます。朝が来たら、空に桜の鈴が鳴り響きます…今日はリトルエレファントのお誕生日だから。地球がいつも傍にいてくれて嬉しいです。そして、細々とお店をしてこれましたのは一重に真面目で優しいお客様(お友達)のお陰です。感謝です。いつも勇気を頂きました。いつもお電話やお手紙、メールの向こうに、優しい笑顔と心を感じ続けました。それが私の力となり、まるまるの幸せになりました。皆様が下さる幸せを、私からも、皆様におくることができたら、手渡したいと願います。これからも思いを尽くし心の限りを尽くしていきたいです。そして、パパとママが大切に家族を養って育てて、子供達の未来では自分の本当に好きなことをお仕事にして、世界の平和を願って、慎ましくとも幸せな生活を胸を張ってしていくようになって欲しいと願います。
今日、東京の満開の桜です。
リトルエレファント一人で始めて15年が過ぎました。今日16年目の一歩を歩き出せる喜びは、奇跡の上にあります。
皆様、ありがとうございます。

どうぞ、

2010年3月24日(水) みぞれまじりの雨の水曜日
寒いです。幼稚園の卒園式も終わって、小学校も今週で卒業式でしょうか?子供達は春休みになりますね。卒園された方、おめでとうございます。
まだ赤ちゃんから、ぴょんぴょんと双葉がでたような元気いっぱいの2-3歳のお子さんを持つお母さんは、雨の日、今頃お家でどんな風にお過ごしでしょうか?想像しています。「ママあそぼう」「ママこっちきて」「ママ ママ おみせやさんになって、おきゃくさまになって、」と、お子様の独占状態でしょうか?どうぞお子さまと一緒に心から楽しむ工夫をなさって下さい。眠ったふりをしたって目をこじあけられてしまう時期です。でも、「驚いた!はじめて!」が一日に一度でもやってきたら、親子で世界で一番の幸せな時を過ごしているのだと思います。前もって子供を楽しませる何かの案を練って実行するのも面白そうですね。
 以前、来店された2歳の男の子のママが、毎朝、スーパーの納品の車の搬入口に
子供とでかけていると言われました。子供さんが車大好きで、様々な種類の車や、荷台に絵の描いてある車を、確認しに行かずにはいられないのだそうです。喜ぶ姿が可愛いのでしょう。子供一人では行けないですからベビーカーに子供を乗せて毎朝、繰り出すわけです。自分の人生にこんな時が訪れるなんて思いもしなかった、と…愉快そうなので、私まで「本当にね^^;」想像もしなかった困った常態が可笑しくて、とても楽しい気分にさせて頂きました。永遠に続くわけではありませんからご安心下さい。その時を充分に前向きに味わえば、あとできっと素敵なGIFTとなることでしょう。でももう限界と思ったときは、我慢してないで誰かに手伝ってもらいましょう。その気持ちは普通ですから。

雨の日…子供の頃、軒先から落ちる雨の雫を私は飽きずに見ていました。雨粒が軒先で雫になります。軒先に雫が並びます。私は次は、右から3番目が落ちてくる、その次はあっちと、予想をたて続けます。当たったり、はずれたり。軒先からはキラキラ光った雫が落ち続けます。軒先では、ふくらんでまるまって落ちてきそうな雫がいっぱい。今にも落ちそうで、落ちなくて、どんどん落ちてきます。私はしゃべらないし、動かないけれど、凄く忙しいゲーム。自然が相手のゲーム。私が作ったゲーム。
雨の日もお幸せに!

ママが一緒に繰り返し、遊んでも楽しい「かるた」を取り寄せています。「にほんのおかずの可愛いかるた」「生活のかるた」外を一人で歩くようになるちょっと心配な新一年生小学生のためには「安全のかるた」です。500円くらいです。今週中にはUPできると思います。お楽しみに。
…昨日蕾がほころんだ東京の桜の木です。
今日は、一段と冷え込んだので、桜は、長く咲くことでしょう。
よい一日を!


2010年3月14日(日) あたたかい日曜日 もうすぐ春!
こんにちは、晴れた日曜日。楽しくお過ごしになりましたか?今年はバレンタインデイとホワイトデイが日曜日なので、パパとママもお出かけしたりして楽しい時をお持ちになられたのではないでしょうか?私は、午前中に庭園美術館へ行きました。イタリア印象派「マッキアイオーリ展」の最終日。自転車で5分で行けます。頂いたチケットがあったのです。庭園美術館は入り口の門から建物までの樹木に囲まれた道がとっても素敵。心が踊ります。桜の花芽が膨らんでいました。開花のころは「アール・デコの館」と題して建物公開とアールデコの作品展示3/25-4/11です。金曜日の夕刻にはサティの曲のミニピアノコンサートを無料で聴くことができますよ、素敵でしょう? お庭だけでも入ることができます。お食事のできるカフェもありますよ。さて、帰りは建物から芝生の庭へでて、日本庭園に入り茶室の横の細い道を通って、ぐるりと池をまわって芝生の庭へもどり、更にもう一つの庭を通って、来た時とは違う道順で門を出ました。私のお気に入りの動線です。帰り道、自転車をこいでいると小沢良吉画伯と会いました。画伯に「どうだったかい?」と質問されると…難しいです。午後になってお店に来て、外の掃除をしていると、向こうから、自転車を押しながらやってきて私を呼ぶ可愛いくて美しい女の子は?2年ぶりにお会いしたArtistのRiccoさん。私と同じ、庭園美術館の帰りでした。「ともこおねえさん若くなってる!」と何度も言って^^ゞ2年前の私はどんなだったのか凄く不安^^; です。お店のお友達ノートに私を描いていってくれました。ファンタスティックな絵を描くRiccoさんが描いた私の絵の隣りには3歳のみうちゃんが描いた私の絵が堂々としていました。海中のバクテレリアみたいに浮遊している私です。この絵は見ていると感心してしまいます。Riccoさんは隣りのカフェでお茶して、リトルエレファントで古道具っぽい鋏を買っていって下さいました。隣りのカフェといえば、昨夜はシンガ-song-writterの島村智才さんが隣りがライブ会場にできるか見にいらして、ここで私と少し長くお話しをしました。ぞうさん文庫の絵本を楽しむ会に来てくださるって^^楽しみです。近くに越していらしたのです。智才さんと入れ替わりでお帰りになったのはイラストレーターの牛嶋さん。こうして書いているとアーティストの方ばかりです。赤ちゃんとお母さんとアーティスト…なんかとてもいいです。あっ!今日は、6ヶ月の女の赤ちゃんを抱っこしたパパが来ましたよ。赤ちゃんとパパとふたりっきり。赤ちゃんが生まれた時、どのように感じられたか質問したら、「生まれたばかりの赤ちゃんは凄く細くて驚きました」でした。笑顔の優しいパパでした。
「ともこおねえさん」3歳みうちゃん絵
←「ともこおねえさん」4歳こうた君絵
何度見ても私の内面や気持ちが良く現れている力強い絵だと思って感心します。
先週は、写真下の私の絵を描いてくれた男の子が通っている幼稚園のお楽しみ会に参加させて頂きました。参加する人は何かしなければいけない約束なので、ストーリーも知らぬまま変則の赤頭巾ちゃん劇の「うさぎ」になりました。狩人役は音楽Artist秦まりこさん。秦さんの即興の才能は天下一品。その前の集中力がただごとではありません。傍にいて迫力で圧されるようでした。そして今年卒園する子供達のお母さんたちが赤い手袋をして手をひらひらさせてお魚を演じてくたミュージカル仕立ての「スイミー」は、絵本よりずっと深く人から人への愛を感じました。「本当に大変な時は、皆で力を合わせれば乗り切れるよ!」みたいな。驚きました涙がでました。ママたちからは素晴らしい才能と子供を想う真剣な愛が溢れていました。次世代を誠実に育てているママたち。そのことが美しくて涙がこぼれました。一人として半端な姿がなく大人が真剣に子供を想い集中していて、この世界はなんて素晴らしいのでしょう!全ての世界がこのように素晴らしいことを願わずにはいられません。
この春、お子様が卒園される方、おめでとうございます。
春ですね、一歩前へ歩き出しましょう。

2010年3月9日(火) 雪、みぞれ、寒くて凍えそうな東京でも…
カタカタとドアが開く音がして、傘を閉じて、みぞれまじりのお外から、お店に入っていらしたのは、6ヶ月の赤ちゃんを抱っこしたママ。ご注文して下さっていた母子手帳ケースパパ&ママLOVEのできあがりを取りに来て下さいました。大きな荷物を背負って、ばんごはんのお野菜を買って。そして、これから上のお兄ちゃまを保育園へお向かいにいくところ。ママは長靴をはいて、背負ったカバンの中からは、お兄ちゃま用の青い長靴と傘がぴょんと顔を出ていました。寒くても、嬉しくてたまらないママの幸せいっぱいの笑顔は、まるで森の大きな樹木のよう、半径1mの積もった雪は、すぐに溶かすことでしょう…幸せの体温で。
…私はお母さんの笑顔は地球で一番美しいと思います。家計をやりくりして、子供達を立派に育てていく笑顔です。赤ちゃんは生まれて今日でちょうど6ヶ月。前に会ったときは、ねんねしてて、その前に会ったときは、まだお母さんのお腹の中でした。身体が命でいっぱいです。私は本当に感動してしまいます。
さて、夜です。9時を過ぎたので、今、お店の外のものをしまいにいきました。外は大雪です。寒いです!皆さまのところは、いかがですか?この前の雪の日、自転車で帰ったら、最後の最後で滑って転んでしまいました。今日も自転車で深夜に帰ります。今日は、転ぶかな?クリアできるかな?楽しみです。

2010年2月5日(金)リトルエレファントの「なわとび」・インドの「なわとび」
お客様からの問合せで「なわとび」を必死に探しました。「なわとび」は一種類と思っていましたら、調べると、輸入品の「なわとび」は可愛いくて持ち手が動物になっていて色もおしゃれ、飾っておいても可愛いし…買いたくなります。でもそれは、跳ぶというより、縄が軽くて跳ぶには至難のわざ。小さい子供がお兄さんの真似をしてちょっと遊んで跳ぶくらいで、汽車ごっこしたりするのにちょうどいい。では本格的な競技用「なわとび」は?オリンピック初期の日本の体操選手みたいにスマートで真っ白で…体育会系。それでは、田舎風のリトルエレファントに似合うのは?ほとんど選択の余地がなかったのですが、その中で私が選んだのが現在リトルエレファントで販売している青又は赤の縞が入った「なわとび」です。外側からでは解りませんが、縄の中にゴム芯が通っていて重さが103gあり、長さが調節できるのがポイントです^^v そのままでは、リトルエレファントっぽくないので、生まれて初めて持つ「なわとび」になることも考えて、ならば愛する心で絵を描きたいな、そんな「なわとび」を持っていたと、思い出に残ってくれたらいいとペイントしてます。楽しいです。嬉しいです。
…本日、千葉にお住いのお客様にお送りした[なわとび&なわとびBag]お名前入り。少しずつ手元を離れて可愛い子供たちのところへ行くのが物凄く嬉しいです。

「なわとび」…私が思い出すのは、2001年。その頃インドで大学の先生をして暮らしていた知人の夫婦とカルカッタで待ち合わせ共にインドを旅しました。カルカッタのハウラー駅からドアが開きっぱなしの列車に乗り、バングラデッシュに近い村へ行きました。知人の同僚のシャンカさんが迎えにきてくれ彼のお宅を訪問したのです。夜、懐中電灯をゆらゆらさせ、村を散策したとき(この村には街灯がないので、皆、懐中電灯を持って歩きます。白い牛も歩いています)タゴールが詩に詠んだという川の細い橋のたもとに、おもちゃ屋(雑貨屋?文房具屋?)があって、その軒先に吊り下がっていたのが「なわとび」でした。なぜか今でも私の記憶の中にその「なわとび」が眩しく見えます。夜なのに子供達が集まっていて、店主のおじさんが穏かに優しく接客していました。日本でいうと、お祭りの露店のようなお店です。ありとあらゆるところに品物がぶら下がっていました。買おうかしら?どうしよう…大きなリュック一つの旅だから荷物は最少でないと体力がもたない…と、先のことを思い断念しました。後悔してます。私は、いくつかの品をこのお店で買うべきでした。きっと良い思いでになったことでしょう。そう思わせるのは、店主のおじさんの、深く優しい眼差しと、徳を積んだ人が、かもし出す落ち着いた雰囲気。そのおじさんの中から素晴らしい何かを感じたからです。その橋の向こうにはインドでも有数の数学で有名な高校があって、そのおじさんは、その高校の校長だったか、その村の村長だったか?リタイアしたあとの仕事が露店のおもちゃ屋さん。そのことに日本人とは違った選択をするインドの教育者の深みを感じたのでした。いつも子供達の傍にいることを選ぶ教育者。子供を愛しているのです。守り続けているのです。仕事は社会的に人から偉いと尊敬される地位でなくて、いっこうにかまわないのです。
…めがねをかけている人がこのお店の店主のおじさんです。ガンジーもこんな雰囲気の人だったのかな?と私に思わせました。このおじさんから、もっと態度や言葉を体験したかった、学びたかったです。
…この村では、田園風景の中に綿糸が束で戸外に干され、女性は家の傍の小屋で機織しながら子育てしていました。民族の自立のために自ら紡ぎ車で糸を紡いで見せていたガンジーの姿がその向こうに透けて見えるようでした。
「幸福とは、考えること、言うこと、することが調和していること」(ガンジー)

インドを旅するとタゴールの胸像をあちこちで見かけます。タゴールはアジアで初めてノーベル賞を受賞した詩人です。忘れられない「なわとび」を売っていたおもちゃ屋さんはタゴールが詩に詠んだ川の橋のたもとにありました。あのおじさんのお店では、どんな「なわとび」を売っていたのでしょう?私の想像は「すべての嬰児は神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生まれて来る」タゴールのことばと共に明るく膨らみ続けます。


2010年1月21日(水) 土・リンゴの木・アーサーミラー
とても暖かな日が2日続きました。春の優しさを思い出しました。来てすぐの掃除の時に、ふとお店の前に置いた大きな鉢のゼラニウムの花が弱っているように感じて茎の根元をそれぞれ少し揺すってみたら、簡単に動くのでした。仕事に入ったのですが、ゼラニウムのことが、どんどん気になってしまい、虫が根を食べてしまったのかしら?とか…。ついに紙を一枚広げて植えてあったゼラニウムも鉢の土も全部だし、土と根を調べ、もう一度植えなおしました。特に変わった様子はなかったのです…不思議です。雑草の三つ葉が群生してゼラニウムの周りに葉を広げていたので取り除きました。10分もかからずに終わりました。原因不明のままですが私の心は落ち着きました。その間、温かい空気と太陽の光があることは本当に「ありがたいな」と想い、なぜか「たとえ明日世界が終わりになろうとも、私は今日リンゴの木を植える」という言葉を思い出していました。ハイチでおきた地震の犠牲者のことも気になるのですが、それとは別に想い浮かんだ言葉でした。ずっとその言葉を心の中で繰り返していました。さて、その後の仕事中にお手紙が届きました。絵本作家のもりひさし先生からでした。その封筒をみた瞬間に目に浮かんだのがピューリッツア賞を受けたアーサーミラーの戯曲「セールスマンの死」の舞台の一場面。保険金を家族へ渡すために明日死ぬことを決めた父親が夜更けまで?一人畑を耕すシーン。もり先生は、この場面で泣かずにはいられない、と、言われていました。民藝のお芝居を欠かさず観て絵本作りはお芝居と似ていると言われる先生です。今日、知人から届いたメールにチューリップの芽がでていたのに気づいて「頑張って」とチューリップに声をかけたって書いてありました。春は人間以外の地球の生命が一斉に燃えあがるように息吹く時。今は、また寒くなったけれど、その内なるエネルギーがもう伝わってくるようです。皆様はいかがですか?子供たちはなお更のこと感じているのではないでしょうか。例えば胸をトントンたたかれるように。さて、アーサーミラーが初めて書いた童話が「ジェインのもうふ」です。赤ちゃんのときから使っていた大好きな毛布が、気づくと時が過ぎ、ボロボロになっていて…どうしますか?子供の涙。子供のどうして?の問いかけに応える、お父さん、お母さんの誠実な言葉、姿、その関わり、目に見えるように生き生きと細やかに描かれています。「こんな言葉が子供に言えたら本当に素敵」と憧れます。子供の本になっていますが、文字も読めるようになったジェインくらいの小さなお子さんを持つ親が読むと、リアルです^^ なるほど、こんなに凄い本だったのかと思います。これは私の日常茶飯事です、と思うかな^^?子供の成長と、そして、ラストシーンはなんと美しいことでしょう!すぐ読めます。おすすめします。

…2010年第1新作品です。「Sweet Baby's メモリークッション」(ベビーシリーズ)、例えば産着、小さな靴下、おばあちゃまが編んでくれたカーディガン、ママが幾度も丁寧に清潔に洗濯したガーゼや肌着、ベビー服…大切なものを中に入れてふくらませ、ずっと傍にいてもらって、もっとずっと時がたったとき、きっと何か気づかせてくれるクッション型の入れ物です。豊かな日本だから、お金の価値とは違う、かけがえのないものの存在が、更に乾いていくかもしれないこの後に特に大切な役割をしてくれるのではないでしょうか。…アーサーミラーの「ジェインのもうふ」のラストシーンは私の憧れなのですが、私たちの未来には、このクッションが特に必要なものに思えてしかたないのです。


2010年1月11日(月) 新年・ブータン・ベビードール
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。2009年から2010年への大晦日から新年の深夜に満月が燦燦と輝いていたのを見ましたか?月の下にたなびく雲も月の光に照らされ、厚みを見せて陰影がとても美しく、月の光がキラキラと振り撒かれて、何か素晴らしいことのはじまりのようで、心躍る夜でした。
皆様は、どのようなお正月をお過ごしになりましたか?お子様を連れてご実家に行って、新年の挨拶をされましたか?私がお正月に思い出すのは、身支度をすませて居間に行くと、もう、父が渋いダークグレーの着物の上に羽織を着て、その羽織の前の合わせで結んだ紐に大きな ふさ が下がっているその姿です。その父がお節料理の並ぶテーブルの中央のおざぶとんに座ってニコニコ待っている姿です。私は座布団に座る前に、畳の上で正座して両手を揃えて父に「あけましておめでとうございます」と和の挨拶をしていました。父という人は凄く大人の人なのだと思う場面でもありましたが、考えてみると、父は30代から私の父でしたので、現代の30代の姿を客観視すると、まだまだ少年の?青年のような人達なのだと思えてしまいます。が、子供の目から見ると、子供の時の私の目から見えたように、皆さんのお子さんたちも、お父さんお母さんは、年齢など計算できない特別の存在なのでしょう。お正月に日本の父と母である威厳がありましたか?お父さん、お母さん^^ ! 子供がいると楽しくてしょうがない日々を送って下さいね。
ご家族で来店された方々に、「子供達のためにこの世界に何を望みますか?」と幾度か尋ねてみました。「平和な世界」「戦争のない世界」と言われた若いパパたちの、まっすぐな視線がとても嬉しく、たのもしかったです。私もそう願います。
昨日家に帰って、ふとTVをつけて、目に留まったのが、国民総幸福量(GNH)を掲げるブータンが紹介されていた番組でした。ブータン?といえば、龍村ゆかりさん(映画ガイアシンフォニーのプロデューサー)が目をキラキラさせてブータンに行ってきたの!って伝えてくださったのは先月かその前の月。すべての国民の「幸せ」を増加させることを国家の使命と掲げた国で生きるブータンの国民は、例えば、電線を張ると飛来する鶴を傷つけるから、電気を使える便利な暮らしよりも鶴が飛来する暮らしのほうが「私の幸せ」と、この2010年に電気のない暮らしを選択する物差しを持つ。その人々の心には「命」が一度きりではないと信じる信仰心があるからか…。ブータンだけではなく、私が以前、訪れたモロッコでは、どんな台所でこんな美味しいお料理を作るのかしら、と、見せて頂いたご家庭の台所には家族の人数分のお皿と大きなタジン鍋が一つしかない、すっきりと、清潔感ある、あっさりとした台所でした。車も通れない細い坂道をずっと登った上のお家。物がなくて不便なのに、もっと便利なものを作りたいとか、手に入れたいとかどうして思わないのかしら?幸せなのかしら?お金がなくて物がないのかしら?お金があっても物がないのかしら?そんな一方、国民の「所得」を増加させ、その結果、国民総所得が世界第2位になった現在の日本に暮らす私たちは、誰もが教育も受けることができ、便利でも便利でなくても物が溢れていて、お金があればいつでも何でも買うことができます。それが「お金さえあれば幸せになれる」となってしまっているような、それで幸せならばいいけれど、お金がなくなってしまうと、私達は、とたんに生活ができない!お家賃が払えない!ぎしぎしに縛られてしまったような感じもします。質素な生活でも安心できるお金が作れて、賢く使う知恵もあって、そして自由に面白いことを考えて形にする自己主張もできて、隣国や世界の人々の情勢に心が痛む、何かできることはないかしらと、心から思うことのできる、優しくていきいきとした日本の人々だったなら幸せかなって思います。今、私達は豊かな環境の中で暮らしている国民であるという実感があるでしょうか?物が無かった時代の人々が大切なものまで捨てちゃって築いてくれたこの物の豊かな暮らしに、幸せの実感が薄いならば、足りないものは何でしょう?だから知恵をしぼって、私たちは私たちの立ち位置で、生まれて目をキラキラさせて生きる子供達とともに、地球に生まれてこの幸せに日々感謝できる心を実現させたい!と思う新年です。
←冷たく澄んだ空気。新年の私の仕事場&部屋(お店のそばです。お店ではありません。向いの建物の向こう側に「ねむの木の庭」があります)のベランダからの景色です。木にはもう桜の花芽が膨らんでいます。元旦の朝から掃除をはじめた私。桜の木には実は緑色の小鳥、メジロが4羽いました。それで「えさ台」を作りました。午後には念願のフレンチトーストを作って食べました。私の日々の午後の時間はお店とお店の奥の仕事場で過ごしているので、作って食べるおやつのような物を食べることができません。元旦にやっと食べることができて凄く幸せでした。思いを残さない生き方をしたいです。そして、地球の美しさを意識できる自然は、いつも近くにないといけないと思います。なぜなら人間は狼に育てられると狼になってしまう生き物だからです^^!私もそんな人間という種類だからです。

●15年になりますが、細々とベビードールをお作りしていて、私が感じることなのですが、言葉にするのがとても難しいのですが、ベビードールの製作を依頼して下さる方は、何かがきっかけで「生命(いのち)」の意味を知った方、知っている方、なのだということです。そうすると世界は、命の意味を知る人と知らない人の二つに分かれて、命の意味を知る人の想いが子供達の心に平和の種を蒔き、種は芽吹いて平和な世界を創るのです。ベビードールを作らせて頂くことは、地球に命の意味を知る人の目印を置いていくようで、私は、本当に嬉しいのです。大切なお子様のベビードールを作る喜びを頂き、ありがとうございます。そして、命の意味を知る人=大切な人に出会えることに感謝致します。新しい年も、皆様のお元気でお幸せな日々をお祈りいたします。


2009年11月28日(土) 「創る」ということと、「作る」ということと
「創る」と「作る」では、距離があります。私がリトルエレファントから販売する作品は「作る」作品です。でも、「作る」前には必ず計り知れないほど内面の深いところへ下りていく作業の過程が入ります。私は、それが「創る」と同質だと思っています。
新しい作品を作るときは、かなり頭を使います。使う布や糸を命あるものだと思います。だから、傲慢でいてはいけません。人の一番賢く、人の最善によって行う姿勢がなくては、いけません。
20歳になったとき、親からの勧めもあって、それならばと一人暮らしを始めて、お勤めもしていて、休日には、小さい頃から、お菓子を作るのが大好きだった私は、お菓子やジャムつくりの本に夢中になっていました。お給料を使って買ってきた憧れの本のページには英国の田舎の愛らしいお家のお台所に真っ赤なりんごが山盛り。古い木のテーブルや椅子や桶。お庭の芝生には野ウサギ。白いレースのテーブルクロス…憧れで胸がいっぱい。本にはレシピが載っていて作り方も書いてありますから、豊かな田園を夢見ながら、忙しい都会で小さな車に乗ってリンゴを買ってきたり、お砂糖を買ってきたり、ガス台に大きめのお鍋でグラニュー糖を使って、まるごと煮つめたリンゴを煮沸したガーゼにごろごろ入れて、ガーゼの上の結び目を棚に打った釘に吊るして、一晩中、ぽたぽたとりんごの成分を雫にして下の器に溜める…。最新式の便利なオーブンより、ガス台の火を利用して使う古いタイプのオーブンがかっこよく見えた。このころの私は、本当に何も知らなかったのです。英国では、電車道の街路樹でも、裏庭にぽそっと立つ野生のリンゴの樹でも、秋になると、リンゴが、いっぱい実って、道にコロコロ落ちていたりして。一本のリンゴの樹に実は、たわわに実るから、そのままほっておくことはしなくて。実は小さくてすっぱいから かじって食べるでもないし、かじって食べるには量が多すぎるし。部屋を温める暖炉の火を使ってお砂糖を入れて煮て保存用のジャムにしたり、タルトの中に入れたり、ぶたのローストに添えたりする。自然の恵みを無駄にせず大切に頂く、素朴で根気のいる作業を経過して、後に棚には可愛らしい保存ビンが並ぶ…それが英国人の生活。(もちろん全てではないけれど)それなのに、東京で、あちこち行って、材料を買いそろえて、作って、真似て…休日の西日射す小さな部屋で満足していた。自分でもびっくりするほど幼くて一面しか見えなかった私でした。日本の物の表面だけ売る世界で、物の表面だけ買って幸せ気分だけ味わう…まるまるそんな虚構の世界にいたから、それが特に大したことだなんて少しも思わなかった。成長するから人間は変わることができるのですね^^ 与えられた時間に感謝します。人は生涯をかけて成長させ続けるべき存在。成長するためにしなければいけないことが多くあると思います。赤ちゃんを授かるということは、赤ちゃんと共に真剣に生きる道がはじまったこと。そのことが自分を成長させていくことならば、赤ちゃんの命、成長の過程、存在は、多くを気づかせてくれる地球からの最大の「贈り物」なのだと思いませんか。
●昨日、フィリピンの幼い兄妹が母親へ仕送りする姿をドキュメンタリーの番組で見ました。まだ小さな兄は貯めたお金で妹を小学校に行かせて、妹を小学校の門まで送ります。お金を貯めては母親に送金し、自分は学校に行かず、一枚20円の袋を路上で売るのです。妹と2歳くらいしか違わない兄。それとは違う日本の豊かさの半端でないこと…買って来たリンゴをガス台で煮つめていた時代のあった私の姿。恥かしくなります。まだ知らないことがあるであろう私を思うと、自分のことを、とても危険だと思わないではいられなくなります。それでも平和への道を模索しつづけます。
…お見せするようなものではありませんが、私の指先です^^空気が冷たくなると指先が冷たくなって力が入りすぎるためか、針であちこち切ってしまいます。…それで、もうすぐ「手だけマイケルジャクソン」になれます。でもマイケルジャクソンは、なぜ指先をテーピングしていたのでしょう?
Another day has gone~ I'm still all alone~ust the other night~ I 'll be there〜 ♪



2009年11月16日(月)詩人「まど・みちお」さん100歳おめでとう!
リトルエレファントの店名は、まどさんの詩「ぞうさん」がとても大きく影響しています。美智子皇后が「The Little Elephant」と英訳された詩集「Animals」が1994年に国際アンデルセン大賞を受賞されました。この年の後半に、私はまどさんに二度お目にかかることができました。そのときまどさんは「私は紙を無駄にしているので天罰が下る」と言われ、私も、そんな風に生きなければいけないと思ったのです。お店を始めるきっかけになりました。今日の新聞では、「100歳なりのアルツハイマーなりのものしかかけませんから、人様にお見せする値打ちがまるきりないものが主だと思います」…と^^ どんな人に対しても腰を折って頭を深く下げて、おじぎをされたまどさんの姿が思い出されます。まどさん100歳のお誕生日おめでとうございます!
…お店で販売している、まどさんの詩集
右は、以前、ぞうさん文庫のお楽しみ会のときに、来て下さった、かわかみたかこさんの絵です。でんでんむしのハガキ\1300((1365)  ネコとひなたぼっこ\1300(1365)欲しい方いらっしゃいませんか? 私は、まどさんの詩のファンです^^
…お客様がFAXして下さったまどさんの新聞記事と、アルミホイルの中の新聞紙の中の焼き芋^^は、夕方近所の6才のこうた君が今日は「おいもほり」だったの、焼きたてだよと、あつあつをプレゼントしてくれました。本当にお庭で落ち葉で焼いたと思われる、しみじみとした焼き芋でした。素敵でした。


2009年11月5日(木)「子どもをバランスよく育てるためのスポット220」
3日前から急激に寒くなりましたが、お元気でしたか?
新刊情報誌のお知らせです。
11/14新刊です。。フランスのミシュランガイドみたいな感じの情報誌の子ども版を作る…ということで担当の方がお店に訪れたのは、もう随分前のことでした。とても礼儀正しい方だったのが印象に残っています。リトルエレファントの紹介を載せてくださることになりました。パパやママに使いやすいガイドブックならば、それはとても素敵と思います。表紙の写真が送られていました。書店でみかけたら、ぜひお手にとって下さいね。出版記念のこのイベントが●2009年11月14日(土)12:30~ ●場所:玉川高島屋 であるとのことです。





2009年10月24日(土) 撮影。東京は午後から雨になりました。 
寒くなりましたね、今日の午後は出かける用事があったのですが、地下鉄に暖房が入っていることに気づいて驚いてしまいました^^; 季節の移り変わりが速く感じられます。ゆっくり秋を楽しみたかったのに。…おや?紅葉がまだでしたのに。順番が違うということでしょうか?もっと地球を大切にしなきゃいけませんね。
…今日の午前中は、お店で某出版社の本の中に出てくる写真の撮影がありました。お仕事をする方々を見学させて頂きました。勉強になります。来年2月の出版予定で、まだ詳細は発表前なのでできないそうです。許可が出たら皆様にもお知らせしますね。お楽しみに!
●本日土曜日。お店の前で朝からお仕事している人たち。お店の前の路地を幼稚園の受験から帰っていらしたお母さんとお子さん。お店からでかけると、地下鉄で新聞を読んでいる女性。カフェに一人座ってケータイを操作している人。楽しそうに仲間で集まっている人…様々な人が同じ時間に共に生きているのだなと、映画を観るように不思議な気持ちで眺めてしまう私でした。


2009年10月7日(水) 嵐の夜に
台風18号を気にしながら、ずっと、ぺれっとちゃんを作っていました。厳密にいうと、ぺれっとちゃんは妖精のような子供なので、「つくる(作る)」のではなくて、どこか私たちの目に見えない豊かなところから、ここへやって「くる(来る)」のですが…。やってくるのは、お家ができた時です。写真を撮りました^^ 1歳になる娘さんへのお母様からの贈り物。そんなお母さんの優しさを知って私はとてもとても嬉しい夜です。このお母さまは、実は、ご自身の結婚式の時にも、オーダーの作品を依頼して下さいました。それから、月日がたって、お子さんが生まれて、1才になって…。感慨深いです。私は幸せ者です。感謝です。明日、可愛く、歯ブラシとか、コップとか、ハンガーとか、おふとんとか、ほうきとかセットしてお送りします^^!パンツやおズボンは前後ろがわかるように、赤い刺繍糸でしるしを刺しました。お話しも第1話「ぺれっとちゃんに はじめてあったとき」がついています。明るくて元気いっぱいのぺれっとちゃん。お届けできるのが嬉しいです。喜んで下さるでしょうか?ご対面に、ちょっとどきどきです。幸あれ!!!

それで今日の昼間は、私は、このぺれっとちゃんの世界をお作りしながら、やっぱりぺれっとちゃんと遊びたくて、ぺれっとちゃんと一緒に家に帰りたい5歳の女の子と一緒にお仕事をしていました。ぺれっとちゃんは、自分のお家ができると、目をつぶったすきに、どこかから、すっと現われるのです。この世界には不思議が充ちていますね…楽しいですね〜^^ でも、お家が先にちゃんとできないと、いけません。
それなので、とても難しいぺれっとちゃんのお家のファスナーつけを、一生懸命縫っている、5歳のお友達です。あんまり真剣なので、こっちむいてとか いいませんでした。
今日彼女と一緒にいたら、彼女のその眼差しとか、思いやりの心が優しくて、幾度も胸を打たれました。言葉の語彙は私以上なので、多くを、はっとさせられました。自分の背中を意識させられました。ちゃんとしているだろうか?
子供の感性は清い泉です。

さて●お店は、秋冬のお洋服の展示になりました。可愛い雑貨もみつけていますので、HPでも、ご紹介していきますね。お楽しみになさって下さい。

日記をしばらくあけてしまってすみませんでした。休みなく、ほぼ深夜過ぎまで楽しく、物つくりしていました。これが私の大好きな日常^^です。急に寒くなりましたので、風邪に気をつけて下さい。ぶどうとか、緑色のみかんとか、柿とか、りんごとか、季節に笑顔でやってくる果物を、どうぞ子供達に小さく切って、豊かな自然の恵みを頂いて、本物の味を味あわせてあげて、いっぱい喜ばせてあげて下さい^^!もちろんご自分でも召し上がってください^^ 自分の身体や心を喜ばせてあげて下さい。生きているということは、本当に、嬉しくてただごとではない素敵^^!なことなのですから。


2009年8月17日(月) 晴れれば猛暑 夜は秋の風
こんにちは、気がつけば、既に残暑お見舞いの8月半ばです。皆様お元気でお過ごしでいらっしゃいますか?お盆ですから、ご実家にお帰りになっていらっしゃいますか?大歓迎されて、美味しいものを食べていますか?たいへんって言われるかも知れないけれど、故郷、田舎に里帰りされる方々がとても羨ましい季節です。私は、一ヶ月以上も日記を更新していませんでしたが、相変わらず、毎日毎日、ご注文頂いた品を、ひとつひとつ楽しく大切にお作りしていました。久しぶりにお作りする作品もありましたので、写真でご紹介しますね。
…生まれた時の身長と体重を合わせて手作りしているオリジナルの赤ちゃん人形・BabyDollお洋服セット、と母子手帳ケース大のサイズです。私がとても大切にしている「生命」を想う作品です。今年の8月に生まれた赤ちゃんです。可愛いです!母子手帳ケースはお兄さんの分のご注文も頂きました。本日の発送致しました^^明日着です。BabyDollの横に置いてある紙はLittle Elephant News Paperです。通販のとき同封させて頂いています。Babyd
…こちらは、生まれた時に産科で頂いた足型をARTフレームにする作品です。久しぶりにお作りしたので緊張しました。ちっちゃな足に感動しました。頂いた足型に生まれたばかりの赤ちゃんの写真がついていて、そちらも感動でした。こちらは、
←手描きで絵を描き込んだシューズです。はじめて履く上履き・室内履きは、緊張しないように、温かみのある、ハンドペイントがちっちゃな子供の心を、必ず安心させてくれると想って作り続けています。内袋と手さげの3点セットです。「小鳥がいいの ピンクがいいの」って来店された2歳の女の子からのご注文^^!作らせて頂いて感謝です。とても楽しかったです。幼稚園の見学とか、児童館とかで活躍です。作って
…アップリケと刺繍で作った贈り物の「しおり」(お名前刺繍入り)。お名前の方を象徴するシンボルがデザインしてあります。贈り主さまからの心が伝わるように、一生懸命お作りしました。どこにもないもの。その人のためにだけ作ったもの。小さいけど、細密で、一点もの。なので、私にとっては、なかなか、凄い作品の部類に入ります。
…さてさて この写真の作品は何でしょう?この写真自体がお客様が創って下さった作品です^^。すごく嬉しくて!!! 何が嬉しいかというと、手作り作品ぺれっとちゃんの保護者あづさおねえさんが、福井県三方五胡に、ぺれっとちゃんを連れて行って下さって一緒に写真をとって下さいました。私は「それは凄いことだ^^!」と思いました。絶景ですし。ぺれっとちゃんの世界でこんな素敵なことができるなんて、想像していませんでした。ぺれっとちゃんの世界が羽ばたいて心温かく元気に広がっていくのは、最高に嬉しいです!あづささんの優しくて素敵な発想に脱帽です。あづささんのぺれっとちゃんも幸せ者だけど、ぺれっとちゃんのこと、お話の感想を、私に伝えて下さる、あづささんがいる、私も、それはとても幸せ者です。感謝。

●実は数ヶ月前から右手の指の関節が腱鞘炎のこの夏のともこおねえさんです。お手紙やメモの文字が乱れていたら、そのせいにさせて下さい。お許し下さい。
●リトルエレファントの店先の食器屋さんから、陶器の食器が私の製作中に6つも盗られてしまいましたT0T 「盗っていく人がいるなんて!信じられない」って言ったら、「置いておいたら盗られるわよ」って簡単に言われてしまいました。おまわりさんも「外にものをだすと、盗られます」って。あ〜そんな世の中は悲しいです。お店で売っているものは、売るほどあるんじゃなくて、お金を払って仕入れているということを知って欲しいです。ね!(>_<)

めげません。
皆様もファイティ〜ン!

2009年7月1日(水) 水晶みたいな雨。梅雨ですね。
7月になりました。皆様いかがお過ごしですか?東京は梅雨空続きですが、緑のコントラストが美しくて、まち全体がしっとりして、水の星、碧の地球を想います。昨日は6ヶ月の赤ちゃんをだっこしたおばあちゃまとお母さまがお店にご来店下さいました。赤ちゃんはまだふわふわでちっちゃくて、こんな可愛い赤ちゃんと一緒に過ごせる、手塩にかけた美味しいお料理を作って食べさせて育てていくことのできる、親という人は、幸せな人なのだと思わないではいられません。お子さまは、まだ6ヶ月の赤ちゃんだけど、陶器の子供用のマグを買っていかれました。
…店先の雑貨^^
小さい頃から陶器に接して生活すると、丁寧に大切に扱う技がみにつくから、私も賛成です。心にも、いいと思います。実は、ぺれっとちゃんが食器屋さんを始めたので、私も食器屋さんを始めました。リトルエレファントの店先にです^^!六月から、少しづつ雑貨屋さんっぽく、不思議なお店にしていっています。マグを買って下さったママは、この値段なら、まちがって割ってしまった時に、経済的に苦しくないと…。480円。少しづつですが、150円〜現在は12種類になりました。普段は素どうりしてしまうような、OLさんや、おばさんたちも、お店に入ってきてくださいます。お店の中の赤ちゃんの可愛いものを見て、この世界には、みんなで育てていくべき赤ちゃんが生まれて、育っているということを気づいて欲しいと思います。一人一人が視野を広くして心をまっすぐにして生きていくことが、赤ちゃんたちの、大切な環境になるのだと私は、信じています。みんなファイティ〜ン!

…夏にお店の前のテントに葉っぱのひさしができるように、植えました。毎日どんどん伸びている、沖縄の「ゴウヤ」です。お客様からの推薦です^^へえ〜って聴いていて、先日、近所のスーパーに行ったとき、200円で苗を売っていたので、これかぁ^^と思って買いました。夏にゴウヤがなったら、またお知らせしますね。お楽しみに。
…外が楽しい雑貨屋^^?なので、入ってすぐの横も^^!髪ゴムを作ってみました。どうですか?左は今、私もしています。大人も子供もできます。ちょっとアンティーク風なボタンとチェコガラスと透明なバラのプラスチックボタンをつけた私の手作り髪ゴム一つ580円(写真左)。右は、赤ちゃんから使える、(ふさふさ髪の赤ちゃんには、頭の上でちょん、と結んであげたい、暑い夏)優しい色の布で作ったヨーヨーキルトで作った髪ゴム一つ480円(写真右)です。上に写りこんでいる、ハサミは260円。先の丸い安全な刃にはものさしのメモリが刻んであります。(価格は税抜)
…ここが、今、私が座って、PCのキーボードーをぱたぱた打ちこんでいる、作業場の机のはしから、お店の入り口を写した写真です。ドアの向こうに見える緑色の木が、いつも、私の心を優しく充たしてくれています。この机で創作もするし、縫い物もします。あっちのドアから、お客様が入ってきます。子どもたちが、にぎやかに駆けこんできます。ちっちゃな子供たちのために、ドアは二重になっていて、木のドアは、向こうから手で押すだけで入れるようになっています。はさまっても怪我をしないように^^vと考えました。
●追伸:お店は、だいたい、こんな風に、灯りがぽつぽつ、ついています。暗いでしょう?静かで、地球と寄り添いたくてです。お客様がいらっしゃると、天井のスポットライトたちををつけています。お休みだと思う人がいるのですが、ちゃんとやってま〜す。ささ、梅雨明けまでの、この季節、海と陸の挟間で生きる「かに座」の私にふさわしい時とおもっています。皆様、お洗濯が乾きませんか?でもどうぞ、この時も楽しく、お体を大切に、お元気でお過ごし下さい。そうそう、昨日、6月25日に誕生した赤ちゃん れいなちゃんのお母さんから、BabyDollのご注文を頂きました。一週間前に誕生した命。想像すると、心がわくわくしてきます。れいなちゃんの人生が幸せな地球でおくられますようにと願います^^!
そうそう、

2009年5月8日(金) 虹
ぺれっとちゃんから、あなたへ虹の架け橋^^で〜す。しっかり受け取ってくださ〜い!
4日連続雨降りです。今日の夕方、カチカチカチと可愛い音がして、お店の前に赤い自転車を留められたお客様を出迎えに表にでたら、まあ!虹が虹が虹が、胸がどきどきしました。紫の下の赤の色の深みが特に美しかったです。虹が消えてまもなく、また東京はどしゃぶりの雨になりました。虹の出現も太陽が西に沈む数分の雨と雨との隙間でした。オーロラもきっと虹みたいなのかしら?朝読書に「長い旅の途上」星野道夫著の再読をしています。村上春樹さんの文章は巧いけど私にはどうしても消耗品になってしまう。星野道夫さんの文章は巧いけど、喜びと愛に溢れてる。だから何度読んでも心に美味しい栄養です。朝にすがすがしい良い文章を読むと、全てを肯定する勇気がわきますからお薦め!朝読書…目が覚めたら、すぐに起きずに窓からの太陽の光で良い文章を読む=脳の朝ごはん。お試しくださいませ。

2007年12月28日 ママのお腹の中で歌った記憶とユニセフ募金…
私は歌が好きで、仕事をしていても嬉しかったりするとついつい好きなフレーズを口づさんでいることがあるのです。今年時々私の仕事場で一緒に過ごさせて頂いている3歳の女の子といるとき、私がやはりいつの間にか口づさんでいたら、続けるように彼女が私の知らないメロディーを口づさみ始めました。それがとても美しい旋律だったので私も覚えたいと思い、ちょっと尋ねてみたのです。「今の歌もう一度歌ってくれないかしら?ともこお姉さんも覚えたいの」って、そしたら「私がママのお腹の中にいたとき、ママが歌っているのが聞こえてきたの、この歌は私がママのお腹の中でママとしっしょに歌っていた歌なの」と、さらりと凄いことを言いました。私はただただ神聖な想いにとらわれて心を静かにするばかりでした。私は小さい子供が語る言葉はいつもまるまる信じます。小さい子供の素朴な言葉の背景には地球からのメッセージが読み取れるからです。厳粛な気持ちになります。●そういえば日曜日の午後、ハンドインハンド、ユニセフの募金へ自転車を走らせました。青空が澄み渡った東京の空の下を自転車で走るのはとても気持ちがいいのです。もの凄く寒いけど。私が尊敬する人物も募金箱を持って立っているのです^^v 心がうきうきします。さて自転車で10分ほどで行くことのできる恵比寿ガーデンプレイスの大会会場の坂道の途中に小さな子供達も募金箱を持って並んでいました。「募金をおねがいしま〜す」と可愛い声で一生懸命呼びかけています。小学校低学年だと思います。半袖の男の子は腕に鳥肌が浮き立っていました。私は子供達の前に立って胸に付いている名札の名前を読んで「○○ちゃん、○○ちゃん、○○ちゃん、みんなとっても偉いですね^^」名札の無い子にはお名前を尋ねて、おはなししてたら、私の目の前にいた女の子が「からっぽなの」と話しかけてきたのです。私を見上げて募金箱を振りました。音なし。確かに空っぽ。「あなたは?」と私が隣の子に尋ねると「わたしも」と答え、募金箱を振ってくれました。結局、全員空っぽ。私は言葉もなく息も飲み込んでしまいました。半袖の男の子が「あっちばっかり」と募金活動にボランティア参加している首から募金箱を下げた有名人、芸能人を見やりました。私もその男の子に促されるように同じ視線でその世界を眺めてみると、有名人に群がる日本女性群集の一種異様な雰囲気。私の近くを通った女性に「こちらにも募金おねがいしま〜す^^」と私は声をかけてみました。すると「もうお金ありませ〜ん」と調子のいい声が返ってきて驚きました。思いやりのかけらもない。100円だって10円だっていいのに。簡単に嘘を言える大人。子供の目から見える日本の大人社会の現金なことといったらはなはだしい。私はさっき飲み込んだ息が身体の中で震えました。心のない慣れた言動は怖く感じます。私も気をつけないと同じことをする可能性がある人という生き物ですね。●ユニセフはそもそも「世界の子どもたちの生命が守られ、健やかに成長できるように」と募金活動をしています。世界には命を失う子供達が絶えない悲しい現実があるのです。現代の豊かな日本では飢餓で命を失う子供はいないでしょう、その豊かさの上書きに周囲の状況が見えなくなる大人達の内面が丸出しの姿を見せられるのは同じ大人としてどうしても恥ずかしい。日々育つ純粋な子供達は、別の意味の飢餓に襲われているのが現実ですね。大人がしたことを子供はなぞっていくのです。わずか数年前には母親の胎内で羊水につかって守られていて、ママの歌が聞こえてきて、一緒に歌っていたお腹の中の生命たち、数年後のまだ柔らかい心の生命達にこんな現実がやってくる日本社会の人々は、どうしたの?神を失った行動?どうしたって劣化しているのでは?次世代を思いやっているとは言えない。世界が見えているとは言えない。日本では国家の品格、女性の品格と「品格」という言葉が流行っているようですのに…。私は品格のある美しい人の世で暮らしたいと思います。子供達を過ごさせたいと思います。
…生まれたばかりの妹さんと一緒に来てくださったお友達のもりくんです。まっすぐな言葉を聞き、澄んだ瞳を見ていると、ともこお姉さんは想います。やっぱり人は使命をもっていると。人々の手で平和を実現することは地球に生まれたものの使命なのだと。
日のように静かで冷たさのある空気
2007年7月21日 河合隼雄さんの訃報 
昨年8月に倒れ意識が戻らぬまま「よろづ相談所病院」19日午後に逝去、とありました。病院名から河合氏の生きた全てと死に向かうことにも意志が感じられました。私はその訃報を知らなかったのですが、19日はすべきことが終わらず朝になってしまい、TVの喧騒は嫌いな私が信じがたいことに早朝にTVをつけたのです。通常私のTVは音声がOFFになっています。なのに番組とは別に下に帯状にテロップが左へ流れていて「…文化庁長官」と書かれた文字が今、消えて、え?「前の文化庁長官は河合氏?が何か?」しばらく違うチャンネルも視ましたが繋がる情報は何もありませんでした。仕事場に来てからネットで検索しても特に何もなく。しかし神戸新聞で検索すると河合氏逝去の訃報がありました。朝の胸騒ぎを思い出しても…次第に私にとってとても大切な人がいなくなってしまった気持ちが強くなり、胸が苦しく痛みを感じるようになりました。恐れ多い方で近い存在ではなかったけれど執筆から私に多くを教えてくれて多くの楽しみを与えて下さった人でした。機会があると講演の聴衆にもなりました。「子供の宇宙」が出版された時は講義の後に一番でサインをして頂きました^^嬉しかった。とても偉い人なのに気さくなしゃべり方が親戚のおじさんみたいに身近に感じて。「母性社会日本の病理」を読んだ時は最後に執筆時の河合氏の写真を見て、その写真があまりにも若くて「想像できない!」と驚いたことたくさんの思い出が私にはあります。河合氏との出会いのそもそものきっかけは河合氏が子供の本について半端ではない読書をなさる方だったからです。私の20代は子供の本との深い出会いがあり、ずんずん惹かれて夢中になっていって、渇望があって、そのあたりで河合氏が子供の本につての執筆されいることに出会ったわけです。河合氏の半端じゃない深い読み方と人の心に繋がる興味深い内容と独特の読みやすい文章は私をどれほど教え励ましてくれたかわかりません。子供の本とは無関係な仕事仲間の中で子供の本について語り合えるような人がどこにもいなかった現状もありました。子供の本や童話は子供のもの、童話の創作も心に秘めて行うもの、のような感じも私の中であったのだと思います。その状況で河合氏の執筆に共感したり、なるほどと、もっと深めるきっかけになったり。紹介されている本をじっくり自分なりにいくらでも読み進むことができたのです。「ヒルベルという子がいた」「ヨーンじいちゃん」も河合氏の著作からの紹介で巡り会えました。有難いことでした。それも私の20代の私の人生の大切な時期に出会えたという「時期」についても幸運なことだったのだと、感心するほどのことです。多くの著作を既に執筆されていた河合氏には感謝の気持がいっぱいになります。そして子供の本から幅を広げ河合氏の専門の心理の領域の著作も随分読むきっかけになりました。童話創作に物凄い執着がある私の精神と河合氏の執筆は深い関わりがあったのだと思います。…さて出会った数々の河合氏の言葉の中でも私が早い時に妙にしっかり受け止めたのが、教師陣の教えのとおり教師陣の期待する論文を提出すれば問題なく資格も得られ何不自由なく卒業?のところ、そうすることができなかったという件。どうしても違うという自分の心の中の想いを優先させた事実。チューリッヒ、ユング心理勉強中のいきさつ。自分の直感や気持ちに正直に生きる生き方を貫き通すことが当人にとってどういうことなのか。私に都合のいい解釈かも知れませんが凄く嬉しい記述でした。私は小さい頃から、全てにおいて、自分がどうしてそう想うのか?どうしてそう感じたのか?が大切でした。その問を優先するようにできているのです。その問を持ち続け長い時間かけて考えているのが私の人生になりました。解説本ではこう書かれているとか本人の回答は…などと言われても、それはそれでその世界であって。私の観点は私という人間の中に集中していくのです。私曰く「河合式」。ゆとり教育を提唱して日本は落ちる所まで落ちたほうがいい、落ちる寸前の数センチのところで皆してもう一度あの昔の同じバブルを頭に描いているから…云々の発言は異論を唱える多くの方を出したかも知れませんが、河合氏が望んだのは日本の国民の一人一人の心が成長するための転機を得る機会をどうすれば?だったのではと私は受け止めています。私は子供時代、遊ぶことから、どれほど自然の教えと想像力をこの身体と心に取り入れたか計り知れないのです。遊んでいる時は地球が宇宙が親のように私をこよなく無条件で愛して教えてくれていたのです。小学校からのペーパー上の記憶していく勉強が結局のところ私には冷凍の米飯類を食べされられていたようであったと思い出されるところです。そんなことでは社会では☆はつきませんが。私がどのような生涯を生きるかは、わくわくする私のテーマなのです。そんな私の生き方で私が迷いなくいられるのは、ひとつには河合氏の言葉を読んでは、楽しいごはんのように食べていたからかもしれない。天に召された河合氏へ感謝の気持を込めて。
…お店に来て下さった赤ちゃんです…眠くてしょうがない赤ちゃん。赤ちゃんはこんなにも愛らしいのって教えてくれる赤ちゃん。

2007年5月5日 子供の日 私は仕事場で静かに何かを作りたくなる 
春は命の息吹。まだ冷えた大地にシャボン玉のように吹きあがる命が目に見えるような4月だったのに。強い声で鳴く小鳥の声を追って外に出たら、夫婦の小鳥が巣作りのために鳴き交わしていた4月だったのに。硬い樹木の枝先から、きらめくような芽吹きが始まった4月だったのに。もう5月。耳を澄ますと、チッチッチッチッ 雛がどこかで小さく鳴く声が聞こえるのです。樹木には若葉がわさわさ茂っているのです。小鳥の声は店の前の細い路地の電柱の上かな?真下に立って見上げ、良く目をこらして見ても何も見つけることができません。ここでこの文章を書いていると、外でさわさわと音がして枝葉が風にそよいでいるのがわかります。じっと見ると、開けたドアから見える樹木の若葉が吹く風に優雅にしなってリズムをとっています。私の耳に聞こえるのは枝葉のそよぎ。でも樹木には地球が歌う一つの歌が聞こえているの?その歌、できたら一緒に聞いてみたいと耳を澄まさずにはいられない。風が吹くたびに新緑や真白な花たち小さなスミレ、もっと小さな草も皆聞き耳をたて嬉しそうに同じリズムをとって体を揺らしている。その樹木や草花の従順を私は見習わないわけにはいかない。
 
お店のぞうさん文庫の「えほんの時間」に通って下さる3歳の女の子がここのところ絵本「正しい暮らし方読本」(五味太郎作)が気にいってしまい、リクエストにこたえて一番最後に毎回メニューから一つ選んで特別に読んでいたのです。先日私はちょっと尋ねてみたのです「どうしてこの絵本がそんなに好きなのですか?」すると、彼女はとても真面目な顔をして私に言いました「私には まだできないことがたくさんあるのです。だからこの絵本を読んで できるようになりたいと思うのです」と。私は、あまりにも的確な答えに、はっと気づかされました。服を着るのも、ボタンをとめるのも、靴を履くのも、お箸を使うのも、思うようにできない。そのことを子供は充分自覚しているのでした。私もそうでした。不覚にも忘れてしまっていました。そのことにはっと気づかされました。子供のその謙虚で真っ直ぐなエネルギーと精神はタフでなんと尊いものなのでしょう。子供の従順を私は見習わないわけにはいかない。さてタイトルを出したので、少しこの絵本について追記しますと、この絵本は何でもできて何でも知っていると思っている大人が子供に教えるための「正しい」とは少し違って、例えば魚の正しい食べ方では、最後の下りで…食べられた魚があなたに食べられて本当に幸せだったと思えることが正しい魚の食べ方です^^v というように書いてある絵本です。

さっき、仙台から今日の朝5時前に生まれた赤ちゃんのベビードール製作依頼のお電話を頂きました。地球に命の誕生があることは神が我々を許しているから…のように書いたのは、インドの詩人タゴールですね。写真はちょっと遠くからお母さんと一緒にいらした姉妹です。ベビーシリーズの小物のできあがりを、宅配で送るのではなくて、お店での受け渡しをご希望になられ電車に乗って旅していらっしゃいました。い〜ち に〜い と数を数えて、上手に かわりばんこ に車に乗っていました。

2006年8月20日 迷子
残暑ですね。夏が走るように過ぎていきます。小さい子供のいらっしゃるお家では子供達が海や山へ大人を導いてくれるのでは?子供の存在は地球からの贈り物のように思えて仕方ありません。今日は、お店に稀に不意にやってくる「おじさん」のことを書きます。名前もどこに住んでいるのかも知らないおじさんなのです。お店のドアがふわ〜って開いて、「でんでんむしがいたからさ」とか言って、指先に一匹つまんで私に持ってきたり。お店の前にトラックを止めて「アサリ取ったからさ」とか言って、洗面器いっぱいの海でとってきたばかりのアサリをかかえてたり。「だいこんあげようかとおもってさ」とか言って、お店のドアより大きい緑色のはっぱがワサワサついた立派な真っ白い大根一本持って入ってきたり。10年も前、お店を始めた頃すぐそばに砂や砂利の小さな集積場があって、おじさんはそこで一日中一人でオレンジ色の小型シャベルカーを操作していました。歳月とともに集積場は駐車場になり、おじさんの姿は挨拶する間もなく消えました。そのおじさんが一昨日「梅干ができたからさ」って持ってきてくれました。おじさんの住まいの近所に代替わりして農家を辞めたお家があって、梅の木には毎年実がたわわになるけど放っておかれて駄目になっていく梅の実を見るのが辛くて?血が騒ぐのか?おじさんが莫大な数の梅の実の世話をして4年前に一人で漬けたのだそうです。梅干作りって干したりして手間がかかるから、おじさんの愛情がこもった梅干しなのです。食べたらちょっとすっぱかったけど美味しい梅干でした。私に下さるとき「こんな入れ物で悪いけどさ」って。例の「あさり」は今年は一人につき小さな袋一つしか持って帰れなくなったそうで「つまらなくなったな〜だんだん遊ぶところがなくってさ」と残念がっていました。その時、潮見表という冊子を見せてくれて、中に「月の満ち欠け、潮の満ち干き」カレンダーがあるから説明してもらったのですが、宇宙−地球−おじさん が手を繋いで直結しているように思えて、私は妙な気持ちになりました。おじさんの目の奥をじっと覗きこみたくなってしまうのです。私は3歳の時、渋谷の交差点近くの歩道を家族と一緒に歩いていた時、あまりの通行人の激しさのために親からはぐれてしまい交番で保護されたことがありました。親を呼ぶ私の声を聞いて私の手を優しくつかんで導いてくれた人がいて、なんと私は、この人のことを父だと思い込んだのです…3歳だから。その人が「ここで待っていてね」というから、私は安心して待っていたのです。山手線高架下の交番。おまわりさんと紙風船をポンポンついたり、絵を描いたり、うどんを出前でとって一緒に食べたり。安心して遊んでいました。遊んでいるうちに私は自分の情報をいっぱいおしゃべりしたらしく、祖父の家に連絡が入り、慌てて父が私を迎えに来たというわけです。両親が私が行方不明になっていることに気づくのが遅れたのは、父は私が母と一緒にいて、母は私が父と一緒にいると思って別行動?していたためのようです。さて、交番に私を迎えに来た時の父の表情が忘れられません。心からほっとしたように抱きかかえてくれました。それ以来、私は普通に思っていたけれど小学校の高学年になっても父は雑踏で私と手を繋いでいた時がありました。今思うと、父は私が迷子になった時、よっぽど怖い思いをしたのだと思います。もしかしたら、あの時、父は、もう二度と生きた私に会えないと思ったのです…そんな感じがする。…生きていたら、ここに来るおじさんくらいかな?海や山や畑仕事のことを、まるで子供が夢中で遊んだ様子を報告するように私に話すおじさん。昭和の初めに子供時代を過ごした人たちの特徴。おしゃべりしているおじさんの前で、私はおじさんの目の奥の奥を息を止めるようにして見てしまうのです。そこに病気で亡くなった父が私に会いたくて来ているような気がして。私はそんな気持ちになるのです。…うだるような残暑ですが、少し涼しくなりましたでしょうか?


2006年6月6日 道草
緑の美しい季節ですね。爽やかな風が吹くから、この頃はドアと窓を開け放しておける貴重な日々です。どこか冷たく湿っていて、埃がなく、まだ蚊もやってこない5月の終わりから6月の梅雨入り前。お店の奥でベビードールやシリーズの作品を作ることに夢中になっていると、道を過ぎる人の声が静かな空気の中から歌うように聞こえてきます。その中でも、今日、私の気を惹いたのは、遠くから聞こえてきた不規則な小さな鈴の音、だんだん近づいてきて、もう、すぐそばの時、「お花は折れちゃうから気をつけてね…」優しいお母さんの声。本当に素敵な声でした。いったいどんな方なのかしら?と、ちょっと気になって、外へ出てみることにしました。もう行っちゃったかな?でも、路地にはすぐ目の前に、小さな子供とお母さん。好奇心に瞳を輝かせながら歩く子供の姿には、ゆっくりした歩調のあたたかいお母さんの眼差しが見守っています。親が子供に、社会へ、世界へ、地球へ、と導くあたたかい光景でした。きつねの巣立ちとか、ふくろうの巣立ちとか、自然の美しい映像の中で生き物の姿を伝える番組が多々ありますが、どうして人間の親子のこうした姿の番組はないのかしら?あったら、多くの人が感動したり、穏やかな気持ちになったり、「人」というものがとても素敵で、「人」に憧れを深めたりするのに…と考えが頭をよぎりましたが、子供の心と親の心の繊細な光景は、「神聖」でその親子のためにも、そっとしておくべきものなのだと思いました。私はこんな親子の姿を見ることができ、今日はとても幸せな気持ちになりました。親子のゆっくりした歩みが、情緒が豊かで安定していることを示して、私に、とても美しく伝わってきました。鈴の音は、子供の右の靴の後ろに縫いとめられた、まんまるの小さな鈴でした。
夕方になって、また、小さな子供がお母さんといっしょに…彼女は、店先の小さな花畑にしゃがみこんでキャットテイルの花房をいつまでも、いつまでも、握っているのです。「ねこのしっぽ」の名前のごとくふさふさの柔らかい毛が生えている植物。私も彼女の隣りに座って同じようにしばらく花房を握ってみましたら、確かに何か伝わってくるようです。子供の頃に親におんぶしてもらった記憶のような、私が安心して穏やかな気持ちになっていくのが感じられました。本能から花房を手に握り続ける子供は柔らかくて気持ちいいから続けるのでしょう。小さな子供が感受性を守るには、愛のある母親の眼差し、父親の眼差し、大人の眼差しがなくてはいけない。優しさとは、形があったら、こんな風に柔らかくて握っていると伝わってくるものなんでしょうね。


2003年12月31日 世界が私としっかり結ばれているという実感
いよいよ年の暮れですね。皆様は、どのような一年をお過ごしになられたでしょうか?いい年でしたか?したいことをおもいっきりできた年でしたか?たとえ、こんなはずではなかった…と思うようなことがあったとしても、それは、全部自分が選んだことの結果という自覚が大切だと、私は、思って生活しています。
さて、今日は、3人兄弟のベビードールと今日がお誕生日の兄妹さんのベビードールを一心に仕上げて宅配便のお兄さんに手渡しました。明日、日本を旅して、お家にたどりついて、家族の方に抱っこされて、みんなに喜んで頂けると本当に嬉しいのですが…想像すると私は、笑顔になります。昼間には、函館からいらしたお姉さんにお店の場所を教えてあげようとしたら、お店がやっていたのでと、入ってこられたお客様がありました。「函館」と聞いて、なんだか、不思議な感じがしました。私は、まだ行ったことのない美しい場所。そこに住んでいる方と、今日ここで出会って話ができるなんて、お店ならではの特典です。その方が、ソファーにあった、シュルビッツの絵本「DAWN」英語版(邦題:よあけ)を見て、「家にある」というかすかな声を私は、耳にしたのです。もちろん私は、興味津々。何故って、「よあけ」が家にあるっていうのは、かなりのもの。えほんをよく知って読んで大好きな人であるはず。話すうちに、函館では、えほんの読み聞かせもなさっていらっしゃるとのこと、5歳の娘さんも一緒だったので、私も、嬉しくて三人にソファーにお座りいただいて、アンナクララ・ティードホルムの絵本「たたいてみよう」を読みました。今年の読み納めですね。読み終わったら、間髪をいれずに娘さんが、「おもしろかった」って言って私を見て、三人が並んで、拍手して下さって、私は、ちょっと照れくさかったです。でもこうして、4人の素敵な一体感は、私にも、嬉しい思い出になりました。5歳の彼女の心にも、このような短い出会いであっても、いつまでも心に残る出来事になったらいいなって思いました。「大人の心が動くとき、こどもの心は、踊る」河合隼雄さんの言葉。そして、レイチェル・カーソンの「知ることは、感じることの半分も重要ではない」という言葉。どちらの言葉もいつも私の耳に聞こえてきます。聞こえてきたら実行しなくちゃ。

さて、今年は、ほとんどすべてを制作に情熱を傾け過ごしました。全然嫌にならないのは、きっと作りながら私の心が動いているせいでしょう。以前、童話作家の角野栄子さんが、心が動くってどういうことかわかる?とおっしゃって、とても解りやすい例を話してくれました。魚釣りの例です。朝から日がな一日釣竿を持って、じいっと川辺に座っていられるのは、見えない世界を心で見ているから…魚が近くにやってきて泳いでいる様子を心が見ているから…つまり心が動き続けているから。竿の先に餌がなかったり、竿を持っていなかったら、心が見えない世界を見ていなかったら、一日中じいっと座っているってことは、できません。どう、解りやすいでしょ。
さて、それでもその中で、どうしても、おでかけしたのは、5月に銀座での星野道夫さんの写真展「星野道夫の宇宙」と、6月に銀座教文館での自然写真家・森本二太郎さんの写真展(センスオブワンダーの写真を撮られている方です)。6月に世田谷文学館で絵本のホフマン原画展と松居直さんの講演。7月に現代美術館での船越桂さんの彫刻展と、8月の丸ビルでの「ガイアシンフォニー」映画監督:龍村仁氏とスーザン・オズボーンさんの対話コンサート。これだけ。(実は、11月に私の心をとりこにした不思議を探求するためにでかけましたが、これは、またいつかじっくりと…)不思議なことに、星野さんの写真展を見た帰り道、叔父にばったり会い、連れの方が以前星野さんの取材にフェアバンクスに行かれた写真家だったことがわかり驚いて…。彼は、その後、取材の際の星野さんの資料を送って下さいました。フェアバンクスのご自宅のキッチンでサケをさばく星野さんのお料理中の写真は、印象的でした。森本さんとは、夕食を共にし語らい。船越さんの彫刻展では、広い展示会場に自然に配置された一体の彫刻から視線を感じて、傍へ行くと、彫刻の視線は、私にではなく彫刻自身の内面へ向かっているので、私は、ぼうっと考えるでもなく見ていたら、いつのまにか人だかりが…我に戻って何事かと観察すると、その彫刻と私が瓜二つで、私をみんながモデルさんなんだと言い合っているのです。私には、覚えのないことだし、私は、その彫刻を男性だと思っていたので、大変驚いて…しかし、「…惹かてやまないのは、見ているものを通して自分の内面を見ているからだ」と書かれた星野道夫さんの言葉を思い出し、私と彫刻の不思議な関係に驚いて…そして、龍村仁監督のお話の中に、星野道夫さんの映像と奥様のことがちりばめられ、ああ、ここでも私の興味が繋がっていると嬉しく思いながら戻ると、PCのメールに星野さんの奥様からのメールが届いていて(奥様とは、私が一方的に本を通して知っているだけで面識は、ありません)目の錯覚かと思ったほど。そして、12月には、龍村仁事務所の方が、メールを下さり。お店のことも私の作っているベビードールのこともずうっと前から知っていらしたとのこと、龍村監督のお子さんたちのベビードールを作らせていただく事になりました。私は、本当に嬉しかったです。実態の見えにくいこの世の中で、鎖のようにしっかりと繋がっている確かさを思い知ったできごとでした。それと同時に、もっと、お掃除をしっかりしなくちゃとか、誰が見ているかわからないから、窓ガラスもしっかりみがかなくちゃと、反省する事しきりでした。
来年も、自分に真実に、そして、自分を生ききる生き方をしたいと思います。お手紙や、はがき、メールを下さった方に心からお礼を申し上げます。とても嬉しく拝見しています。ありがとうございました。
年の暮れに平和を祈りつつ


2003年8月21日 「散歩の達人」の表紙になって… 
材料の仕入れのために朝早く家を出て、背中にリュック両手に大荷物の私は、やっとのことで目黒駅に帰り着き階段を上って改札を抜けお店のある白金台の方向へつつっと歩いたとたん、にぎやかな声にはっとして、そちらを見ました。人ごみの中にめだって、赤いのぼりの旗が出ています。お弁当売り?今日は、何の日?などと考えながら、横を通り過ぎようとしたとき、にわかに「散歩の達人、本日発売日です!」よくとおる声が聞こたのです。見ると人々の身体の隙間から、台の前や横に貼られた雑誌の表紙ポスター20〜30枚に私の作っている「リトルエレファントのベビードール」の写真がそれぞれ大きく写っています。「えぇっ!」強い衝撃に弱い私は、胸がどきどきして、息もたえだえ、なぜかものすごく動揺しました。日頃、物を作ったり、考えたりすることに集中して寡黙に時間をついやしているので、取材のあったことも発売日もすっかり私の記憶からなくなっていたのでした。一度店に帰り、せっかくこんなにして頂いたのだから一冊買おうと、感謝の気持ちを込めて、1000円札をズボンのポケットに入れて(雑誌は、一冊550円)、自転車をこいで駅へ、しかし、まだ動揺していた私は、どこでどうしたのか、1000円札を出そうとしても、どこにもないのです。ああ、自転車の鍵をかけた時かしら?しかし、どこにもありません。これで、さらに動揺に追い討ちがかかりました。しおしおと、店へ戻って、今度は、おさいふを首から下げて再出発。普段は、自分でもゆったり生きているつもりの私がこんな失敗をするのも何だかおもしろいものだと思いました。
「散歩の達人」(交通新聞社)表紙も中の写真も美しくレイアウトもとっても洗練されていると思います。私としては、とても恥ずかしいのですが、私がベビードールを作っている様子も小さく載っています。私が一生懸命針でちくちく縫うように、雑誌の製作にかかった多くの方が心を込めてお作りになったのでしょう。お近くで見かけたら是非お手にとって下さいね。そういえば、後で、気が付いたのですが、「散歩の達人、本日発売日です!」と大きな声を出していた方の一人は、取材にいらした女性でした。みんなの一生懸命な姿は、とても美しいと思いました。
思いがけず3度も目黒駅へ通った私は、勇気を出して右下の写真を撮りました。


2002年12月31日 大きな古時計
童謡「大きな古時計」の元になったおじいさんの時計は、アメリカのマサチューセッツ州にあったと聞きました。私は、20世紀の最大のファンタジーといわれる「トムは真夜中の庭で」の中で重要な鍵をはたす時計のイメージからか、又、重厚な古い木製家具のイメージからかイギリスやヨーロッパをイメージしていました。
この11月にマサチューセッツ州のエリック・カール(絵本作家)さんを訪ね、ニューイングランドの街並を自分の足で歩くと、イギリスにとても良く似た、古いものを大切にする人々が住んで歴史を作っていることに気ずきました。西海岸とは、おもむきが異なるとは、聞いて知っていましたが、やはり、自分の足で歩くこと、体感の大切さは、全く新たな発見を私にさせてくれるのです。大切なことです。
夜には、市民ホール(古い石造りで、とんがり屋根が時計台になっている大きな教会のような建物を想像して下さい)から、重たい鐘の音が時を告げました。音は、決して怖くなく人々を見守るあたたかい音でした。
マサチューセッツ州から北へ一路バーモント州にお住まいの絵本画家ターシャ・テューダーさんのお宅を訪ねた際、息子さんから「これは本物ではないけどグランドファーザーズ クロックだよ」と息子さんの建てた小屋にあった大きな時計を私に説明して下さいました。そしてテューダーさんとお茶を頂いた、大きな薪ストーブのある居間に本物のグランドファーザーズクロックがあったでしょ。と教えてくださいました。本物とは、大きな箱を開けて、分銅がついていて、それによって動いているものだそうです。この話を聞きながら、その時、私は、はじめて、おじいさんの時計は、おじいさんの所有していた時計ではなくて、「おじいさんの時計」という名前を持った時計だということに気ずいたのでした。そして、この「おじいさんの時計」は、ニューイングランドの人々に代々受け継いで深く愛されていることを知りました。

小さい頃、私の家には、柱時計がありました。柱の高い所についていて父が時々踏み台に乗ってガラスの扉を開け、ねじをまいている姿を、私は、なんだかとても崇高な事をしているのだという思いで、息をのんで見守っていました。ある日、一人で家にいた時、柱時計の時を告げる鈍い鐘の音の数と時刻とがぴったり合っていることを大発見し、鐘を打つ音を数え、他の時計と比べるために、家じゅうを踊るような気持ちで駆け回った事を覚えています。日本の家庭にあった大事な柱時計は、今どこへ姿を消したのでしょうか?かつて日本は、戦争で中国の様々な発展をとても遅らせることになりました。今、日本の企業は、中国を開発することで古い物をどんどん壊していると聞きました。今年は、「大きな古時計」の歌がラジオから幾度となく流れて聞く機会が多くありました。その時、必ず私の胸は、詰まってしまって、仕事の手元がかすんでどうやっても涙がこぼれてしまうのでした。それは,砂糖のように優しかった父が一月末の検査入院から末期の肺がんの診断。自宅での在宅医療から、病院の緩和ケアー課での闘病生活の末、6月の終わりには、天に召されたのです。私は、何故だか、そうなることを聞いても全く信じていず、天に召される深夜3時過ぎの瞬間も、息が静かになって「、あぁ、呼吸が楽になったから明日は、もっと元気になるかもしれない。」と本気で思っていたのでした。それから、ずうっとそしてこの年の暮れも時折とても美しく丁寧に歌う「大きな古時計」が父を思い起こさせるようにラジオから流れるのでした。こんな風に歌を聴く人もきっと多くいらっしゃるのだと思います。私は、昨年9月9日にロスを発って日本に帰国し、その数日後にニューヨークの同時多発テロ事件が起こりました。同年の暮れには、インドのカルカッタ・ハウラー駅で戦車や武器、兵士を乗せた長い貨物列車がカシミール地方へ向かうのにでくわしました。この時、両国に核戦争の準備が整っていたことは、最近明らかになりました。先月11月私は、一人、ボストンからロスへテロの際ツインタワーへ突っ込んだ同じ時刻の飛行機に乗りました。飛行機の中で私は、もしこの飛行機が…と想像して、恐ろしい気持ちを体験しました。さて、本日のオーダーメイドの製作が終わりました。黒ネコ宅急便のお兄さんがかかえるように運んでくれました。明日、喜ぶ顔がいくつあるでしょうか?私は、子供たちにたくさんの幸せを願います。特にオーダーメイドでその方がお使いになるものを手作りする時は、リズムが合うのでしょうか一針一針縫うごとに、本当に願ってしまうのです。私は、どうしても子供たちの幸せが、美しい地球を約束するのだと信じているのです。お店の名前でもあるエレファント=象が、人間が持っている良い部分だけをもって生きていることを知っていますか?人の世界の戦争や憎しみがありません。年の暮れに人々の平和を祈ります。

写真は、3ヶ月という短い滞在の後、ニュヨークへ帰っていったお友達まりちゃんとレイチェルちゃんです。旅立つ前日の夜にわざわざお店に私を訪ねて下さいました。覚えたたくさんの童謡を大きな声で歌ってくれました。また必ず戻ってくると伝えてくれました。私は、少しじーんとなりました。


2002年12月10日 こどものこころ
8月の後半から、仕事量が多く時間の綱渡りをしているうように過ごしていました。10月の前半に紹介された雑誌の影響から私がハンドメイドで製作している、ベビードールシリーズの小物の作品にご注文を多く頂き作品を制作する傍ら、(既に3ヶ月お待ちいただくようになっていて、本当に待って下さっている方に申し訳なく思います。そもそもシリーズの小物は、身長と体重を合わせて作るベビードールをご注文下さった方への私の嬉しかった気持ちから、少し幅を広げて、そのお子さんのために製作し、生まれて間もない頃から使って頂き記念に残せるハンドメイドの小物を作りたいという思いで生まれました。ハンドメイドで物を作ることがとても時間のかかることをどうぞご理解を頂きたくなにとぞお願い申し上げます)

そして、その製作の渦のただ中で絵本作家のエリック・カール氏の美術館(マサチューセッツ州)の開館記念のパーティーやレセプションに出席し、憧れのターシャ・テューダーさんのお宅(バーモント州)を訪問し、87歳のテューダーさん自らが大きなティーポットからお紅茶を入れて下さり、「お砂糖は?ミルクは?」などと大きな薪ストーブの前の椅子に腰掛けて1時間半のお話をしていた私は、本当に私だったのかしら…と、

又、体力勝負だったえほん作家の大島妙子さんとのモロッコ取材旅行。この体験は、本当にいい勉強になりました。降るような星空の真夜中(深夜2時過ぎ)のサハラ砂漠をらくだに乗って歩いたのです。それから、砂丘の上に腰を下ろして夜明けを待ちました。この星に生まれた私を発見しました。

それらの報告も書きたいと思いつつ、やはり、今は、ご注文をして下さった方を優先させて頂きたく縫い物中心で私の体を使いたいと思います。

それでも、今日、この日記を書きたい気持ちになったのは、昨日午後5時過ぎに幼稚園児のまいちゃんが、お母さんと一緒にお店に訪れ、私にえほんを読んで欲しいと,つぶらな瞳で見つめられたのです。お母さんが私に、「松居直さんのテレビ(再放送)見ましたよ。まいちゃんと遊びながら見たから、集中できなかったけど…」
松居直さんは、私がとても尊敬している方で、えほんの世界の大家です。絵本は、「大人がこどもに読んであげるもの」とおっしゃってご自身のすべてをかけてえほんとは何かを伝えておられる方です。実は、一年程前にNHKの番組制作に係わる方から、講師のリクエストを聞かれ、第一にあげたのが松居直氏でした。それが内定し、この12月から放映が始まりました。(毎週(水)11:00pm教育テレビ・人間講座「えほんのよろこび」)(皆さんもぜひご覧下さい)まいちゃんのお母さんは、そのことを私に伝えるためにお店に立ち寄って下さったのでした。そして、お母さんの「…集中できなかったけど」のあと、すかさず、まいちゃんが付け足した言葉は、「こどもがえほんを好きなのは、読んでくれる人と一緒にいられるのが嬉しいから…って言ってた」5歳のこどもに諭される思いでした。私は、宅急便の集荷が間に合わなくなりそうなあせりの気持ちを捨て、まいちゃんとソファーに座って本棚にあって目にとびこんだゾロトウの「いっしょって うれしいな」をゆっくりと読みました。この絵本は、早く読むと1分で読めます。しかし、こどもは、絵を読んでいるのです。だから、ゆっくりと、まいちゃんの目が今どこを見ているか確かめながらゆっくりゆっくり読みました。
というわけで、本日私は、朝の5時起きをして雪の翌日、冷え冷えとした朝の空気の中、あったかい気持ちでお店に早朝からやってまいりました。仕事が多くて早起きしなくてはならないという意味では、ありません。それくらい、うきうきした気持ちを小さな子供が私に与えてくれたということです。まいちゃんが、大きな大きなオブジェをかかえて、見せに来てくれました。紙でできたお人形や、素敵なものをみんな手作りしたそうです。さっと帰ってしまうところを「待って待って」と写真を撮らせて頂きました。


2002年8月15日(木) こどものは、昔から普遍なの?
しばらく前、お店の前の細い路地で二人の男の子がキャッチボールを始めました。日がな一日しているのを、なんとなく「いいなあ」「このあたりでは、めずらしいなあ」「こどもたちは、いつまでも普遍だなあ」と思いながら気にしていました。

その子たちは、イラン、イラクといった中東系の顔だちで、どうやら、近所のビルの中にある工務店の事務所で寝起きしているらしいのです。住居の設備は、なさそうなので、たぶん応接セットのソファーか廊下あたりで寝ているのでしょう。陽が沈んで街燈の明かりがともっても ぱすっ ぱすっ というボールをキャッチする音が聞こえ、小さな子の方が、キャッチしそこねたころがってくるボールをお店の前まで何度もおいかけてくるのでした。ある日、私は、看板をしまおうと、店の外に出ました。すると私の足元に、勢いあまったボールが転がってくるではありませんか。転がるというより、イレギュラーバンドしてくるといった様子。よく見て拾うと、それは、新聞紙をまるめて茶色のガムテープでぐるぐると巻いて作ってありました。親が作ったのか、彼らが作ったのか…。声をかけても、言葉が返ってきませんでした。たぶん日本語がわからなかったのでしょう。彼らの姿は、一週間ほどで見られなくなりました。日本の物質の豊かさは、人の心に必要な何かをどんどん少なくしていくようです。だからこそ、子供の環境のほとんど全てをになっている親は、慎重にならなければならないと思います。与えれば与えるほど、想像の力は、しぼんでいくのです。それでは、何も与えなければいいかというと、そういうものでもなく、与え方の問題は、深いと思います。新聞紙とガムテープで作った玉でも、飽きずにバネのようにかけまわる男の子の姿は、やはり、現代の日本では、もう見られないでしょう。雨の日に路地に流れ込んだ泥を見てお客様のお子さんが「きたなくて、くつがよごれるからあるけない」と、おかあさんに言っていた言葉を思いだしす。その言葉の持つ意味は、くつが大事だから大好きなくつが汚れるのが嫌だというものでは、ないのです。それが現代の日本のふつうの子供の心の内なのでしょう。しかし、私に、伝説だなと幾度も思わせる「こどもたちは、いつまでも普遍だ」は、ある日、別の形で、やはり、思いなおさせられることになるのです。そんなエピソードのひとつ、それは、ほんの少し前のこと、私がお店の床のぞうきんがけをしていた時でした。お客様のお子さんの一歳3ヶ月になるさあちゃんが、そんな私の姿を見ていました。私のそばに来て「ぞうきんがほしい」というゼスチャーをするのです。当然まだ言葉のしゃべれる月齢では、ありません。私は、さすがに汚れたぞうきんをわたすことができず、なぜなら、その月齢だと、まだ口にもっていく子もいるのです。代わりに、お手拭にしているタオルを彼女に渡しました。すると、どうでしょう、彼女は、しゃがんで、お店の床を拭きはじめたのです。私から私のぞうきんがけの姿は、見えないけれど、彼女を見て、彼女から見えた私の姿がそこにありました。私は、「こういうことなんだな」と実感しました。日本人が床にはいつくばって、ぞうきんがけをしていたなんて、それこそ伝説になっていそうな現代において、身長70cmほどの一歳のさあちゃんのまじめな表情がそこにありました。夏の夜は、ベランダで、夕食も仕事の残りや、読書もしてしまう私です。クーラーは、全くつけずに夜風に吹かれています。部屋の中は、30ワットの間接照明がひとつ。ベランダの机の上には、やはり30ワットの読書灯ひとつだけ。とっても気持ちがいいのに、首都高速をはさんで遠く、はすむかいに見える100世帯くらい入っていそうな大型マンションの窓は、どれもしめられカーテンが風に揺れることは、全くありません。カーテンのすきまから見えるのは、明るい蛍光灯と、めまぐるしく変わるテレビの赤や青い光です。夜風に吹かれながら私は時々空を眺めて、月や雲の移動や流れ星を見ます。そんなふうに過ごす私においても、自分と自然と近代の物質文明との調和を図るのは、並大抵では、ありません。今日は、ため息がでるほど可愛かった, さあちゃんの「ぞうきんがけ」の写真を見てください。


2002年5月31日(金) 魔法を使うお母さんお父さん
店先にベビーカーが止まって、1歳になったばかりの男の子のお母さんから「どうぞ」と、中くらいのずしっと重い紙の手さげ袋を頂きました。中をのぞくと、白いケーキが入っていました。ケーキは丸い型に入っていて、容器の口は、サランラップがかかり、口は、赤い輪ゴムでとめてありました。ベビーフードの小さな空き瓶に赤いブルーベリーソースが入っていて、そっと、花柄ペーパーとフォークが添えられていました。容器を紙袋から取り出しすと、容器の下には、冷たく冷やしておくための小さなアイスノンが敷いてありました。それは、手作りヨーグルトケーキのおすそわけでした。
「いくつですか?」と尋ねると、右手の人指し指を一本たてて教えてくれるようになったお子さんの目は、とてもきらきらしていて、それにまさるほどに、お母さんの目もきらきらと輝いていました。そういえば以前、ふと気がつくと、お店のレジのカウンターのまんなかに可愛いお弁当の包みが置いてあって、「おや、なんで、こんなところに…?」と思った時、お客様が振り向いて「あの、どうぞ、よかったら、お昼に召し上がって下さい。娘と同じお弁当です」と、おっしゃって、私の顔を見ました。その方は、娘さんが通い始めた園でお弁当が始まって、初めて作る我が娘のお弁当を私のためにもわざわざ作って持って来てくださったのでした。
お昼になって一人で静かに蓋を開けると、小さなおにぎりが数個、丁寧に味付けされたおかずが数種類、野菜、楊枝のついたフルーツ、どれも、お子さんの口に合わせて小さく作ってあり、これまた小さなお弁当箱に美しく詰められていました。栄養が体にいきわたるような、お弁当をいただきながら、私は、なんだかほっとするような、わくわく嬉しくなるような、そんな気持ちになりました。
ある日、3人の年子の子供を持つお母さんが「お昼にどうぞ」と、差し入れをして下さったことがありました。紙の手さげ袋の中には、大きなビンに入ったできたての暖かいスープと大きなケーキの箱。箱の中に入っていたのは、焼きたての手作りロールパンが山ほど。2つの小さなタッパーには、種類の違うジャムが添えられていました。お昼になって、一人でしみじみとありがたく頂きました。トマトのスープを頂いた時の、にんじん、玉ねぎ、セロリの細かく小さく四角く揃ったみじん切りの包丁の切り口の冴えわっていたことに驚愕し。ロールパンのおいしさに、ほっぺたが落ち。きわめつけは、ロールパンを6個も食べてまだまだ山ほどあるロールパンを包むように敷かれていた、ロールパンを美しく際立たせていたペーパーの端がペロリと下に折れて、そのかげから、お持ち帰り用のビニール袋と袋の口を止めるための平たいピニールワイヤーが出てきた時、私がどんなに心を動かされたかおわかりになるでしょうか?
さて、今日のお写真は、海の近くに引越ししても、家族で訪ねて下さった、パパ似のゆうきちゃんとママ似のまゆかちゃんの姉妹です。お姉さんのゆうきちゃんが初めてお店に来たのは、お母さんのお腹の中にいた時。今日は、自分で作った数々の作品の写真を持参して下さいました。まゆかちゃんは、自分のお洋服を自分でコーデイネイトします。私も、彼女がコーデイネイトする時の機敏な動きに本当に感心してしまいました。そんな彼女たちのお父さまの目は、いつもまっすぐを見ていて、お店に来ると、子供たちに絵本を読んであげたり…。休日には、ピザを生地から作ったり、そば打ちをなさるそうです。「子供たちにまかせておくとうまくいく」っておっしゃるお母さまは、お砂糖のように優しい方です。私の前に現れて、私を幸せにする魔法を使っていくお父さん、お母さんたち。魔法使いの心は、広く、深く、ゆったりしていて。きらきらの瞳をもっています。


02年4月30日(月) えほんと私の一コマ
お客様や友人から、お母さんの気持ちが安らぐようなえほんがあったら紹介してほしいと尋ねられる事が多々あります。それで、自分でもゆっくり考えて文章にしました。

私は、えほんが大好きですが、それ以上に、えほんを赤ちゃんや子供たちに読んでいる時に、子供たちの目が、私の目と絵本の絵と新しくめくられたページの絵を見て動いていく様子や、絵と語られた言葉から、えほんの世界に入ってまばたきもせずに集中して何かを感じている子供たちの目、表情、姿の表現に本当にみとれてしまうほど子供たちが魅力的であるということがあります。その上、おはなしの展開にほっとしたのか、「よかったねえ」というように小さな子供たちの視線が私に移って、ニコっとされると、私も「そうねよかったねえ」という目で、子供たちを見ます。心の通い合いがおこります。子供たちと私が一冊のえほんから同じ気持ちを共有するのです。この気持ちの共有は、私の心をほっこりとあったかくします。

えほんを大人が黙読する場合は、どうしても字を追ってしまって、字と絵が生で結びつかない平面的な狭い世界になりがちです。その次元でも、すばしいと、感動が起こるかもしれませんが、えほんの世界を心から信じて喜びを共にしたいと思っている大人に読んでもらった時には、その人の声、体、心の世界が自分の中で立体に立ち上がって生きて動き出して心に届きます。

子供の時は、私は、読んでもらう側で、大人になった現在も誰かに読んで欲しいと心から思いますが、なかなかそのチャンスに恵まれません。それで、読む側としての立場になりがちです。しかし、自分が、えほんを黙読する時より、はるかに子供たちに読んであげているときのほうが、自分もえほんの世界にわくわくどきどきするのです。その気持ちは、私を、喜びでいっぱいにするし、私の気持ちをゆったりとさせます。

ですから、えほんという物体がお母さんの心をゆったりさせる絵本は、ない、といったら言い過ぎかもしれませんが、そう言いたいほどです。なぜなら、お母さんというのは、子供がいるからお母さんです。子供は、お母さんと一緒に遊びたいのです。読んであげることで子供たちの心にえほんの世界があふれるばかりに展開して、自分にこどもたちの躍動の気持ちがこぼれてやってくる。そのおこぼれは、自分で、絵本を黙読する体験の何百倍も楽しいです。そのことを知ったら、赤ちゃんや子供にえほんを読んであげることのできる環境にいることが本当にありがたい、という気持ちでいっぱいになると思います。この体験を通してのお母さん、又、大人の心をゆったりさせるえほんは、数え切れないほど、あげたらきりがないほど存在します。と私は、思うのですが。

年齢に関係なく特に私がよく読むえほんを3冊ご紹介。
 「おつきさまこんばんは」 林明子さく 福音館
 「いないいないばあ」   松谷みよ子・瀬川康男え 童心社
 「もこもこもこ」       谷川俊太郎・もとながさだまさ絵 文研出版
  
お店でのえほん読みのときの一コマです。うらやましいことのひとつ、子供たちの心と体がひとつになっていること。

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